日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 釜山慶南競馬場 > 釜山慶南競馬場 その12 ~屋外席とスタンド周辺~
釜山慶南競馬場のスタンド
*釜山慶南競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は釜山慶南競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも荷桁です。
釜山慶南競馬場レポートも何やかんや12本目となりました。
前回までのレポートで、おおよそ釜山慶南競馬場のスタンド内部は見て回りましたので、お次はスタンドの周辺をブラブラしていこうと思います。
以前にも申し上げましたが、釜山慶南競馬場のレース番組は間にソウルの場外を挟むため、レース間隔がかなりあくため、スタンドの外をブラブラするにはある意味で適しているのであります。スタンドの屋外観覧席から裏手の公園まで、ひとまず見て回っておりますので、よろしくお付き合いいただけますと幸いです...
さて、ではスタンド周辺を見て行く前に、あらためて、スタンドの屋外席の様子だけ見ておくことにしよう。
見てのとおり、スタンドの1階から下に向かって屋外席があるが、数はそんなに多くなく、基本的には屋内席がメインというスタンドになっている。
新しい競馬場ということもあるが、折り畳み式の背もたれのある清潔感のある座席だ。ソウル競馬場は場所によっては幾分小汚い席もあったがここではこの混雑具合だし、さほど心配はなさそうだ。
また、分煙もしっかりしていて分煙指導員みたいなお兄ちゃんが、吸っちゃいけないところでタバコを吸っているおっちゃんがいないかどうかウロウロしながら探しているので、そのあたりもご安心いただきたい。逆に言うと、喫煙者の方は急に怒られる可能性があるので十分にご注意ください(喫煙所はこのあと出てきます)。
スタンドの前の部分からは地下の投票所にも入ることができる。この地下の投票所は非常に狭く、スタンド内からは入れず、こうして外側からしか入れないという少し変わった構造になっている。いずれも小規模な投票所があるだけだが、常連率が高くコアな空間であることは間違いないので、そういうのを味わいたいと言う方は足を運んでみてもよいのではないだろうか。
さてここらでスタンドを離れていくことにしよう。
まずはスタンド前走路あたりを見渡してみる。一応ウィナーズサークル的なものが存在をしているが、下級条件のレースではあまり使われないのか、この日はそれっぽいシーンを目撃することはなかった。単に見逃していただけなのかな・・・?もし重賞の日に来るようなことがあれば注視してみてくだされ。
以前見た通りビジョンはなかなかの大きさ。基本的にはデカい競馬場なので、観戦時はこのビジョンには大いにお世話になるぞ。
スタンド前はかなり広い空間が取られている。馬券を買うスペースに対して、少し広すぎやせんかとも思えるが、まあ、別に非難するようなことでもなし、問題はないか。
ちなみに、韓国の競馬では圧倒的な売り上げ規模から重賞開催はソウルに偏重している傾向がある。釜山競馬場ではG1開催がなく、もっとも大きいレースでもG2開催のみである。そのうち釜山でも競馬が根付いてきたりしたらもっと集客力のあるレースができるかもしれないが、今は少し豪華な施設の持ち腐れ感があるぞ。
そのままつつつと4コーナー方面に歩いて行くとナイターの設備が高らかに存在している。釜山競馬場は夏場はナイター開催が行われているため、もし興味があればそういう時期に訪れてみるのも楽しいかもしれませんぜ。
ふと脇を見ると、喫煙所が。
このようにちょいちょい喫煙スペースは設けられているのでご安心を。
その喫煙所の裏はやたらだだっ広い空間が広がっている。
進んでいくと「Bumbang Park」なる看板が。ブンバンってなんや?調べてみたけどよく分からん。とりあえずよく分からん公園だと思っておけばよいか。
ブンバン公園に入ってみると、特に遊具などはなく、だだっ広い空間が広がっていた。
屋根付きのベンチではオッサンが昼寝をしていて、まるで園田競馬場のちびっこ広場のような趣である。
そんな中、何やら目を惹く像があるのがお分かりいただけるであろうか?
こちらは釜山が誇る名馬タンデブルペの像である。実はこの馬は日本から輸出された種牡馬ビワシンセイキの産駒ということもあり、日本とも縁がある馬なのである。
タンデブルペは済州島で生産され、当時まだソウルと格差のあった釜山調教馬として第一線で活躍。通算32戦19勝という成績を収めた。G1大統領杯を3連覇するなど、古馬になってからも息長く活躍した。
残念ながら無精子症で種牡馬にはなれなかったが、釜山慶南競馬場初期の代表的活躍馬としての功績が称えられてこうして像になっているので、興味がある方は是非見に行ってみてくだされ。周りでオッサン昼寝してるけどな。
そんなブンバン公園のさらに奥まったところに行くと、何やら馬房が現れる。見づらいが中には馬もいる。
どうやら厩舎エリアからパドックに行く前の一時待機場所のような位置づけの馬房のようである。
こうしてパドックまで続く馬道もあるので、もしタイミングが合えば馬が通るところも見られるかもしれない。待っていてもよかったのだが、さすがにかったるかったのでスタンドの方に戻ることに。
そのままスタンドに戻ると、ちょうどスタンドの裏手に出る。このまままっすぐ行くと右手に以前ご紹介したパドックがあるという流れだ。
スタンドの裏手は見てのとおり大規模な喫煙所になっている。
韓国では飲食店ではまったく喫煙ができないなど、かなり分煙がしっかりされている国ではある。とは言え、こうしてスタンド裏手に集めてしまうとどうしても近接しているパドック周辺は何となくタバコ臭い感じになってしまう。
荷桁は非喫煙者だが、タバコの煙はそんなに気にならないのでまだいいが、お子さん連れを増やそうとしているKRAの施策の手前、もう少しどうにかならんかったのかなあと思わんでもない。
さてそんな喫煙所とパドックの間を抜けると、ちょっとした遊具のある広場がある。遊具と言っても写真のようなゲートに馬の模型が置いてあるというちょっと変わった遊具だ。
見るとゲートは本物のようである。昔レースで使っていたのを遊具として再利用という、日本ではあまり見かけないパターンかもしれないな。
一応後ろには踏み台があり、大人も子供も登れるようになっている。けっこういい大人もジョッキー気分で記念撮影にのぞんでおり、なかなか楽しい感じだ。
かくいう荷桁もUさんに促され、1ゲートの馬に騎乗し、キャッキャキャッキャと記念撮影に興じてしまったぞ。一見子どもだましではあるが、意外とこういうのって乗ると楽しいものなのよね・・・。つい童心に帰ってしまうのであなたがオッサンであっても是非楽しんでみてくれたまへ。
ちなみに、ゲートの脇には何やら奇妙な遊具もあった。長馬跳びを模した馬たちの像である。長馬跳びに興じる馬たちというのもなかなかシュールな光景だ。馬が崩れないので遊びにはならないと思うが、まあ子供らはキャッキャと遊んでいたので、別にいいのかな?
さて、スタンド周辺いかがでしたでしょうか?まあ特に何がというものでもありませんが、基本は公園として整備されていて居心地のいい競馬場なので、皆さんも時間があればフラフラしてみてはいかがでしょうか。
さてさて、このレポートをもって、あらかた釜山慶南競馬場の中も見てまわりましたが、もう少しだけ紹介したいことがありますので、しばしお付き合いください。次回へ続きます・・・。
>>釜山慶南競馬場レポートその13へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
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*釜山慶南競馬場に関する記事は以下にもあります。
釜山慶南競馬場 その1 ~プサンに競馬しにいくぞ~
釜山慶南競馬場 その2 ~釜山慶南競馬場 アクセス~
釜山慶南競馬場 その3 ~レッツランパーク釜山慶南~
釜山慶南競馬場 その4 ~競馬新聞と入場券~
釜山慶南競馬場 その5 ~スタンド手前の憩い空間~
釜山慶南競馬場 その6 ~釜山慶南競馬場 パドック~
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釜山慶南競馬場 その9 ~いざ勝負!釜山ギョンナム!~
釜山慶南競馬場 その10 ~スタンド1階のジベタリアン~
釜山慶南競馬場 その11 ~スタンド3階・2階~
釜山慶南競馬場 その12 ~屋外席とスタンド周辺~
釜山慶南競馬場 その13 ~釜山慶南競馬場 グルメ~
釜山慶南競馬場 その14 ~何故か釜山でコリアンダービー~
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