日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > フートー競馬場 > フートー競馬場 その14 〜フートー競馬場の「モノ」たち〜
フートー競馬場パドック脇の掲示板。とんでもねえの使ってんな。
*フートー競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。
ここまで長々とフートー競馬場についてレポートしてまいりましたが、もう少しおつきあいいただければと思います。
さて、今回はフートー競馬場にある「モノ」にスポットを当てて紹介してまいりたいと思います。
冒頭の写真はフートー競馬場のパドック脇に鎮座している出走表的な掲示板である。おそらく、馬の名前による出走表ではなく、騎手と斤量が表示してあるものだと考えられる。競馬新聞には騎手の名前が書いていないので、みな、ここへ来て、どの馬に何という騎手が乗るのかを確認するのだ。見ての通り、なんでこんなもん使ってんだという感じの代物だが、もちろん現役である...
しかし、板のはめ込みかたもかなり適当だが、騎手の表示も「TAM1」とか「TAM2」とかすごく適当だ。おそらくタンという名字が被っているのだろう。国分優 国分恭を国分1、国分2みたいに表記するようなものか。日本でも 武1 武2 武3 とかにしても差し支えなさそうなものである。*執筆当時は武豊、武幸四郎、武英智と武姓の騎手が3人おりました。
番号を見ている限り、最盛期は16頭立てでやっていたのかもしれないな。日本の地方競馬も黒板を使っているアナログな競馬場が多々あるが、こちらもかなりのアナログである。
っていうか、誰かもう少し見栄えよく修理してやろう的な気概をもったやつはおらんのかねこの競馬場には。
続いてはフートー競馬場のゴール板だ。
こっちはうって変わって銀色でなかなか立派なゴール板だ。ってか鏡の部分がやたらでかいのが気にならなくはないが。
そしてゴール板の上にはなんとも社会主義国的な星が・・・。
あの星は我々にとってはフツーの星のデザインだが、ベトナムでは社会主義の象徴ということになっているようで、国旗にも描かれている。
社会主義の精神に反する賭博空間にこの星が用いられているというのも若干矛盾しているが、まあサイゴンレーシングクラブ的に国に忠誠心を表しておいたほうがいいのかもしれないな。
お次ぎは着順掲示板。
こちらはなんとも無味乾燥な一品だ。このタイプの着順掲示板は結構世界中で見つけるので、大手メーカーがあるのだろうか。ちなみにタイムは1分12秒21とあるが、これは1200m戦ではない。1000m戦でもない。900mのレースでの走破タイムである。衝撃的であろう。
ちなみにターフビジョンはない。買った馬を目視しつつ叫ぶのみである。
お次ぎは毛色を変えて、フートー競馬場の壁に張ってあった看板。
前者は競馬場の案内図かと思いきや、競馬場内のサッカーコート、フットサルコートの案内図であった。内馬場だけで12個もコートがあるのに驚き。しかし、なんとなく番号の振り方がランダムな感じで表を見ているだけで歯がゆくなってくるのは何故であろうか・・・。
後者はなんの説明か分からないのだが、フートー競馬場の案内文なのだろうか。フートー競馬場に関する文献なんつーもんはそんなにないだろうから、この文章が解読できれば何かこの競馬場に関する手がかりがつかめるかと思ったが、よくよく見ると、年代の表示もないので、歴史などではなさそうだ。
おそらく、ノミ行為は禁止です的な注意事項のようなものか、運営母体に関する説明かと思われる。一番上の一行をグーグル翻訳に打ち込んでみたのだが、まったく翻訳されなかったので、このサイトを訪れたベトナム語が堪能な方に翻訳していただくのを待つしかなさそうだ。
かように、フートー競馬場にはいろいろなモノがあるが、スタンドも含めて、新旧がなんとなく入り乱れておかしな感じだ。興味が尽きない感じである。
長くなってしまい、申し訳ありませんが、次回以降も引き続きフートー競馬場レポートを続けます。
>>フートー競馬場レポートその15へ
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フートー競馬場 その13 〜フートー競馬場スタンド考〜
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