そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

園田競馬場　その９　～配管偏愛～

園田競馬場スタンドをあらためて見上げる

＊園田競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は園田競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて、大晦日ではございますが、早くも９回目を数えました、園田競馬場レポートの続きでございます。

　ここまで園田競馬場のメインスタンドを中心に、その様子をだいたいご紹介してまいりました。園田にはメインスタンド以外にも、第四投票所など、スタンドに付帯する形での建物も存在しているので、今回からのレポートではそちらをご紹介していくのが話の流れとしては筋であります。

　しかし今回のレポートではそちらに移る前に、園田競馬場メインスタンドの萌え萌えポイントを少しばかりご紹介させていただければと思います...

　そもそも、競馬場のスタンドに萌え萌えポイントなんつーもんがあるということ自体、一般の健常者には理解しがたい部分ではあると思うのですが、わたくし荷桁は何を隠そう、団地、工場、水門、鉄道、ジャンクションなどの人工物をはじめ、他にも路地、坂道、市場、レトロな物件などに異様な興奮を覚えると言うド変態であるがゆえに、競馬場のスタンドに対してもそれらに該当する萌え萌えポイントを発見すると異様に興奮し、バシャバシャとカメラのシャッターを切ってしまう癖があるのです。

　というわけで、今回は荷桁の個人的な性癖におつきあいいただくだけの回になるかとは思いますが、世の中にはこういう眼で競馬場のスタンドを眺めているド変態もいるんだなあという、ある意味新鮮な気分でレポートをご覧いただけますと幸いです。

　個人的に、園田競馬場のメインスタンドでの一番の萌え萌えポイントは「配管」である。競馬場の配管に関しては大井競馬場レポートや佐賀競馬場レポートでも触れてきたが、古いスタンドの場合、壁や天井内に配管ができず、後付け的にむき出しの配管が設置されることが多く、その詰め込み具合の妙が非常にそそるという状況が出来上がるのである。え？全然そそらない？まあ、そうおっしゃらず。

　園田の場合、まずそのスタンド内の天井の配管が素晴らしい。多くの管が所狭しと並んでおり、非常にフォトジェニックである。その間を縫うようにして、非常扉の看板や照明がぶら下がっているというのも何ともオツである。

　天井が低いところではすぐそこにこれらの配管・配線を望むことができる。まるで戦艦や潜水艦の中にいるかのような気分だ。実によい。

　電気系統もまさに複雑怪奇。照明だけでなく、場内モニター、券売機などに電気を送らなければならないこともあり、管だけでなく電線もいたるところに張り巡らされている。たまらんのう。

　こちらはスタンド３階部分の配管だが、もはや競馬場のスタンドというより、何かの工場にしか見えてこない出で立ちである。

　そして、場内のハイライトは何といってもこちらのダクトである。馬券オヤジのたちの頭上にずらりと並んでいる様はまさに圧巻である。

　これらのダクトは空調として機能しており、冬場なんかはここから温風が噴き出してくるので非常に分かりやすい。夏は暑く、冬は寒いスタンド１階の一般席ゾーンにあって、実にありがたい存在なのである。

　さらにスタンドの外に出ると、これまた非常にファンキーな配管たちにお目にかかることができる。

　なんと美しい・・・。これはたまらんのう。

　いや、みなさんどうですか、園田競馬場の配管たち。いいもんでしょう？これまで多くの地方競馬場を訪問しましたが、この配管の妙に関しては園田競馬場はなかなかの猛者であります。

　みなさんも園田競馬場に行かれた際にはぜひともこうした配管にも注目していただき、その妙をしかとご覧いただければと思います。

　・・・確実にファンが減ったなこのブログ。

　次回以降はなるべくフツーに園田競馬場をご紹介してまいります・・・。