日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 姫路競馬場 > 姫路競馬場 その28 ~スタンドの全体像をチェックしておく~
姫路競馬場のスタンド
*姫路競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は姫路競馬場レポートその1からどうぞ。
さて。姫路競馬場レポートの続きでございます。
だいぶお待たせしてしまいましたが、今回からは姫路競馬場のスタンドについて見てまいりたいと思います。
姫路競馬場のスタンドはメインスタンドがひとつのみではありますが、5階まであるなかなか背の高いスタンドということもあり、各フロアごとにしっかりと見ていきたいと考えております。ただ、その前に、まずはスタンドの全体像を把握していただくべく、ざっくりと姫路競馬場のスタンドの概要なんかをお話できればと思います。
今回のレポートからは2020年1月の写真だけでなく、それ以前に訪問した写真も積極的に用いつつ、姫路競馬場のスタンドがどう変わったかというところも含めてレポートしていければと思いますので、ついこないだ姫路競馬場に行ったという方も、しばらく姫路競馬場には行っていないという方も、皆さんお楽しみいただければ幸いです。
それではまいりましょう。姫路競馬場のスタンドでございます...
さて。そんなわけで姫路競馬場のスタンドだ。写真は2008年7月。荷桁が初めて姫路競馬場を訪問した際に撮影したスタンドである。
現在の姫路競馬場のスタンドは昭和46年に建てられたもので、まもなく築50年というなかなかの建築物である。同時期に建てられたほかの地方競馬場と比べても高層であり、せり出した屋根が特徴的なスタンドだ。
スタンドのすぐ下から見ると、この迫力だ。こちらも2008年の写真。そのスタンドの高さと、屋根のせり出し具合がお分かりいただけることと思う。中京競馬場のペガサススタンドができるはるか前にこんなスタンドがあったのだから地方競馬も侮れない。
さて。そして2020年。同じような角度からスタンドを見上げてみたが、2008年と比べて変わっているところがあるのにお分かりいただけるだろうか?
まず、4階にあった屋外観覧席がごっそりとなくなっている。そしてなくなった跡には、耐震工事が施されているようだ。
かつて4階は指定席・馬主席として機能していたが、荷桁が姫路競馬場に行き始めた頃にはもう少なくとも指定席は使われなくなっており、5階の特観席に集約されていた。耐震面も含めて不要と判断されてしまったのであろう・・・。
そして、屋根の方も、錆がなくなり綺麗になっていた。もともとあったものを塗りなおしたのか、完全に張り替えたのかはよく分からないが、まあとにかく以前に比べたら綺麗になっているのは明白である。
とまあ、そんな感じで、とりあえず観覧席側を見ただけでもけっこうスタンドは以前とは変わってしまっているのである。
ついでにスタンド裏手も見ておこう。こちらはやはり2008年の姫路競馬場のスタンドをパドック側から撮影した写真だ。
茶色くペイントされており、クラシカルな雰囲気が漂っていていい感じであった。
ところが現在はこんな感じに塗りなおされてしまっている。まあこれはこれで悪くはないんだが、ちょっとJRAの意向が働いている感じはあるね。お金出してもらっちゃったのかしら・・・。まあそれならそれで別にいいんだけど。
さて。お次はスタンド内部の概要をご説明しておこう。
冒頭申し上げたとおり、姫路競馬場のスタンドは5階までだ。6階もあるのかもしれないが、一般人は立ち入れないようになっている。また3階についても業務フロアとなっているようで、一般人は立ち入れないフロアになっている。
ここにあるように1、2階は一般の投票所となっており、5階が特観席となっているが、出色なのは4階。そう。ここには競馬と関係ないスポーツクラブが入居しているのだ。あとから詳しくやるが、先述の指定席を解体し、空きフロアとなった4階をどうにか有効活用しようとした結果、こういうことにあいなったのである。
それではここからは各フロアの様子をちょっとだけ頭出ししておこう。当然、各フロアの詳細は後のレポートでやるのでご安心を。
まずこちらはスタンド1階だ。スタンドを端から端まで貫いていて、投票所や喫茶店、モニターを眺められるベンチなどひととおりの施設が揃っている。仕切りがなく、空調が弱いので、暑い季節や寒い季節にはちょっとしんどいフロアとも言える。
1階はこれだけでなくパドック側にもちょっとしたコンコースがある。現在は特に何がある訳でもなくややスペースを持て余している感はあるが、パドックにも近く、屋根のある導線として機能していることは間違いない。
さて。次は2階。ここは空調も効いていて投票所も充実している、姫路競馬場の心臓部とも言えるフロアだ。以前と比べると壁や床が塗りなおされて綺麗な感じになっているのがお分かりいただけることと思う。このあたりの変化は後のレポートでしっかりやるので、ここではこのくらいにしておこう。
そして皆さん気になるであろう4階のスポーツクラブはこんな感じだ。主に卓球場とスタジオで構成されているぞ。ここもあとで詳しくやります。
そして5階は特観席フロアだ。特観席、ロイヤル席、グループ席などがあるフロアとなっている。
このフロアも以前と比べるとガラリと変わってしまっているが、そのへんも後のレポートで以前との違いも含めてしっかりやってまいりたいと思います。
さて。そんな感じで、姫路競馬場のスタンドのざっくりした全体像をまずは把握していただきました。とりあえず細かいところは置いておいて、なんだかんだリニューアルがされて前とはけっこう変わっているんだよという部分と、各フロアに何があるという部分がなんとなくお分かりいただければここではOKでございます。
次回以降、各フロアの様子をじっくり見ていければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします・・・。
>>姫路競馬場レポートその29へ
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