そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

福山競馬場　その１７　～勝手に福山騎手名鑑第三弾～

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レースを終えて

＊福山競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は福山競馬場レポートその１からどうぞ。

　今週はいよいよセントライト記念とローズステークス。秋の気配も深まってまいりましたね。

　さて、ここまで福山競馬に所属していた騎手のみなさんを紹介してきておりますが、今回もそのつづきです。

　前回は野田誠騎手を紹介したところで終わりましたので、次は藤本三郎騎手ということになります。

　というわけで、藤本三郎騎手。現在は騎手業を退き、茨城のミッドウェイファームで働いている。

　ここ数年は数字の上では成績のいい騎手というわけではなかったが、近所のおじさんのような親しみやすい雰囲気で、パドックなんかでも「サブちゃん頑張れ」などとよくファンに声をかけられていたので、人気のある騎手だったのだろう。

　お疲れ様でした。

　続いて、松井伸也騎手。現在はホッカイドウ競馬に移籍している。

　福山在籍時は騎乗機会が多く、頑張る若手の筆頭格という感じであった。門別にうつってからは堅実に活躍しており、今後も期待される。

　大きいところでの活躍はまだないが、福山で磨いた腕でこれからものしていってほしいところだ。

　お次は三村展久騎手。現在は大井に所属。

　福山競馬晩年は圧倒的なリーディングとして君臨していた若手のホープだった。福山競馬最後のレースになったファイナルグランプリを快勝したのも記憶に新しい。

　南関東移籍後は乗鞍も少なく、休養を挟んだりと苦戦をしているようだが、このところ人気馬に騎乗した時はきちんと結果を出しており、徐々に慣れてきたかもしれない。実力があるのは間違いないだけに、飛躍していただきたい存在である。

　続いて、山田祥雄騎手。現在は名古屋競馬に所属。

　福山競馬在籍時はリーディング１０位前後に位置していたが、年の近い、三村騎手・松井騎手などに比べて若手のわりに何故かいぶし銀的な魅力を秘めた存在であった。

　名古屋では4月1日の移籍初日、第1レースでいきなり初勝利という鮮烈デビュー。最近は人気馬に騎乗する機会も増え、着実に地位を築きつつある。個人的には児島真二２世あたりに育ってほしいと思うのだが、いかがだろうか・・・？

　次に、渡辺博文騎手。現在は佐賀競馬に所属。

　福山ではリーディング上位に位置していた安定感のある騎手。どちらかというと地味な騎手だがシブい働きが魅力的であった。

　現在佐賀競馬では伸び悩んでいたレコパンの主戦をつとめ、徐々に大きい舞台に導くなど、じっくり馬を育てる姿勢にも磨きがかかっている。今後も頑張ってほしい。

　さて、これで、福山に所属していた騎手はすべてご紹介したが、せっかくなので期間限定騎乗などで来ていた騎手のみなさんも軽く紹介しておこう。

　金沢の畑中信司騎手。
　金沢リーディング上位の騎手ということもあり、荷桁訪問時にも２勝、２着１回と暴れていた。

　同じく金沢の青柳正義騎手。
　楢崎騎手と勝負服が似ていて紛らわしいｗ
　福山で腕を磨いたことで、格段に技術が向上したらしく、今年は既に昨年の勝ち星を大きく上回っている。

　兵庫から来ていた山崎雅由騎手。
　荷桁訪問時は１勝・２着１回の活躍。福山では２１勝を挙げた。

　大井の高野誠毅騎手。
　福山のあとはホッカイドウ競馬でも腕を磨いた。

　あとは、少し前に福山を引退した騎手で写真がある方も。
　２０１１年に引退した﨏畑雄一郎元騎手。通算633勝。

　２００９年に引退し、現在は金沢で調教師をしている鋤田誠二元騎手。通算は2191勝。

　さて、長々と福山競馬の騎手のみなさんを紹介してまいりました。現在はそれぞれの道を歩まれているわけですが、こうして見ると、つくづく競馬を支えているのは人なんだと実感できますね。

　最後に、廃止セレモニーの際の、騎手のみなさんの動画があったのではっておきます。

　・・・もう少し福山競馬場のレポートをつづけます。