そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

姫路競馬場　その４３　～姫路競馬場グルメ特観席喫茶スペース～

そこに競馬があるから > 姫路競馬場 > 姫路競馬場　その４３　～姫路競馬場グルメ特観席喫茶スペース～

姫路競馬場の特観席喫茶スペース

＊姫路競馬場レポートの続編です。
　初めからお読みになる方は姫路競馬場レポートその１からどうぞ。

　

　どうも。荷桁です。今回も姫路競馬場のグルメの話をしてまいります。

　前回のレポートに引き続いて、今回も姫路競馬場のスタンド内にあるグルメスポットのご紹介となりますが、今回はタイトルにありますとおり特観席内にある喫茶スペースを見ていければと思いますのでよろしくお願いいたします。

　公営レース場の特観席内の飲食店と言うと、ちょっと値付けが高めだったり、庶民的なメニューがなかったり、逆に調理場がなく出来合いのものしかなかったりというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、姫路競馬場の特観席内喫茶スペースは全然そんなことはなく、気さくで割安な出来立て庶民派メニューがしっかりと揃っている優良店でございます。こういうお店が特観席内にあるというのがまさに姫路のいいところですので、特観席に足を踏み入れたことがない方も、是非一度ご一読いただけますと幸いです...

　さて。そんな訳で姫路競馬場の特観席喫茶スペースである。このお店の名前は正式名称なのかどうかは分からないのだが、場内のフロア案内などには「喫茶スペース」とあるので、それに準じて当ブログではこう呼ばせていただくことにしております。実際のところは別にステキな屋号があったりするのかもしれませんが、ひとまずご容赦いただけますと幸いです。昔のフロアマップでは食堂という表記もあったのだが、見ての通り食堂という感じでもないので・・・。

　また詳細は姫路競馬場の特観席フロアのレポートを読んでいただきたいのだが、基本的に姫路競馬場の特観席フロアは特観席の利用者以外は立ち入ることができないため、この喫茶スペースについても利用できるのは特観席利用者のみということになる。このレポートを読んで、このお店に興味を持ったとしても、特観席の購入列に並んで、特観席料金を払わないとそもそも利用することさえ叶わないので、そのあたりはご留意いただければと思います。

　特観席の喫茶コーナーはカウンターのみのシンプルな作りになっていて、席数は６、７席しかなく、特観席のキャパを考えてもけっこう少ない数である。ただ、ご安心くだされ。実はここのお店の利用者の多くは料理や飲み物を注文すると自席に持ちかえって飲食をするので、このカウンター席を利用する方というのは実はそんなにはいないのだ。初めての方は戸惑うかもしれないが、ひとまずお目当てのものだけ注文してしまえば、あとは自席に持っていけばOKなので、躊躇なく発注してしまおう。

　お店は愛想がいい女性2人が切り盛りしている。一見さんにも優しいので、戸惑うこともなかろう。ただ、二人しかいない特性上、注文が集中するとキャパオーバーしてしまうこともあるので、そこはお客のほうも汲み取っていい感じにやっていく必要があるぞ。

　ちなみに、リニューアルする前の特観席喫茶コーナーの様子はこんな感じであった。全体的にきれいになってはいるが、カウンターだけの構造は変わっていないのがお分かりいただけることと思う。

　大きく異なるのはテレビが設置された点だ。カウンターに腰かけながら、また、注文したメニューを待ちながらリアルタイムの中継を見ることができるのはいいことである。

　さて。それではこのお店で扱っているメニューを見ていくことにしよう。喫茶スペースと言ってはいるが（あくまで当ブログがという話です）、置いているメニューはわりとちゃんとした食事系メニューが主流。姫路競馬場は皆さんもうご存知のとおりスタンド外の食堂棟にほとんどの食堂が集中しているという構造になっている。４階の特観席から１階スタンド外にある食堂街まで行くのは遠いので、こちらにちゃんとした食事系メニューが揃っていると言うのは理に適っているのだ。

　うどん、ラーメン、カレーから焼きそば、焼きめし、おでん、さらには姫路名物のえきそばまで、けっこういろいろなメニューが揃っていて常連さんをも飽きさせないようになっている。人気どころは注文後に店員さんがフライパンで作ってくれる焼きそば、焼きめしなどの炒め系メニューだ。時間は少しかかるし、注文が被ると順番待ちにはなってしまうが、レース場にありがちなシステマティックなメニューとはまた違った魅力があるぞ。

　おでんはカウンターで煮えているので、店員さんに一言言って、お好きなモノをチョイスすればOKだ。

　また、こちらのお店はアルコール類も重要な商品になっているため、乾きものなどもけっこう充実している。こういうのがお好きな方はラインナップをチェックしておくとよいだろう。

　さて。そんな特観席喫茶ではこちらの「オムそば」をいただいた。以前訪問した際になかったため注文してみたのだが、焼きそばと同様、カウンター内のコンロでしっかりフライパンで調理してくれるので出来立てのアツアツが食べられる。なんてことないシンプルな味付けだが、それがまたよしという感じで、満足度の高い一品だ。荷桁はロイヤルシートの自席まで持ってゆっくり味わいました。

　ついでに、以前のレポートでも取り上げたものだが、2016年の場外発売時に姫路競馬場を訪問した際にいただいた「えきそば」も紹介しておくことにしよう。もう何度も説明しているので、今更えきそばの説明はしないが、まあ姫路と言えば、という食べ物である。

　姫路競馬場の場内の食堂はえきそばを置いていることが多いが、ここのえきそばはチープな天ぷらに、練り物のきれっぱし、さらに青ネギという、飾りっ気のないスタイルに好感が持てる。小腹が空いたときに流し込むのもまたよしなので、興味がある方は是非お召し上がりくだされ。

　さてさて。長くなりましたが、こちらで2020年1月の訪問までで荷桁が持っている姫路競馬場のグルメ情報はすべて出し尽くしました。先日のレポートでも申し上げたとおり、食堂棟の明石屋だけしっかりと取り上げることができていないので、次回訪問時には最優先で利用し、しっかりとレポートさせていただく所存でございます。しばらくはこちらでご勘弁をいただけますと幸いです。

　さて。グルメのネタが尽きたのと同時に、姫路競馬場についてあらたにご紹介するネタも尽きることとなってしまいました。次回、2020年に久々に姫路競馬場に行って感じた事などを少し書いて、姫路競馬場レポートの中締めにしたいと思いますので、よろしくお願いいたします・・・。