日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > クランジ競馬場 > クランジ競馬場 その11 ~クランジ競馬場のスタンド1階南側~

クランジ競馬場のスタンド1階南側売り場の鉄火場感
*クランジ競馬場レポートのつづきです。
初めからお読みになる方はクランジレポートその1からどうぞ。
どうも荷桁です。今回もクランジ競馬場レポートをつづけてまいります。
前回のレポートでスタンド1階の北半分をやりましたので、今回はスタンド1階の南半分をやっていくことにしましょう。
いきなり北半分とか南半分とか言われて訳が分からないぞという方は、前回のレポートないし、競馬場の概要を説明しているこちらのレポートを先に読んでいただけると話が早くて助かりますので、よろしくお願いいたします。
それではさっそくまいりましょう。クランジ競馬場1階のもう半分でございます...

ってなわけで、クランジ競馬場のスタンド1階の南側を見ていくことにしよう。
皆さんもうある程度クランジ競馬場のスタンドの構造を知っている前提で進めておりますが、スタンド1階は真ん中あたりに馬道(いわゆるパドックから走路までのはなみち)があって、そこでフロアが分断されているような形になっているので、まず、この馬道をこえて向こう側(南側)に行ってやる必要がある。
スタンドの中には行き来できる通路は1階にはないので、北側から南側に行こうと思った際には、基本的にスタンドの外側(パドック側)から行くイメージとなる。
このパドック周辺にはまたいろいろ空間が広がっているのだが、そのあたりはまたの機会に詳しくやることにしよう。

しばらく行くとはなみちが現れる。特に出走各馬がパドックから走路に行くタイミングでなければこんな感じで行き来ができるので普通に南側に行くことが可能だ。当然のことだが、馬が通過するときは閉まっているので行き来できないということになる。

ちなみに、当然スタンド2階を経由すれば行き来できるようになっている。先ほどの馬道を跨ぐような感じでエスカレーターもあるので、その辺はご安心だ。

さて。1階からでも2階経由でもいいが、ひとまず、1階南側までやってきたら、またスタンドの中へ入るということになる。

おさらいになるが、1階フロアは馬道(はなみち)でこんな感じで分断されている。この図で言うところの下が走路、上の半円になっているところがパドック、みたいなイメージだ。以前にご紹介した北側が右側なので、今回は左側を見ていくことになる。

マップ内にはちょいちょい階段やらエスカレーターの表示があるが、こんな感じでスタンド内にも2階への階段やエスカレーターがある。ただし、荷桁が訪問したコロナ後は、2階フロアのほぼすべてが閉鎖されていたので、階段なども閉鎖されているものが多かったようである。

さて。それではクランジ競馬場スタンド1階南側を見ていくことにしよう。
写真右側に写っている謎の屋台みたいなものは新聞売り場である。ここで売ってたのか、ここに放置されていたのか分からないが、とりあえず、訪問時はここでは新聞の販売はなかったということになる。入口に近い北側で買わないとアカンということですね。


当然と言えば当然だが、スタンド1階の北と南で何か大きな雰囲気的な違いがあるかというと、そういうものはない。北側と同様、スタイリッシュなスタンドという感じである。まあ、入口に近い北側と比べて、やや人が少ないかもな、という程度である。

さて。では、例によって、スタンドの構造を確認しつつ、嘗めるようにスタンド1階南側を見ていくことにしよう。何せもう競馬が開催されないスタンドですからなあ。
まず、スタンドを横につなぐコンコースである。前回も言ったとおり、クランジ競馬場のスタンド1階はスタンド裏手側と走路側にコンコース的な空間があってそこを梯子状につなぐ感じで売場があるという構造になっている。まあ、よく分からない場合は、よく分からない状態で読み進めていただいても特段問題ないのでOKだ。

こちらが走路側のコンコース。こんな感じで馬道(はなみち)からずーっとスタンドの隅までコンコースが伸びているようなイメージだ。


この走路寄りのコンコースからは当然のことながらスタンドの外側に出ることが可能になっている。このへんは日本の中央競馬でも似たような感じになっているのでイメージしやすいだろう。

その入口付近には両サイドにカード式の券売機が並ぶ。日本でもこういう便利なところにUMACA投票マシンでも並べておけば利用者が増えそうなものだが。

さあ、それではさらにじっくり1階南側フロアを見ていくことにしよう。まずは南側の中でも最も北側(ややこしいな)、すなわちパドック→走路の馬道(はなみち)に近いエリアの売り場からだ。

馬道(はなみち)寄りの売り場はこんな感じだ。


最近、日本の競馬場でも多く見られる仕様だが、クランジでも、こんな感じで馬道を通って走路に向かう馬が見られるようになっていた。もっとも日本の多くの競馬場でこんな感じのリニューアルがされるより遥かに前にクランジではこうやって見られる構造になっていたと思うと、いろいろ複雑な気分になりますな・・・。

はなみち寄りの売場はこんな感じの有人窓口であった。






以降、通路ごとに馬券売り場があるが概ね、北側と同じように、一面壁があったり有人窓口があったり、券売機があったりという感じが続いていく。

一方で走路側はこんな感じで結構な数のベンチとモニターが並んでおり、ゆっくり腰掛けながら予想する分にはいい空間であった。


モニターは当場だけでなくオーストラリア、香港、さらには南アフリカやイギリスなど遠隔地のオッズやレース情報もあったりした。詳しい人にとっては字の全き意味で「一日居られる場所」だったに違いない。



この走路側の空間にやたらとモニターとベンチがあるという傾向はスタンドの最奥まで変わらず続いていく。


スタンド1階南側の最奥部には大きな壁があるのだが、ここにもモニターとベンチが大量にあった。さすがにスタンドの隅の方ということもあり、空間の使い方がやや贅沢と言うか、ちょっと持て余している感じはあるな。
まあ、日本の中山競馬場のように、老人たちに新聞でワシワシ占拠されたりしない分、こちらの方が快適でいいが。

この最奥部に進んでいくと、あまりそういう雰囲気がないのでびっくりするが、フードコートがある。

見ての通り「フードコート18」と書いてある。別に1~17が別途あるわけではないのだが、何が由来の18なんだろうか・・・と思って、調べてみたらAIが以下のような回答を返してきた。なるほど。
「中華圏では、数字の「18」は一般的に「十八(shíbā)」と発音され、縁起の良い数字とされています。特に、広東語で「確実に金持ちになる」という意味の「實發(shì fā)」と発音が似ていることから、ラッキーナンバーとして好まれる傾向があります。」

気になるフードコートの中身は後日紹介するとして、クランジ競馬場のスタンド1階南側の様子はいかがでしたでしょうか?
スタンドの様子がつづいておりますが、記録に残す意味でも、まだまだじっくりクランジ競馬場スタンドの様子を見てまいりますので、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます・・・。


>>クランジ競馬場レポートその12へ
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