ムーニーバレー競馬場 その6 ~場所取りと駆け引き~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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ムーニーバレー競馬場
パドック脇の馬房にぽつんと置かれていた、ハーネス用の車。軽そうな素材の骨組みに布だけというシンプルな構造だ。

*ムーニーバレー競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。



 前回は当ブログで初めてハーネス競馬に触れたが、今回もその続きを行わせていただく。初オーストラリア、初ハーネスということで説明が多くなり、ムーニーバレー競馬場の記事もいつの間にやら、6つめとなってしまった。


 肝心の競馬場の写真が少ないのは安い料金しか払っておらず入れる箇所が限られていて、尚且つ、荷桁がビビッていたということが原因なのでご了承ください...



さて、ハーネスの話題であった。

 前回は、ハーネス競馬とは、馬がドライバーの乗った車を引いてレースする競馬だ、ということをざっくりとお伝えして、その観戦の模様をレポートしたのだが、今後、他にもハーネスの競馬場が出てきたときにまたいちいち説明するのもあれなので、もう少しハーネスのことについて触れておくことにする。


 まあ、触れておくといってもそんなに大したことではなく、ハーネス競馬のスタートについてちょっと補足させていただくだけでございます。


 オーストラリアのハーネス競馬は前回ご覧のとおり複数の馬と車がひしめき合うレースなのだが、そのスタートの方法もちょっと特殊なのだ。


 ハーネスのスタートには普通の平地レースのような、いわゆる発馬機が用いられないのである。
 調べたところトータルで3種類のスタート方法があるようなのだが、今回はムーニーバレーで目撃した2つの方法をご紹介しよう。


 1つ目は「モービルスタート」(オートスタートとも言う)というやつで、文字通り車を使ってスタートをするというやりかただ。


 まあ、言葉で説明されてもまるで分からないと思うので、写真を見ていただきたい。


ムーニーバレー競馬場


 写真中央の車がまあ発馬機がわりの車と思っていただければいい。この先導車には羽のようなゲートがついていて、一定のスピードで走っている。馬たちはこれを加速しながら追いかけつつ整列していくのだ。


ムーニーバレー競馬場


 すると、先導車の羽に沿って、きれいに隊列ができあがる。この状態をスタートラインを通過するまでに作り上げなくてはならない。


ムーニーバレー競馬場


 そしてスタートラインを過ぎたら先導の車は羽を閉じながら一気に加速して離れていく。
 これで、加速した状態で、ある程度公平なスタートが切れるというわけだ。隊列が乱れているとやりなおしになる。


 どうです?ところ変わればというやつでしょう?


 これがモービルスタートというやつです。


 2つ目は「スタンディングスタート」


 これは立っている状態でスタートライン上に一列に並べて、動きが止まったらヨーイドン!という分かりやすいパターンだ。人間のスタンディングスタートと大差は無い。


ムーニーバレー競馬場


 このように誘導員たちが馬をスタートラインのところに並べて・・・



ムーニーバレー競馬場


 揃ったら、ハイ、スタート!


 大変シンプルですね。


 この2つに加えて、フランスなどではパドックみたいなところで隊列を作ってコースへ出て行くスタートもあるらしいのだが、ここでは見られなかったので割愛する。


 とりあえず、オーストラリアのハーネスでは、スタートはこの2種類があったので、何の参考になるかは分からないが、馬によってはどちらが上手いとかがあるかもしれないので、是非馬券検討の参考にしてくださいということです(?)。



ムーニーバレー競馬場
ハーネス開催時のムーニーバレーは、終始このくらい閑散としていた。荷桁を含めて、観客は数十人しか確認できなかった・・・逆に大量の売り上げが無いと運営できない体質の日本がおかしいのかな?


 とまあ、上記のフワフワした感じからもお分かりのように、初めてのハーネスはちんぷんかんぷん。


 最初のレースこそ、青年の予想を盗んだことにより的中したものの、残りのレースはかすりもしなかったのでした。


 とにかくどうやって予想をしたもんか分からないのが痛い。おそらく場所取りをいかにしていって直線を迎えるかという競輪的な要素が多いと思われる。


 わりと人気の馬が内に包まれてしまい、前が壁になって直線伸びずというレースもあれば、人気の馬が最終コーナーで抜群のポジションでそのまま突き抜けたという展開もあった。


Melbourne



 一本被りの馬は先頭キープか後方待機から直線一気に抜け出すような感じが多かったものの、中途半端な人気馬は激しいマークにあい、思うようなレースができないことも多いみたいだ。騎手の性格や人間関係も読まないといけなさそうでよそ者には若干ハードルは高そうだ。


ムーニーバレー競馬場
レースの性格上、高齢のジョッキーも多い。老獪なレース運びも見ものだ。


 しかし、日本では見られないハーネスレース。名前が気に入った馬の単複でも買ってのんびり眺めているだけでも楽しいひと時が過ごせると思います。



 さて、いかがでしたでしょうかムーニーバレー競馬場。個人的には馬券がよく分からない以外は風格のある楽しい競馬場だと感じているので、あとは直線先頭で入って押し切ってくれる馬をピックアップする力さえつけば・・・という感じですね(それができればどこでもパラダイスですが・・・)。

 さて、お次はいよいよメルボルンカップの舞台であるフレミントン競馬場に乗り込みます・・・。






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