そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

福山競馬場　その１６　～勝手に福山騎手名鑑第二弾～

そこに競馬があるから > 福山競馬場 > 福山競馬場　その１６　～勝手に福山騎手名鑑第二弾～

福山競馬場のパドック周回

＊福山競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は福山競馬場レポートその１からどうぞ。

　世間で五輪で盛り上がる中、ひっそりと廃止になった競馬場のことをつらつら書いているのは、なかなか背徳的なものもありながら、楽しいことでもあります。

　前回から、福山競馬に所属していた騎手のみなさんを紹介しております。

　アイウエオ順で紹介し、現在片桐騎手まで紹介しましたので、次は黒川騎手ということになりますね。

　と、いうわけで黒川知弘騎手。福山競馬の廃止と共に騎手を引退している。

　同じく福山で開業していた黒川幹生調教師は実父で福山競馬騎手会長を務めるなど、地元の顔とも言える存在だった。

　近年では中央から福山に移籍し、重賞戦線で活躍したウォーターオーレの主戦として記憶に新しい。ウォーターオーレ→ビービーバイラのファイナルグランプリは買えなかったなあ、などと遠い目をしてみたり。

　お疲れ様でした。

　さて、お次は佐原秀泰騎手。これでひでやと読ませる。

　福山競馬廃止と同時に川崎に移籍し、けっこうな活躍っぷりを見せていたのだが、ついこの間突如高知競馬への移籍が発表された。

　賞金水準を考えても不可解な移籍である。特に理由などは発表されていないが、もともと福山に来る前は高知でデビューした経歴を持っている訳だし、いろいろ思うところがあったのだろう。新天地を求めて福山に行ったのに福山が廃止になり、続いて所属した賞金水準の高い南関東から高知に出戻るというのは余程、何か考えてのことだと思う。我々がとやかく言うことではない領域だと感じられる・・・。

　福山でもリーディング上位にいたし、川崎にも難なく対応していたので、腕としてはどこに行っても大丈夫であろう。高知では福山競馬ファンにもなじみがある那俄性哲也厩舎に所属の予定だ。

　高知のリーディングの赤岡騎手と勝負服の色合いが似ているので、紛らわしくならないかが個人的には心配である。

　ちなみに騎手業以外ではオタクコレクター（ガンプラが主戦場らしい）としてテレビ番組ホビーの匠に出演するなど、騎手にしては高い身長とイケメンを無駄遣いしており、なかなか興味深い。

　続いては下村瑠衣騎手。現在は高知の那俄性哲也厩舎に所属。

　もともとはホッカイドウ競馬で活躍していたが、廃止が決定的な福山に急きょ移籍したということで若干の物議をかもした女性騎手である。最近のインタビューによると福山での騎乗を最後に騎手を辞めようかとも考えていたそうだ。

　ホッカイドウの女性騎手、笹木騎手がケガに悩まされて早くに引退してしまったのも、何か考えるきっかけになったのかもしれないな。

　現在は高知で元気にやっているようなので頑張っていただきたいところである。ホッカイドウ時代とは比べ物にならないくらい勝ってるのが物語ってはいるのだが。

　さて、お次は周藤直樹騎手である。現在は騎手を引退し、大井で厩務員をしているとのこと。

　福山でもリーディング上位ということはなかったが騎手招待戦で優勝するなど勝負所の一発が魅力であった。

　わりと笑顔も多く、ひょうきんな雰囲気で見ていて楽しい気分になる騎手だったので引退してしまったのは残念だが、大井でいい馬を出してもらいたいところだ。

　続いて、楢崎功祐騎手。現在は大井に所属し、南関東で活躍中である。

　混沌としていた福山でリーディングを獲得し、最後は三村騎手との二枚看板で福山を牽引した福山のトップ騎手である。韓国でも騎乗するなど精力的に乗り役として成長しようとする姿が印象的である。南関東でもケガ休養を挟みながらリーディング２０位以内をキープ（２０１３年９月現在）するなど廃止移籍組のなかでも気を吐いている。

　楢崎騎手と言えば勝負服が金子真人Hと同じ模様というのも有名だが、これは意識してのことらしいですよｗ　いつか中央を金子さんの馬で走るようなことがあればいいのになあ。