ニコシア競馬場 その17 〜ニコシア競馬場ナイター〜 そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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Nicosia Race Course
ニコシアパドックの上に。ぽっかり月が上がった。


*ニコシア競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。



 さて、ニコシア競馬場レポートも長々と続けてきたが、ここらで打ち止めとさせていただこう。と、同時に地中海競馬場巡りレポートもおしまいということになる。

 ここまで見てきたとおり、ニコシア競馬場のレースはあくまで、淡々と、27分のレース間隔を保ちながら進み、日が落ちたら照明をつけてナイター競馬へと変化する。それはもう淡々としているのだ...

Nicosia Race Course


パドックにも照明がともる。何となく上から眺めていると、日本のナイター競馬とはまた違った雰囲気がする。人がどやどやしていないのでどちらかというと高知のナイターが淡々と進んで行く感じに近いかもしれない。


Nicosia Race Course


 しかしまあ、競馬に関係がないのであれだが、訪問した日はものすごく空が奇麗で、まさにトワイライトという風情であった。山に夕日が落ちるのでこれがまたいい感じに空の色が変わって行く。馬券以上に印象的な空の景色であった。いい色してるよなあ。


Nicosia Race Course


 そんなセンチな思いの中、レースは淡々と進む。そして前述のように北キプロスのプロパガンダイルミネーションが背後の山でピカピカ光る。まあ、あのマークを見ても何の感情も抱かない身としては、こうして遠景で見る分にはわりと奇麗なのかなあなどとも思ってみたり。わりあいシュールな光景だ。


Nicosia Race Course


 日がとっぷり落ちるとスタンドの照明もがっつりつく。
 小さいスタンドながらなかなか光量があり、ターフビジョンがない場内でもそんなに困る事なく競馬観戦は可能である。



 さて、おそろしいほど淡々とした文章であるが、そのままフツーにニコシア競馬場はこの日のレースをすべて終えた。

 最終レースはキプロス産馬のハンデキャップ12頭立てということで、さっぱり分からず見事に外れてしまったが、まあ、全体ではちょっと負ける程度ですんだので新聞もなく、初めての競馬場ということを思えば、ましな結果である。同じナイターでも、何回も行って新聞持っていても大井や川崎では大出血することもままあるわけだし。



 総括すると、ニコシア競馬場は悪く言えばフツーだが、よく言えば非常におだやかで、そして人々の日常に溶け込んだ競馬場であった。同じ地中海地方でも地中海ダービーのあったマルサ競馬場ほどのわいわいがやがや感はないけども、キプロスダービーや重賞のときにはしっかりとファンが集まる土壌があるだろうなというくらい、しっかりと競馬の楽しみを理解したファン層が年齢を問わず存在しているなあという感じがする。

 キプロス産馬のレースもあり、おそらく国内の牧場では馬産も行われているのだろう。場外発売網のしっかりしたところを見ているかぎり法整備もしっかりこれをバックアップしているであろうことが予想される。


 既に申し上げたかもしれないがキプロスにはパチンコもカジノもないので(カジノは北キプロスにあるっちゃある)、競馬はこの国のオヤジたちの射幸心をサッカーくじと共に大きく担っているだけあって、ちゃんとした文化として存在しているのもうなづける。


 ひとまず、イギリス人によって占領された小さな島国、マルタとキプロスには非常に魅力的な競馬文化が根付いているということが今回の訪問では明らかになった。みなさんも地中海地方にお出かけの際は是非とも競馬場も観光コースに加えてみてください。



 ちなみに。

 ニコシア競馬場の最大の弱点は帰りの足であった。

 ひとまず、時間もあるし、帰りはバスで帰るかということで警備員っぽい人に一番近いバス停はどこ?ときいたところ「そんなの分からない!」と言われてしまったのである。知らないってなんやねん、と思っていろいろな人に聞いてみたところ信じられないことにみな一様に「バス?そんなもんあんのか?」「バスはあったかもしれないけど、時間はさっぱり分からないね」みたいな返答をされてしまうのだ。

 どうやら、みんな自家用車やらで来ており、他地区からバスで来ている人というのがほとんどいないらしいのである。その後、一応表通りに出てみたところバス停を発見したのだが時刻表の類いは一切貼っておらず終バスが行ってしまったかどうかも分からないという悲惨な状況。

 しょうがないので競馬場に戻ったところ、運良くタクシーが停まっていたのでのせてもらったのだが、これも他のお客が予約していたやつに無理矢理相乗りで乗ったという有様だった(予約してた客と割り勘した)。
 競馬場の周辺もタクシーはほとんど流していなかったので、これに乗れなかったら拾うというのも至難の業だっただろう。たまたまいるタクシーに滑り込めなかった場合は歩いて帰らねばならないので、あらかじめ来たタクシーにまたここに来てくれなどの交渉をしておいたほうがいいだろう。まあ、キプロス人なのでうまくいくかは分からないが・・・。



 ま、そんなゆるい感じも含めて、とりあえずそんな地中海競馬旅でした。


 参考:ニコシアレースクラブ公式サイト

http://www.nicosiaraceclub.com.cy/nrcwebsite/default.aspx







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 セランゴール競馬場 その1~いざマレーシア競馬~
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*ニコシア競馬場に関する記事は以下にもあります。

 ニコシア競馬場 その1 〜空路キプロスへ〜
 ニコシア競馬場 その2 ~キプロス島~
 ニコシア競馬場 その3~ニコシア競馬場に到着~
 ニコシア競馬場 その4 ~いざ敷地内へ~
 ニコシア競馬場 その5 〜ニコシアの鉄火場~
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