カイントン競馬場 その2 ~カイントンカップ2008~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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カイントン競馬場
カイントン競馬場入口


*カイントン競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。





 さて、メルボルンカップの翌日、カイントンカップレポートの2回目です。
 メルボルンから列車90分+徒歩20分をかけてやってきて、牧場のようなところを抜けるとカイントン競馬場の入り口がようやく現れる。写真をご覧のとおり、田舎町の町外れにあるカイントン競馬場は、競馬場的な雑然さなどみじんもなく、一見、公園かキャンプ場かなにかの入り口のように見える...

しかし、レースコースと書いてあるからには、競馬場なのだろう。
 まだ、レース開始時刻のかなり前だったのだが、車で早めに来ている地元客を中心に結構な人出である。
 

 とりあえず、入場してみるかということで、人がぱらぱらと歩いている方向に向かう。
 飲酒運転に厳しくしているのか、場内の物販に影響がないようにするためか、手荷物検査が行われていた。と言っても、カバンの類を持ったお客に、アルコールを持ってないか?みたいなことを声かけするだけなので、構えるようなものでもない。


カイントン競馬場
カイントン競馬場 入場券売り場


 木々を抜けてコースの脇まで近づいていくと、入場券売り場を発見。

 入場料は大人一人20ドルと、ムーニーバレーを上回る高さ。田舎の競馬場のわりに、かなり高い気がするが、後から調べてみると、この競馬場もオーストラリアらしく、年に数回しか開催しかなく、開催日=イベントデーのようなものらしいということが分かった。まあ、今日はカイントンカップという一年で一番大きなイベントだし、鉄火場のような感覚で来る人もあまりいないのだろう。


カインウトンカップ

 入場券売り場であわせて公式プログラムも購入。一冊5ドル。メルボルンカップのものに比べて見た目は貧弱だが、内容はしっかりしている。

 ちなみに下のCompass Windows というのは今回のカイントンカップのオフィシャルスポンサー。どこぞの大企業家と思いきや、調べてみると、カイントンの街にあるショーウインドウなどの製作を生業にしている個人商店のようであった。
 たしかに、地元密着型のこのレベルの企業であれば、街で一番のイベントに名を冠して、公式プログラムでも大きく広告が載れば同業内での知名度は抜群になるだろう。地域コミュニティーに貢献している感も醸し出せて一石二鳥だろう。

 競馬が地域社会に溶け込んでいるとこういう使い方もできるんだな、と感心。日本もこういう方向性に何とか持っていけるといいんだが・・・。


カイントン競馬場

 入場券売り場を抜けて進むと、カイントン競馬場のスタンドが現れる。
 見ての通り、数百人くらいしか収容できないと思われる大きさだ。日本では見たことないくらい小さい。これまで見たことのないタイプの競馬場にテンションも上がる。


 さて、無事に競馬場のスタンドまでたどり着けたところで、もう一度だけ話を整理しておこう。

 この日荷桁が見に来たレースは毎年カイントン競馬場で行われている「カイントンカップ」というレースである。既出の説明の繰り返しになるが、オーストラリアでは競馬は博打であると同時に、人びとの重要な祝祭の日でもある。ちょっとした田舎町なら大体のところに競馬場があり、そこで年に数回行われる競馬開催は町の貴重な娯楽・イベントとして人びとの生活に潤いを与えているのである。

 もちろんメルボルンから100キロ以上離れた人口6000人程度の田舎町、カイントンでもこの伝統は生きている。このカイントンカップの日にはこの町のお店は全て休業になり、町の人びとは競馬を見るために競馬場へ集うのである。


カイントン競馬場
カイントン競馬場の観戦風景。競馬というよりピクニックか運動会といった風情。

 既にご紹介したフレミントン競馬場やムーニーバレー競馬場とは違い、年に数回だけしか開催のないカイントンのような田舎の競馬はオーストラリアの競馬界では「カントリー」というランクに属している。ちなみにフレミントンなどは「メトロポリタン」その下が「プロヴィンシャル」となっていて「カントリー」は一番下の格付けだ。
 日本だと、施行者の違いで「中央」「地方」などと分けられているが、そういう概念ではなく、あくまで開催規模によるランク分けがなされているだけで、カントリー競馬場でもTABによって分け隔てなく馬券は販売されている。


 とまあ、そんな歴史を鑑みた上で、カントリー競馬を見に行くことは開拓地オーストラリアの風景の原点を見ているかのようですごく楽しいものになるのである。

 説明が長くなりましたが、ともかく、年に数回のカイントン開催にふらっとやってきて、その様子を少し覗き見してみましょうというのが、今回のレポートということです。


 次回以降もしばらくカイントン競馬場をご紹介していきます・・・。



  



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