荒尾競馬場 その3 ~炭鉱はなくなれど~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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荒尾競馬場
荒尾競馬場。有明海の青に合わせたゲートが美しい。


*荒尾競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は荒尾競馬場レポートその1からどうぞ。






 荒尾競馬場レポートのつづきといきましょう。


 さて、競馬場に到着し、パドックで馬を見るというところまでは言ったのだが、冷静に考えると、朝出て1レースに間に合った!ということに興奮しすぎて、まだ荒尾競馬場についての説明をしていなかったですね。ここらで少し荒尾競馬場の予備知識をご説明しておきましょう...

荒尾競馬場は熊本県荒尾市にある競馬場ということは既に申し上げたことと思う。


 荒尾市はいわゆる三井三池炭鉱の町として栄えた有明海に面した人口およそ55000人の町である。


 北隣が福岡県の大牟田市で、電車で5分ほどと近く、県境はまたげど、大牟田市の郊外といった感じのポジションの街と言える。


 現在、炭鉱は閉山されているが、そんな大牟田や荒尾の炭鉱労働者の射光心に長年応えてきたのがこの荒尾競馬場というわけだ。


 話は脱線するが、荒尾競馬も含め、小倉競馬・小倉競輪・若松競艇・福岡競艇・久留米競輪・芦屋競艇・飯塚オートなど、九州北部地域は公営レース場が多いが、これらは北九州の労働者たちの大いなるバックアップあっての経営であったことも付け加えておく。


 荒尾競馬場は有明海に面した風光明媚な場所に存在していることでも有名だ。


荒尾競馬場


 荷桁が行ったときは曇り空だったのでどうも冴えないが、コースの向こう側は広大に広がる有明海。夕方には夕焼けも美しいそうだ。一般席からだとあまり見えない印象。


 入場料100円+500円でお金払ってでも特観席に入ったほうが景色はいいだろう。次行ったときに晴れていたら、今度は入りたいものだ。 最近多用しているが、ヤフーマップで上空から見ると、こんな感じ。


 埋め立てたかのような土地に、競馬場と厩舎、そして駐車場があるのがお分かりいただけるかと思う。


 人工的な土地の上にあるから意外な感じだが、荒尾競馬場は1928年に当地で開設されてから移転をしていないことでも有名だ。場所だけの話なら現存する日本最古の競馬場と言えるぞ。


 ちなみに馬場の内側の南端にあるのは野球場。なんと競馬開催日でなければ無料で使えるという場所である。あんまりグランドはよくなさそうだが、これはお得だ。しかし、競馬の経営が苦しいのだから、ちょっとくらい金とってもいいと思うが・・・。


 さて、ざっくりこんな感じでよろしいでしょうか。荒尾競馬場。



荒尾競馬場 Arao Racecourse


 ではようやくになりますが、パドックも見たことですし、荒尾競馬の馬券を買いましょう。



 さっそく買ったばかりのホースを開く。この日の荒尾1レースは7頭立て。荒尾のフルゲートは12頭だが、この日一番多いレースでも10頭立てとなっている。日によっては5・6頭というレースが組まれていることもあり、競走馬は不足気味のようだ。


 競馬新聞も独特だ。普通、日本の競馬新聞の予想印というと、何人かの記者の印と本紙(本社)の印といった感じで複数の人の予想が載っているものだが、ホースは印が「本紙」しかない。ベストも本紙のみで、競友ニュースは記者1名+本紙となっている。つまり荒尾の3紙で4つの印しかないことになる。


 それを補うためでもなかろうが、この3紙とも、入口の新聞販売店で買ったものについては赤鉛筆で別途注目の馬にサインが書き込まれている。「○」は自身アリ、「✔」は穴と言った感じ。日本でこのシステムを見たのは「ばんえい金太郎」以来だ。


 あまりこういうこと言うとアレですが、「○」のほうはよく来たが「✔」のほうはイマイチでした。この日だけに限って言えばですけどね。


 ちなみに1レースは、時間もないので人気の馬から3連単を何点か買ったところ、1着に1番人気の馬は来たものの、2着にブービー人気の馬が来てしまいハズレとなった。


 その後も、1番人気はある程度来てくれるものの、すんなり1・2・3番人気で来ることはそんなになかった。残念ながらここも売り上げ金額の関係上、単複で勝負するのは難しい。コツコツ3連単で遊ぶのがいいだろう。



荒尾競馬場 Arao Racecourse


 配当も3連単で1000円以下という名古屋や高知みたいな配当はそんなになかった。だとすれば頭数も少ないので、1番人気から10点・20点くらい3連単を流してもある程度楽しめそうな感じがする。2着に4番人気あたりが来たら頭が1番人気でも意外と配当がつく。


 何だかえらく饒舌だが、実は荷桁にしては珍しく、荒尾競馬場では1万円ほど勝利を収めたのである。荒尾サイコー!もちろん、交通費には遠く及ばないが・・・。


荒尾競馬場
荒尾競馬場ではスタンドの隅からレースを終えた騎手たちも見れますよ。


 ちなみに荒尾競馬の一般戦は4着の賞金が3000円、5着の賞金が2000円である。ということは、1万円勝つということは・・・。かなりリアルな感じになるのでやめときましょう。




荒尾競馬場 Arao Racecourse


 ちなみに、到着して新聞を見てから知ったのだが、中央で重賞勝ちのあるサチノスイーティーが中央から荒尾に転入してきた緒戦に出くわした。


 らくのうマザーズ特別という1500mのA級戦だったのですが、無事逃げ切りで勝利を収めました。



 結局サチノスイーティーは、この1勝を最後に勝利なく荒尾からも引退してしまうわけですが、こういうかつての中央の馬たちとの再会(?)というのも、楽しいものです。


ちなみにらくのうマザーズというのは、阿蘇で牛乳などを作っている荒尾では有名な乳製品メーカーのようです。





>>荒尾競馬場レポートその4へ




*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。

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*荒尾競馬場に関する記事は以下にもあります。

 荒尾競馬場 その1 ~そしてとうとう九州競馬へ~
 荒尾競馬場 その2 ~まずはパドックへ~
 荒尾競馬場 その3 ~炭鉱はなくなれど~
 荒尾競馬場 その4 ~荒尾競馬グルメ~
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 荒尾競馬場 その13 ~荒尾競馬場 看板ギャラリー後篇~
 荒尾競馬場 その14 ~荒尾競馬 最後の徘徊~


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