そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

大井競馬場　その５　～４号スタンド～

大井競馬場にやってきた

＊大井競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は大井競馬場レポートその１からどうぞ。

また、大井競馬場は２０１４年以降大規模な改修が行われたため、レポートが現在の様子と大きく異なる点があることをご承知おきください。

　さてさて、時間をかけながらも５回目にしてようやく大井競馬場に入ることにあいなった。

　いきなりお出迎えは２・３号スタンドに掲げられたウェルカムボードっぽい看板である。地方競馬最大の競馬場とは言え、明らかに中央の競馬場とは一線を画するレトロなムードが漂っているのがお分かりいただけるかと思う。

　今ではこうした地方競馬場に行くのも当たり前になってしまったが、最初に大井に行ったときは「うわあ、こんな競馬場もあるんだなあ」と感動したのを覚えている。この感動が競馬場めぐりにのめりこむきっかけになったと考えれば、このブログの原点はまさにこの大井競馬場ということになるのではないだろうか...

・・・とまあ、大変どうでもよろしい個人的歴史を語るよりは、大井競馬場について語ってまいりましょう。

　ひとまず、漠然と場内に入ってしまったわけだが大井競馬場はけっこう広い。うろうろしていてもとりとめがなくなってしまう可能性があるので、ここはひとつひとつ順を追ってご紹介していくことにしよう。

　まずはスタンドからだ。

　大井競馬場のスタンドは大きく分けて３つに分かれている。

　手前から４号スタンド、２・３号スタンド、そして「L-WING」という愛称がついた１号スタンドである。

　L-WINGは２００３年末にオープンした新しいスタンドだが、ほかのスタンドはそれに比較するとぐっと古くなる。

　２・３号スタンドは公式サイトにていっしょくたにされていたので、ここでもそれにならっておく。なぜいっしょくたにされているのかわからないが、確かに見た目はひとつに見えるので差し支えないだろう。

　さてそれでは、ひとまず今回は４号スタンドをご紹介していこう。

　こちらが４号スタンドだ。カラーリングは横の２・３号スタンドと同じなので、調和がとれている。

　上のガラス張りのところは指定席だ。

　３階がミリオンシート、４階がダイヤモンドターンという展望レストラン、そして５階がゴンドラ席となっており、いやはやなんとも地方競馬らしからぬ指定席がたくさん存在しているのである。

　
　実は荷桁にとってこの４号スタンドは一番縁遠いスタンドである。パドックからも遠く、ほとんどが指定席なのであまりこのスタンドを根城にして観戦するということがないのである。他のスタンドが劇的に混雑する重賞の日くらいか。

　４号スタンド１階の馬券売り場はいたってフツーの地方競馬場といった趣である。天井が低く、薄暗い鉄火場感があふれる空間だ。上の階は指定席の客が多くなるので、一般の客はだいたいここで馬券を買うことになる。

　一応２階も指定席ではあるが、売り場だけは一般の客も使えるので、活用することができるぞ。

　そんな４号スタンドでおっちゃんたちの憩いの場となっているのが、こちらの休憩所である。冷暖房完備・禁煙、かつ多数のベンチがある中で馬券の購入が可能だ。ただ、まあそこはかとなくおっさんの香りが漂っているので荷桁はあまり利用することはありません。

　さて、大井の４号スタンドはこんな感じである。上の方に行くときれいな指定席やレストランが多数あるのだが、なんとなく警備員さんが多くいるので、写真が取りづらく今回は取り上げられません。またこんど行ったときに侵入していきたいところですな・・・。