日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 水沢競馬場 > 水沢競馬場 その7 ~水沢競馬場 コースと予想~
水沢競馬場ゴール板。天気がよければ青空に映えそうなデザイン。
*水沢競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は水沢競馬場レポートその1からどうぞ。
さて、なんだかんだ、回数を重ねてまいりました水沢競馬場レポートです。
パドックを見て、スタンドをぐるりとしたらあとは馬券だ。正直荷桁は、南関東、東海、園田くらいであれば経験値がそれなりにあるのだが、水沢というとそんなに場数を踏んでいないので、傾向分析などにそんなに自信があるわけではい。
まああくまで荷桁が訪問した時、さらにたまにネットや府中の場外で観戦したときに感じた傾向だということで話半分に聞いていただければ幸いだ...
まずは水沢競馬場のコースからご紹介していこう。
水沢のコースは一周1200m、直線は220m。地方競馬にはよくあるパターンだ。高低差はなくフラットコースだ。フルゲートは12頭。
馬場状態次第でだいぶ展開が変わってくる傾向があるようで、先行・差しどちらが有利かはしっかり見ておく必要があるだろう。
まあ、馬場状態はあれど、基本的にはほかの地方競馬と同じく、小回りダートなので先行が有利と考えて差し支えないだろう。写真にもあるように、ポジション取りの争いはかなり激しい。やはりレースも、道中5~7番手までにもつけない馬はほとんどがまわってくるだけの馬場掃除要因となっている。
レースの傾向としては、道中3~5番手くらいまでの先行馬で、終いの足がしっかりしてる馬が抜け出すというスタンダードな決まり手が多い。逃げは力が抜けていない限りは4角先頭であっても思ったよりも決まらない。逆にある程度終いがしっかりしたタイプの馬であればポジションは道中中団くらいであっても連対までは来てくれるような印象だ。
とは言えその場合でもあくまで4角では2~3番手に来てくれないと話にならないので、直線でしか競馬できないタイプはきついであろう。馬場次第では行った行ったばかりになることも多いので(乾いてくると多いかな)、とにもかくにも馬場状態である。
あと、岩手競馬の馬は盛岡と水沢を転戦していることが多いが、右・左周り、直線の長さなど全然違うので、それぞれの馬の得意不得意はきちっと見極めるのは必須。
盛岡は直線が長いが意外と前が有利なので、盛岡でポンと出て、前残りで押し切った馬なんかは水沢でも同じパフォーマンスをできるとは限らない。じりじり伸びたスタミナタイプを狙い撃ち、のほうが妙味はある。
差しが決まるということで園田みたいなものかなあ、とも思っていたが、園田ほど極端な追い込みが決まったりということもないので、「差し有利」を履き違えて追い込みばかり追いかけると痛い目に合う。あくまで、出負けせずに終いでバテないタイプを狙うようにしたほうがいい。
馬群がかたまりそうな展開であれば追い込みの出番だが、競走馬のレベルもじわじわ下がってきており、徐々に番組的にも力差が出ているので、ほかの地方競馬にありがちな、先行してそのまま、みたいなつまらん展開をある程度想定しておいたほうが被害は少なくて済みそうだ。
とは言え、さすがにまだある程度力のある馬が集まる競馬場ということで、それなりにレース自体は白熱する。3角くらいで逃げ馬に振り落とされずついてくる馬の割合がほかの公営に比べるとやや多い。これはレースを見ている側からすると、楽しめるかどうかの非常に重要なところである。また、逃げ馬が直線に入ってからバテまくることも多いので最後の最後でちょっと変わってしまったーなんてことも期待できる。
一度落としてしまった賞金体系をまた上げるのは非常に難しいと思うが、なるべくいい馬を集めて刺激的な番組編成をお願いしたいところだ。長い目で見たらそんなにマイナスにはならないと思うぞ。
ちなみに岩手競馬では賞金ハンデ競走や騎手ハンデ戦という騎手リーディング順位によって斤量を変えるレースも行われており、なかなか馬券的に妙味があっておもしろい企画が多い。ほかの地方競馬主催者もぜひ取り入れてほしいレースだ。
おすすめの馬券は3連単。配当と当てやすさの難易度を考えれば、やはり3連単が無難だ。
水沢の配当は馬券的には絶妙な塩梅だ。3連単で2000円を切る配当は珍しく、だいたい3000~7000円くらい、ちょっと荒れれば万馬券と穴頭には比較的やさしい配当になっている。全国の地方競馬場もこのくらいの配当になってくれればいいのに。ただ、頭が荒れたときでも意外と配当がつかないのが不思議。10万はつかなきゃおかしいだろ!みたいな組み合わせでも意外と5~6万くらいで収まってしまうことが多い。
とは言ってもそんなに頭が荒れるわけでもないので2着に突っ込んでくる人気薄のヒモをズバッと狙えるかがカギになるだろう。しっかりと統計を取ったことはないが、ヒモで穴を開ける馬の戦法は「まくり」が多いイメージである。
配当的には一日3つくらい当てれば十分遊べる競馬場。点数の判断が難しいが、水沢馬券是非お試しあれ。
>>水沢競馬場レポートその8へ
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競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
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