日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 門別競馬場 > 門別競馬場 その4 ~門別競馬場 パドック~
門別競馬場パドック
*門別競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は門別競馬場レポートその1からどうぞ。
さて、門別競馬場レポートの4回目です。
これまでも申し上げているように門別競馬場は比較的歴史が浅く、なおかつコンパクトな設備が特徴であるので、あまりこれと言って書くネタが多いわけではない。
あまりサイドストーリーに終始してもしかたがないので、とっととパドックに行こうと思う...
この日の1レースは14時45分発走。みっちり12レースのプログラムが組まれている。Kが休みが取れる日程ありきで訪問したにも関わらず、メインレースが北海道3冠のひとつである王冠賞という引きのよさ。まったく、素晴らしいな。
道中いろいろあったせいで、到着時には既にパドック周回が始まっていた。
さっそく競馬新聞を購入してパドックに向かう。
ご覧のとおり、門別競馬場のパドックは特にこれといってツッコミを入れるようなものもない、いたってフツーのこぎれいなパドックである。姫路のような手書き出馬表があったり、福山競馬場のような雨除けの謎スペースがあったりということもない。
小さいものの真ん中の芝生といい、ラバーといい、パドックとしては申し分ない仕様になっている。地方競馬のパドックの中では特に美しいパドックであろう。
馬産地らしい設備として「オーナーズデッキ」なるものが門別のパドックにはある。これがあえてツッコめるものだろうか。
これが何かと言われると詳細は分からないが、生産者や馬主さんたちあっての競馬場ということで、ちょっと見やすい席を用意していると考えられる。見やすいと言っても50センチくらい高いだけなんだが。
ちなみに、デッキにいる人が、パドックと反対側を向いているのは、馬がコースに向かっているところなので。念のため。
パドックを観察していると、その競馬場の客層の特徴がにじみ出てくるのでおもしろい。
競馬場めぐりをしていて楽しいところは、客層の違いを楽しめるところだ。
過去、帯広や旭川などを思い起こすと北海道の競馬オヤジの特徴は、とにかく周囲の人と関わらない(言葉を交わさない)という点だ。別に冷たいとか性格が悪いとも思わないのだが、比較対象を福山や名古屋や関西のウインズとすると圧倒的に言葉は少ない。この点に関しては北海道民のKも同意している。
門別競馬場の客層はこれまた独特だ。
まず3割~4割が荷桁も含め、観光っぽい面々である。この日が夏休みで王冠賞の日だったこともありけっこうカメラを携えた人や、帰省中なのか旅行なのかの学生風もいた。
残りは地元風なのだが、あまり競馬オヤジといった感じではない。農家なのか牧場関係者なのか分からないが、どことなく第一次産業に従事していそうな方々が夫婦や小グループでのんびり見に来ているというケースが多い。
園田や名古屋などに行くと、いかにもな競馬オヤジをベースに、「○○製作所」「○○機械」などの社名が入った作業着を着た連中(あれって会社としては競馬場とか行ってほしくないから社名いれてるのになあ、などと思いながらいつも見ている)や、とび職のグループ、地元のアホヤンキーなどをブレンドしたものが客層の相場と決まっているのだが、そういった人たちは少数派である。
馬産地ということもあり、鉄火場というよりは、純粋に馬そのものに関心がある人が多いような印象はあった。馬のことも単に馬券の対象として見ているというよりは、どこの生産か、厩舎はどこでどんな馬で、この先どうなりそうか、など、きちんと「経済動物」として見ているような気がする。もちろん、ゼニカネ関係なく愛着を持って馬を応援している人も多いだろうし。
なので、もの静かではあるが雰囲気はいい競馬場である。北海道旅行の折に恋人や奥さんを連れて寄ってもそんなに問題はないのではないだろうか。
そんないい雰囲気の門別を次回以降も満喫していきましょう。
>>門別競馬場レポートその5へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
函館競馬場 その1 ~苫小牧をぶらつく~
札幌競馬場 その1 ~北のシティ競馬~
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帯広競馬場 その1 ~富良野をぬけて帯広へ~
*門別競馬場に関する記事は以下にもあります。
門別競馬場 その1 ~競走馬のふるさとへ~
門別競馬場 その2 ~門別競馬場 アクセス~
門別競馬場 その3 ~開催日にはジンギスカンを~
門別競馬場 その4 ~門別競馬場 パドック~
門別競馬場 その5 ~門別競馬場 パドック~
門別競馬場 その6 ~門別競馬場 スタンド徘徊~
門別競馬場 その7 ~門別競馬場 グルメ~
門別競馬場 その8 ~勝手に門別騎手名鑑その1~
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門別競馬場 その11 ~グランシャリオナイター~
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競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
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