フートー競馬場 その16 〜スコール決行〜 そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

そこに競馬があるから > フートー競馬場 > フートー競馬場 その16 〜スコール決行〜

Trường đua Phú Thọ
夕方に時間が近づくと徐々に雲行きが怪しくなって・・・



*フートー競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。







 さて、そんなこんなで、うろうろとフートー競馬場を歩き回りつつ馬券を買い続けるが、時間も15時をまわったあたりで、徐々に天気が悪くなってくる。そう、ホーチミンは東南アジアの熱帯気候。雨季のこの時期は1日1回、必ずと言っていいほどスコールを伴った雨の時間帯があるのだ...


 東南アジアで競馬を見ていると、しばしばこのようなことに見舞われ、こちらとしては残念な気分になる。しかし現地人にとってはこれがフツーなので、特に慌てるような様子もなく観客たちはスタンドへと雨宿りの準備を開始する。



Trường đua Phú Thọ



 ちょっとぽつぽつ来たかな?と思ったらあっという間に観客はほぼ全員、中に入ってしまった。フットサルコートのあたりでだらだらしていた連中もいなくなってしまっている。



 慌てふためくのは売店のおばちゃんたちで、大急ぎで品物や椅子をしまいはじめる。まあ毎度のことだろうが、これが来ると売り上げも下がるだろうからかわいそうである。




Trường đua Phú Thọ



 とかなんとか言っているうちにかなりの大雨に。



 こりゃ完全にスコール。誰が何と言おうとスコールだ。




Trường đua Phú Thọ



 しかし、こういうときに一番元気なのはアホガキというのは万国共通か。



 荷桁も小学生時代は、こういう夕立のときにテンションが上がって運動場で走り回って先生に怒られ、帰ってから親にも怒られるタイプのアホだったので、人の事は言えないのだが。




 やや話題が逸れましたね。



 ともかく、フートー競馬場は突如としてスコールに襲われたというわけなのです。しかしさすがにこんだけすごい雨だと、ほんとにこのまま競馬やんのか?という気になってくる。



 前にこのような豪雨に遭遇したのはルイジアナダウンズ競馬場だったが、今回はそれ以上の豪雨だ。




Trường đua Phú Thọ



 スタート地点を映すカメラもこのとおり何にも映せていない。こりゃあかんわ。



 ただ、締め切り時刻になると、実況が何事か言い出して、お客も穴場で馬券を購入し、みんなざわざわしだす。まさか、スタートするというのか。




Trường đua Phú Thọ



 フツーにやってるし。



 おっちゃんたちも馬が見えているらしく、普段通りギャーギャー叫んでいる。




 結局フツーに馬たちはゴールし、払い戻しもフツーに発表された。田んぼみたいな馬場だが、ベトナム競馬はしっかり開催されるということが分かったので、今後は雨でもしっかりとフートーまで行かなくてはなるまい。




 しかし、よくないことに雨になってからは調子のよかった馬券も徐々に当たらなくなる。スコールと言えば大体すぐにやんでしまうことが多いのだが、この日は結局最終レースの終了までみっちり雨が降り続けたのであった。




Trường đua Phú Thọ



 帰る頃には、スタンドの裏なんて完全に冠水している。



 毎日雨が降るというのであれば、もう少しこうならんような対策がなされていてもいいのにと思うが、こういう国でそういうことを言うのは野暮なのだろう。



 結局大雨につき、帰りもタクシーでホテルまで戻ることにあいなりました。濡れて入っても運転手文句言わないからステキ。



 さて、そんなこんなで今回のフートー競馬場訪問記はこれにて終了です。



 と、言いたいところなのですが、実はフートー競馬場に関しては大事なことを書かねばなりません。



 ひとまず、それは次回に書かせていただくことにします。




 


>>フートー競馬場レポートその17へ



*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。

 ペナン競馬場 その1 ~再びマレーシア競馬へ~
 セランゴール競馬場 その1~いざマレーシア競馬~
 クランジ競馬場 その1 ~いきなりお詫び~
 ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜
 マルサ競馬場 その1 〜いざ地中海競馬へ〜
 ニコシア競馬場 その1 〜空路キプロスへ〜
 ガルフストリームパーク競馬場 その1 〜アメリカ競馬事始〜
 多度草競馬 その1 ~草競馬を見に、歩く~


*フートー競馬場に関する記事は以下にもあります。

 フートー競馬場 その1 〜さらにベトナム競馬へ〜
 フートー競馬場 その2 〜ホーチミンという街〜
 フートー競馬場 その3 〜こんな競馬もあるものよ〜
 フートー競馬場 その4 〜ちいさい馬にちいさい騎手〜
 フートー競馬場 その5 〜いざパドックへ〜
 フートー競馬場 その6 〜返し馬なんてやらない〜
 フートー競馬場 その7 〜自分の馬券は自分で守る〜
 フートー競馬場 その8 〜フートーでの神秘体験〜
 フートー競馬場 その9 〜フートー馬券考〜
 フートー競馬場 その10 〜ここが検量室〜
 フートー競馬場 その11 〜バックヤードツアー〜
 フートー競馬場 その12 〜フートー競馬場グルメ〜
 フートー競馬場 その13 〜フートー競馬場スタンド考〜
 フートー競馬場 その14 〜フートー競馬場の「モノ」たち〜
 フートー競馬場 その15 〜馬のいる競馬場〜
 フートー競馬場 その16 〜スコール決行〜
 フートー競馬場 その17 〜追憶のフートー〜


PR
そうだ 競馬、行こう。
ブログ内検索






















プロフィール
HN:
荷桁勇矢   
性別:
男性
職業:
若隠居   
趣味:
逃げ   
このブログについて
 このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
 競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
 紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
 またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。

連絡先:
nigetayuyaあっとgmail.com
ツイッター:
https://twitter.com/YuyaNigeta
note:
https://note.mu/nigetayuya/
Flickr:
http://www.flickr.com/photos/nigeta/
競馬本紹介ブログ始めました。
荷桁勇矢の競馬本ガイド









忍者ブログ [PR]