大井競馬場　その６　～２・３号スタンド～　そこに競馬があるから

大井競馬場　その６　～２・３号スタンド～

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大井競馬場２・３号スタンド

＊大井競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は大井競馬場レポートその１からどうぞ。

また、大井競馬場は２０１４年以降大規模な改修が行われたため、レポートが現在の様子と大きく異なる点があることをご承知おきください。

　さて、気が付けばもうＧ１が次々と始まっている中、ひっそりと大井競馬場レポートを更新してまいりましょう。

　前回の４号スタンドに続いて大井競馬場の本丸である２・３号スタンドを攻めていくことにしましょう。このスタンドがあるからこそ大井は地方競馬場なのであり、また地方競馬場である限りはこういうスタンドがなくてはならないのである...

　２・３号スタンドは大井競馬場の核とも言えるスタンドで、レトロな外観と内装が地方競馬感を激しく演出してくれる荷桁にとってはたまらない建物である。

　１階から４階までは一般スペース、５階・６階が指定席スペースとなっているが、実際に一般スタンドがあるのは３階までなので、フツーに行った場合はおもに３階までを利用することになるだろう。

　中には合計１０軒を超える売店・食堂があるので、馬券を買って、レース見て、飯食ってと基本的にはここで競馬活動を完結させることが可能だ。

　特筆すべきはこの色使い。

　オレンジとグリーンの絶妙なカラーリングはほかの競馬場では見られない特徴である。くすんだ白っぽい建物ばかりの競馬場もこのとおりにせよとは言わないが、もうすこし気分が盛り上がるような内装や色使いにしていただきたいものである。

　

　３階～４階にかけては、この色使いが醸し出すレトロ感を活かして、横丁のような演出がほどこされている一角も存在している。まあ、横丁と言っても自販機があるくらいのものなのだが、一応壁にそれっぽいペイントがなされていたりして雰囲気はそれなりにある。

　階段部分にもこのようなペイントや看板が施されている。

　まあ、ここまでくるとさすがにわざとらしくて興ざめな感じがしないでもないが。

　さすがにこれを楽しむためにここに来てくれとは言えるような代物ではないが、まあ行った際には通ってみてもいいかもしれない。まあ、繰り返しになるがあまり期待して行くようなものではないのだが。

　
　写真がぼけてて申し訳ないが、馬券売り場はこんな感じ。

　いかにも地方競馬といった感じである。低い天井に少ない照明と、テンション的には笠松や高知のスタンドとそう大差はない。この薄暗いところで平日の夕方に馬券を買っていると、えも言えぬ背徳感があって快感なのであるなあ。

　一応、１階部分には券売機が多く、常連オヤジたちはここを根城にしている人も多い。ナイター時にはかなり薄暗くなるので鉄火場らしくていい感じだ。

　このように、２・３号スタンドはもっとも大井競馬場らしいレトロ空間になっていると共に、観戦するにあたっても使い勝手がいいので大井競馬場に行かれる際にはぜひともうろついてみてくださいな。

　さて、次回、もう少しこちらのスタンドを徘徊してまいります。

2012/10/14 (Sun) 大井競馬場

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