日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 浦和競馬場 > 浦和競馬場 その16 〜日程は少なくとも〜
浦和競馬場。疾走する馬をながめるファン。
*浦和競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は浦和競馬場レポートその1からどうぞ。
さてさて、場内を回ってメシを食ってとここまで浦和競馬場をゆるゆるとご紹介してきた。南関東にあってどことなくローカルな雰囲気を醸している浦和競馬場の空気を感じて頂ければ幸いなところである...
日程的には月に一週ほどしかないが、白熱したレースが行われている。
南関東は4つの競馬場があり、騎手・厩舎の激戦区になっているのはご存じのことだろうと思うが、その中でも人馬とも比較的層の薄い浦和勢は厳しい戦いを強いられている。
こうしてこの記事を書いている2012年8月時点での、南関東のリーディング騎手争いに浦和所属の騎手は1人も10位以内に入っていない。
また浦和所属の馬は南関東の重賞戦線でも活躍できるレベルにほとんどおらず、浦和記念、さきたま杯などに浦和所属の馬が一頭もいないなどの事態も起こっている。
他場との切磋琢磨の結果なので悪いわけでもないのだが、「レベルが低い」というレッテルは競馬場運営にあたりあまりいいものではないだろう。アイドルホースやアイドル騎手の創出ほか、多少キワモノ路線のキャンペーンになってもいいのでもう少し浦和競馬を盛り上げる的な動きがあってもいいだろう。辛辣な言い方をすれば、そもそも浦和競馬場自体が「南関東のキワモノ」なのだから。
ホームページなどを見ていても、シンプルで見やすいのだが、内容は何の変哲もなく、おもしろくもなんともない。高知競馬が場外馬券売り場のおねえさんにまでブログを書いてもらっているのとえらい違いだ。どうも現状に甘んじている感じがしないでもない。
あの名古屋競馬でさえ、ホームページを刷新し、濃ゆい予想屋の面々をいい感じで紹介したり、濃ゆい食堂のメニューを紹介たりしているのだから、浦和も何かやったらいいのに、と思わずにはいられない。
せっかくギャンブルの盛んな土地で、人口も多い土地にあるのだから、もう少しお客集め「必死のパッチ感」があるとより魅力的な競馬場になると思う。
この民家スレスレ感も何かセールスポイントにならないだろうか。花やしきのローラーコースターが民家に突っ込みそうなスリルを売りにしているのだから何とかなるだろう。さすがにならんかw
だからというわけではないだろうが、浦和競馬場においては騎手や係の方などそこにいる「人」に非常にホスピタリティがあるように感じる。売店のおばちゃんもそうだし、騎手のみなさんが入場門入ったところでファンをお出迎え、などもたまにある。ファンにとっては非常にありがたい話だ。
荷桁も昨2011年末に浦和競馬を訪れた際に、騎手のみなさんがパドックに集まり、ファンにメッセージを送るというイベントに出くわした。
騎手を代表して挨拶したのはベテラン見澤騎手。
最初はカンニングペーパーを手に無難な挨拶をしていたのですが・・・
「これ毎年同じこと書いてあるんですよね」と急にぶっちゃけた話をしたうえで、ご自身の言葉でファンへの感謝の言葉を述べ始めたのである。震災が起こって、競馬界自体がどうなるのやら・・・という年でもあったのでいろいろ想いもあったのだろう。飾り気のないほっこりした非常にいい挨拶でした。
最後は記念品を一人一人の騎手が投げ入れ。
このイベントでもわかるように浦和競馬場は非常に普段着なところが魅力的な競馬場である。まさに埼玉県の競馬場といった感じか。もう少し必死のパッチでやってもいいだろうと申し上げたが、これはこれで大きな魅力というのも一方でわかる。
現役のファンとしては浦和競馬がどうなっても笑って受け入れるべきなのだろうな。ひとまず、お次は黄色いカレー食いに行きます。
というわけで浦和競馬場レポート一旦おしまいです。
浦和競馬場 アクセス:
・◎本命南浦和駅から送迎バスが一番無難。本数も多く、無料。
・○対抗
一応、南浦和から歩く手もある。15分~20分ほど。道中はほとんどお店はなく、閑静な住宅街を歩く。運動不足ということなら御一考を。
・▲穴
ご紹介したとおり、JR浦和駅から歩く手もあり。こちらは商店街などを通る。
浦和競馬場 宿泊:
・◎本命泊まりがけで行くケースもあまりないと思うのだが、もちろんアクセスという観点からは浦和・南浦和駅周辺が便利。
ホテルニュー埼玉
ホテルメッツ浦和
浦和ロイヤルパインズホテル
このあたりが安くて無難でしょう。とはいえ、浦和競馬場の開始時間は朝遅く、しかもナイターでもなく終わりも早いため、宿はよほどのことがない限り都内で充分でしょう。
・○対抗
じゃあ都内のどこがいいんだい?と聞かれれば、それは南浦和にアクセスしやすい、京浜東北線沿線、もしくは赤羽・池袋などではないだろうか。個人的には赤羽の居酒屋にかなりのスペックを感じているのでオタッキーな方には赤羽をプッシュする。次にオススメは観光もできる上野あたりだろうか。ただし価格帯は赤羽が圧倒的に安いので赤羽のビジネスホテルを2軒挙げておこう。
ホテルミッドイン赤羽駅前
スーパーホテル東京・赤羽
主なレース:
浦和記念とさきたま杯がダートグレード。中央勢が手薄だと荒れますよー。ほか南関東牝馬三冠の1つ桜花賞、オーバルスプリントなどが一線級が集う。
>>次の記事へ
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浦和競馬場 その1 〜南浦和からバスでアクセス〜
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浦和競馬場 その16 〜日程は少なくとも〜
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