そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

船橋競馬場　その１７　～船橋競馬場　グルメ～

そこに競馬があるから > 船橋競馬場 > 船橋競馬場　その１７　～船橋競馬場　グルメ～

船橋競馬場のグルメの代表格　東西商会

＊船橋競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は船橋競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて。船橋競馬場レポートも１７本目となりましたが、ここでようやくグルメの話でございます。

　関東地方の公営レース場は比較的グルメが充実している傾向にあるのですが、ここ船橋競馬場も、スタンドの縮小により昔に比べて規模は小さくなったものの、グルメに関してはなかなか充実している競馬場だと言ってよいでしょう。

　今回のレポートではまず船橋競馬場の食堂や売店のラインナップや位置関係などの全体像をお話ししまして、次回以降のレポートから個別のお店についてレポートしていく流れでいきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

　それでは、早速まいりましょう。船橋競馬場のグルメについてでございます...

　さて。そんな訳で、船橋競馬場のグルメである。

　船橋競馬場はこんな感じでわりとキチンと自分たちの競馬場のグルメをアピールしている競馬場である。場内にはこんなグルメマップがちらほら見られるので、どんなものがあるのかという部分についてはざざっと目を通しておいてもよいだろう。

　執筆時点ではご覧の９軒が船橋競馬場内では営業している。見ていただくと、東西商会や田久保など屋号が被っているお店が多くて混乱するかもしれないが、これは同じ経営主体のお店がいろんなフロアや場所で営業しているためこういうことになっている。後ほど詳しくやるのでここではそういうこともあるんだなという程度で思っておいていただければOKだ。

　また一番右下の9番が打たれている「成田漬物本舗」はテイクアウト専門で扱っている商材も自宅で食べる用の漬物ということもあり、競馬場内グルメとはやや言い難い存在のため、今回このブログでは食堂・売店としてはノーカウントとさせていただいた。成田漬物本舗のことが知りたいという方はこちらのレポートをお読みくだされ。

　さて。とりあえず船橋競馬場の中には8軒の食堂なり売店があるということを把握いただいた上で、お次はそれぞれの位置関係を見ていくことにいしよう。

　まずスタンド１階とアタリーナだが、こちらにはスタンド内に「東西商会」と「駿彩（しゅんさい）」、さらにアタリーナを出て南側に「田久保」というお店がある。新しくできたアタリーナの中には調理スペースはなく、基本的に食事系はスタンド内ないし外の田久保でということになる。

　スタンド２階に上がると、またしても「東西商会」があり、そしてやや捻ってはあるが「船橋屋田久保」という田久保を冠したお店がある。

　３階に上がっても、やはり「東西商会」があり、さらには初見の「優売店」というお店がある。実はこのマップややアップデートが遅れていて、一番右に「からあげ等」とあるスペースがあるが、ここにはかつてオッズオンというお店があったなだ。しかし、既に撤退してしまっているため、現在は旧オッズオンのスペースに「東西商会」が入っていて、一番左の東西商会は閉まっているという状態になっている。整理すると、３階には２店舗お店があって、マップで言う右のお店に「東西商会」があり、さらにマップどおりの位置に「優売店」があるということになる。ややこしくてスミマセン。

　そして、５階には特観席利用者しか入ることのできない食堂「寿美屋」がある。基本的に5階にはこの一店舗しかお店がないため、5階で食事をしようと思うとこのお店を利用するということになる。

　さて。そんな訳で以上が船橋競馬場のグルメ8店舗の位置関係である。ここまで見て、やはり屋号の被りが気になるという方もいるだろうから、一応、各店舗についてのざっくりした概要をご紹介しておくことにしよう。

　１、２、３階の各フロアにお店を構えているのはこちらの東西商会だ。船橋競馬場の顔的なお店で、名物のあんかけ焼きそばが有名だ。各フロアのお店でやや雰囲気が違うが、看板メニューのあんかけ焼きそば、さらにはもつ串、焼き鳥などはどこのお店でも食すことが可能だ。他のメニューはお店によって違うので、そのあたりは後のレポートで詳しくご紹介しよう。

　続いての屋号被りで言えば、こちらのスタンド２階の「船橋屋田久保」とアタリーナの脇にある屋外店舗の「田久保」だ。こちらは屋号は被っているものの、ちょっと扱う商品が違っているという微妙な間柄のお店で、ファン的にはまったく別のお店と考えてしまってよいかと思う。それぞれに個性があってよいのだが、そのあたりの話はまた別途こちらのレポートですることにしよう。

　さて。ここからは屋号の被りのないお店をご紹介していくことにしよう。

　まずは１階の駿彩（しゅんさい）だ。ここはそばの専門店で、馬券購入の合間にサクッとそばを流しこみたい方には素晴らしいお店である。１階という風通しのよい空間にあるのもまた街場の立ち食いそば屋を思わせて、そそられる感じだ。

　そして、３階にある優売店。こちらは船橋競馬場の中でももっとも常連さん向けの、いわゆるゆったり飲み食いできる系のお店である。定食にしてもOK、酒のアテにしてもOKという感じのおかずやメニューが揃っていて飽きさせない感じ。酒飲み心をくすぐるという意味では船橋競馬場ナンバーワンのお店である。

　5階フロアにある寿美屋は船橋競馬場にしては珍しい、しっかりとした食堂タイプのお店で、ビールやハイボールなどのお酒と共に、しっかりした定食などを楽しむことができるお店である。特観席券を買わないと利用できないと言うのがアレだが、クオリティーは間違いないので、ゴージャスに行きたい場合はこちら一択である。

　さて。こんなところが船橋競馬場グルメのラインナップである。位置関係とお店の種類やジャンルはこれで把握できたかと思うので、あとは各店舗の詳細なレポートで理解を深めていってくれたまへ。

　ここからは余談になるが、船橋競馬場にはかつてはたくさんの食堂があったのだが、時代の流れもあり、その多くがなくなってしまっているというのも一応覚えておいていただければ幸いだ。丸興、中澤商会、高清、共済会など懐かしいお店が思い出されるが、今は昔のことである。こういうお店は一度失われると二度と食べられなくなるという悲しさがありますわな。

　荷桁も学生時代に食べた、肉丼、はぜ天うどんなどのメニューは今では船橋競馬場ではお目にかかれないメニューになってしまっている。

　今後、船橋競馬場でもスタンドのリニューアルが予定されているが、既存のお店がどの程度残るかはまだよく分からない状態だ。船橋競馬場の古きよきカルチャーであるグルメたちがしっかり残り続けてくれることを祈ってやまないぞ。

　さてさて。そんな訳で船橋競馬場のグルメの概要でございました。次回からは個別のお店についてじっくり、しつこく、ねちっこくご紹介していければと思いますので、何卒よろしくお願いいたします・・・。

　船橋競馬場レポート、まだまだ続きます・・・。