日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 帯広競馬場 > 帯広競馬場 その1 ~富良野をぬけて帯広へ~
旭川駅ホームで待つ富良野線の列車。
*北海道競馬場巡りレポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。
さて、旭川競馬場のあとは、ばんえい帯広競馬場へ向かう。
この日の帯広競馬場のレースも旭川同様ナイター開催なので開始は夕方からだ。せっかくなので旭川から帯広まではゆっくり4時間近くかけて各駅停車の旅で移動することにした...
・・・と、書くとなんだかかっこいい感じがするが、もちろん金の節約のためである。いろいろと競馬場に行ける立場の若隠居とは言え、とくにかける必要のない金は旅の途中であれカットしていく必要がある。
金を賭けるのはレースだけで充分だ。
さて、旅路であるが、まずは旭川駅から富良野線で富良野駅まで行き、そこから帯広行きの列車にのりかえなくてはならない。
さて、移動当日の朝、旭川駅に列車発車の30分以上前に着いておいて駅員に列車の入線時間を確認し、確実に座席を確保。さすがに富良野まで1時間以上座れないのはきつすぎる。何故ここまでするかと言うと、朝夕の田舎列車は経験上「高校生」という天敵がいて、座れないことが多いのだ。
案の定、席に座ってしばらくすると高校生がどやどやと乗り込んできた。そしてしばらくすると列車は高校生でいっぱいになってしまった。馬券は当たらないのにこういうことだけは当たるんだから嫌になるな・・・。
しかし、どえらい田舎だなあ。まだまだ土地はいっぱいあるんだねえ。
さて、そんな感じで何だかんだ電車に揺られること3時間と45分ほどで帯広に到着。
駅近くの食堂で帯広名物の豚丼を食し、ホテルに荷物を置いたらいざ競馬場へ。
こちらが入り口。案外、こういう入り口をしている競馬場ってありそうでないかもしれない。
写真に「十勝農協連」とあるが、これはこの競馬場の持ち主が十勝農業協同組合連合会という会だからである。
歴史を紐解くと、そもそも帯広の地に競馬場を作ったのは十勝畜産組合という組合とのこと。調べたわけではないのだが、おそらくその組合の流れを汲んでいるだかで、所有者が十勝農協連なのだろう。
入り口からスタンドまでは駐車場になっている。右手に新聞スタンドもある。
予想紙は「競馬ブック(はんえい版)」と「ばんえい金太郎」の二種類が売っていたのだが、名前のインパクトに負けて金太郎のほうを購入。ホチキスとじの縦の馬柱で結構見やすい。
さて、今更といえば今更なのだが、現在帯広競馬場では、ばんえい競馬という競馬が行われている。
ご存知の方はご存知だと思うが、ばんえい競馬とは馬が重量を乗せたそりを曳きながら着順を争う競馬で、日本はおろか、世界中を見ても唯一ここだけで行われている競走形態の競馬である。
やや学術的な話をすると、農耕馬が農家に必需品だった時代の北海道開拓期に遊びやイベントとして行っていた馬の力比べが起源で、戦後、公営競馬として整備が進んでいったという経緯がある。
2006年度までは帯広競馬場のほか、北見競馬場・岩見沢競馬場・前回ご紹介した旭川競馬場の4つの競馬場で開催していたのだが、現在は売り上げの不振から、ここ帯広競馬場だけの開催となってしまっている。
長々とご説明したきたが、他にも詳しいことが知りたい方は自らググっていただきたい。とにかく帯広競馬場ではばんえい競馬という世界で唯一の競馬をやっているからすごいんだよ!ということだけをここでは覚えていただければいいわけです。
次回は、そんなばんえい帯広競馬場の観戦レポートにまいりたいと思います・・・。
>>帯広競馬場レポートその2へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
札幌競馬場 その1 ~北のシティ競馬~
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マルサ競馬場 その1 〜いざ地中海競馬へ〜
*帯広競馬場に関する記事は以下にもあります。
帯広競馬場 その1 ~富良野をぬけて帯広へ~
帯広競馬場 その2 ~ばんえい競馬~
帯広競馬場 その3 ~あえての2階~
帯広競馬場 その4 ~進むばんえい十勝~
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競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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