日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > ニコシア競馬場 > ニコシア競馬場 その6 〜まがりくねったパドック~
ニコシア競馬場パドック
*ニコシア競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。
さて、ニコシア競馬場にて競馬新聞を購入しようと場内をうろついていた荷桁だったが、どうしても見つからず、そのへんにいたオヤジに新聞の売場をきいたところ「場内では売っていないよ」という衝撃の発言を得た。
確かにどこをさがしても見つからないし、うそを言われているわけではなさそうなので、気を取り直してパドックに向かうことにする...
ニコシア競馬場のパドックはスタンドのウラにある。西欧はコースの脇にあることが多いが、この競馬場はスタンドのウラだ。
さて、ニコシア競馬場のパドックだが、形が独特なことに気がつかれただろうか?
世界的にパドックなんて空間はきれいな楕円形であることが多いのだが、ニコシア競馬場のパドックはなぜかくにゃっとした形をしているのである。馬も慣れたもので、一応芝生と分けられた周回コースを蛇行しながら進んで行く。
やや時間がたったあとに上から見たらこんな感じであった。
なんだろう、勾玉のような形と言うべきかなんというか、よく分からないが、このパターンははじめてである。
しかし形を除いては至って立派なパドックである。しっかりコースは舗装されているし、芝生や植木もきちんとしていて、きちんとしているなあと感じられる。難点を言えば、一部分にしか見やすい高さの足場がないので、すごく混んでいる日なんかはパドック見づらいだろうな、といったところだろうか。
パドックの見やすいところは、いかにも常連っぽい人々がたむろっている。まあ、総じて荷桁以外の観光客の姿など一人も見えない競馬場であるので、それもそれで当然なのだが。
こうしてみると結構、いろいろな人種がいるなあ、ということに気がつく。町の中心部を歩いているとやはり白人系と少し中東っぽい肌の色をした人が大半を占めているのだが、競馬場に来ると、アフリカ系・アジア系とおぼしき人もそこそこ存在している。キプロスも周囲から見たらわりあい豊かな国なのでいろいろなところから出稼ぎやら移民やらで来ているのかもしれないな。
ちなみに段差になっているところにも弱点があって、なんとところどころでっかい木が生えていて妙に馬が見づらいところがあるのである。なんだってこんなところに枝葉のしっかりした木を植えているのか、理解に苦しむが、まあ見物している人たちが怒りのあまりへし折ろうとしているなどの言動も見受けられなかったので(当たり前だ)、みんなこの理不尽な樹木に対しても寛容な姿勢でもって馬の観察をしているのだろう。
ちなみに、コカコーラの広告が出ていてびっくり。パドックに広告っていうのも見たことあるようであんまり見たことないかもしれない。日本みたいに応援の垂れ幕ぶら下げるよりかは、こういうことに利用するほうが賢いかもしれないな。JRAも是非ご一考を・・・。
一方で抜群にパドックが見やすいところもある。スタンドの2階だ。
パドックはスタンドからも近いので、みんなバルコニーに集まって見下ろしたりしていていい感じだ。ちなみに、このパドックに近いスタンドの2階は有料の特別観覧席である。まあ、このパドックの見やすさを考えたら納得ではあるが。
ひとまず、ニコシア競馬場のパドックはくにゃっとしているものの、非常に居心地のいいパドックだということが分かった。日本のパドックは結構無機質なものが多いが、こういう緑化をしてみてもいいのではないだろうか。
次回、もう少しニコシア競馬場のパドックを観察して行くことにしよう・・・。
>>ニコシア競馬場レポートその7へ
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