日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 釜山慶南競馬場 > 釜山慶南競馬場 その6 ~釜山慶南競馬場 パドック~
釜山慶南競馬場のパドック
*釜山慶南競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は釜山慶南競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも。荷桁です。
さて、釜山慶南競馬場レポートのつづきでございます。前回のレポートまでで、なんやかや時間をかけつつようやく競馬場のスタンドまで辿り着きました。
スタンドまで着いたら、その流れでスタンドの中を見て回ってもよいのですが、初めて来た海外の競馬場ということもありますので、ひとまずパドックを見て馬券を買ってというフローをきちんと見てまいりたいと思います。
というわけで、今回は釜山慶南競馬場のパドックを見てまいりたいと思います...
釜山慶南競馬場のパドックはスタンドの裏手に存在している。背後にはすぐ雑木林があるという牧歌的なパドックだ。
ソウル競馬場のパドックと同じように、掘り下げ式のパドックなっており、周りを囲むように馬房と、観覧席が設けられている。新しい競馬場だけあって、綺麗でコンパクトなパドックだと言えよう。
屋根がないので雨の時は困るが、スタンドから見下ろせるようにと考えると仕方がないかもしれないな。
っつーわけで、ひとまず、パドックに近づいて見ることにしよう。パドックのまわりには色とりどりの花が咲くプランターもあっていい雰囲気だ。
写真を撮っていると何やらローラースルーGOGO的なおもちゃで遊んでいる子供に不審がられてしまったぞい。君はこんな大人になったらダメだよ。
さて、こちらが釜山慶南競馬場のパドックの様子だ。
備え付けのベンチに腰掛けるとちょうどいいくらいの角度で馬を見ることができていい感じである。地面の素材はパッと見では分かりづらいが、レンガかなにかだろうか?見た目に反してレンガ風のラバーだったりするのだろうか?よく分からんのう。
ちなみに、パドックは禁煙で、フラッシュ撮影は禁止されている。ナイター開催などのときなんかは十分にご注意ください。
パドックには馬房がついていて、このあたりもソウル競馬場のパドックと同じ構造になっている。日本でもパドックの近くに馬房がある競馬場はちょいちょいあるが、パドックと一体となっているところはほとんどない印象だ。細かいところだが、こういうところは韓国競馬のカルチャーと言ってしまっていいんかな?
椅子はこんな感じで綺麗な感じである。訪問時がたまたまそうだったのかもしれないが、ゴミなども落ちておらず快適である。
ここまで見た限り、ソウル競馬場のパドックのやや殺伐とした感じとはうって変わって釜山のお客さんはわりと紳士的な印象だ。
少し角度を変えてパドックを見てみよう。
先ほどスタンドの裏手にパドックがあるよという話をしたが、スタンドとの距離感はこんな感じだ。まあ、すぐ裏にあると言ってしまってもよいだろう。
なので見てのとおり、スタンドの2階・3階からのぞき込んでいているお客さんもけっこういる。皆さんももしパドックまで降りるのがめんどくさい場合はスタンド裏手も是非ご活用くだされ。
さて、そんなパドックの構造の話をしている間に馬の周回が始まる。左回りのパドックでこのへんは日本と同じだ(佐賀競馬場を除く)。
写真右の方に写りこんでいるが、テレビカメラはパドックの中央から各馬を撮影すると言うスタイルである。
周回をさせている厩務員さんを観察すると、日焼けを気にしてなのか、砂を吸い込みたくないのか、顔を布で覆ってしまっている方が男女を問わずけっこういる。ヘルメットもかぶっているのでなんだか全共闘っぽい感じだ。指定のゼッケンをつけている以外は服装もわりと自由みたいね。
そしてパドックの脇では何やらワイワイと馬を眺めるみなさん。
馬主さんなのか、調教師さんなのか、はたまた別の人なのか・・・。スタイルから予測がしづらいが、ほかにそれっぽい人もいないので馬主さんなのかなあ?
そうこうしていると、スタンド下に通じる地下通路のあたりからジョッキーたちが出てきた。特に一礼などもなくいきなりみんながサササと出てきて騎乗が始まるところもソウル競馬場と同様である。
騎手の勝負服の色合いなんかもわりと日本に通じるものがあるので、このへんの騎乗風景はわりと違和感がない感じでございますな。
さて、騎乗がすんだら、もう少しパドックをぐるぐるとまわる。このへんの動きも日本と変わらない感じだ。
韓国の騎手は、基本韓国籍っぽい人が多いように見える。写真にあるように若い騎手もけっこういた。
そして女性騎手も。ソウルでもちょいちょい女性騎手がいたが、ここ釜山でも何人かの女性騎手が活躍しているようである。
ちなみに、小牧太騎手に似ていて思わず二度見してしまった騎手がこちらです。似てませんか?
さて、そうこうしているうちに、馬房から誘導馬が出てくる。この誘導馬を先頭に馬たちは地下馬道を通って、走路まで向かうことになる。
釜山競馬場ではいわゆる”はなみち”が完全に分離されているスタイルではなく、欧米の競馬場によくある、スタンド前の空間を通っていくような形になっている。馬が通るときに通路が寸断されてしまうが、お客さんにとっては馬が近くて楽しいい感じだ。日本の競馬場はすべからくこのスタイルが採用されていないのだが、このへんは安全に関する考え方の違いかも分かりませんな。
実際に馬がはなみちを通っている様子がこちら。子どもたちがキャッキャと集まっていい感じである。
そして何やら仰々しいゲートをくぐって本場場入場となる。パドックで周回してはなみちを通って本場場に入場するという当たり前の流れではありますが、こうしてじっくり眺めてみますと日本と同じようで少しずつ違いがあって面白いところですね。(え?小牧太似のジョッキーが一番面白かったって?そういうこと言わないの。)
さて、パドックを見たらお次は馬券である。次回のレポートでは釜山競馬場の馬券の買い方なんかを見ていけたらなと思います。
>>釜山慶南競馬場レポートその7へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
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*釜山慶南競馬場に関する記事は以下にもあります。
釜山慶南競馬場 その1 ~プサンに競馬しにいくぞ~
釜山慶南競馬場 その2 ~釜山慶南競馬場 アクセス~
釜山慶南競馬場 その3 ~レッツランパーク釜山慶南~
釜山慶南競馬場 その4 ~競馬新聞と入場券~
釜山慶南競馬場 その5 ~スタンド手前の憩い空間~
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競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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