そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

中京競馬場　その８　～ペガサスからの眺望～

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中京競馬場　直線の攻防をスタンドから見下ろす

＊中京競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は中京競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて、前回はペガサスの悪口を書いてしまったので、今回からは少しフォローもしておこう。

　荷桁は大阪在住・愛知出身ということもあり、帰省や愛知県での用事のついでに、ちょいちょい中京競馬場に行くのだが、最近はもっぱらペガサスで観戦するようにしている。

　これは好みの問題もあるので、一概には言えないが、荷桁はどちらかというと外気に触れながら競馬を観戦したいタイプである。そういう人間にとって、一般席も指定席もガラス張りになっていないペガサスは観戦スポットとして、なかなかありがたい存在なのである...

　ペガサスの座席の構造だが、スタンドを正面から見上げると、こんな感じになっている。何やら座席がカラフルになっているのも楽しいところだ

　まず一番下に低層の席がある。そして、少し上がって、中段に２層の座席がある。このカラフルな椅子までが入場料だけで入れる一般席。その上が別途料金が必要な指定席だ。

　まず一番下だが、このスペースは、ほとんどラチ沿いで見ているような方々の休憩スペース兼荷物置き場でき側面が強いので、見やすさなどの点では、特に何がというものでもない。混雑時にやや高さ的アドバンテージがある程度である。

　
　少し上がって中段の席はこんな感じになっている。

　あまりテンションが上がらない写真なので申し訳ないが、一般的な座席が並んでいる。

　当然のことではあるが、このあたりまで上がるとなかなかいい角度から競馬を観戦することができる。

　馬場のリニューアルで直線の攻防が今まで以上に長くなってきた中京競馬場だが、そんな様子もばっちり観戦することが可能だ。

　さほど混雑しない開催であれば、見やすさという観点ではこの一般席からで充分すぎるくらい快適に競馬を観戦することが可能である。

　そして、指定まで行けば、こんな具合に指定席ならではの眺望で観戦することが可能だ。まあ、これも当たり前の話なんだが、やはりいいものである。

　一応、距離はあるものの、レース展開も肉眼で追えるので、実況席よろしく双眼鏡で観戦しているファンもちらほらいる。ちなみに、３枚のうち一番下の写真の４コーナーの向こうにある建造物群は藤田保健衛生大学という名古屋では有名な医科大学とその附属病院である。

　ちなみに、座席はこんな感じになっている。

　屋外だけあってさすがに画面などはついていないが、コンセントが設置されているので何らかの端末を持ち込めばオッズなど検索しながらの馬券購入が可能である。

　さすがに、馬券売り場も快適で、大した混雑もなく買うことができる。床も絨毯張で豪華な感じを醸し出しているぞ。

　指定エリア内にはコイン返却式のコインロッカーもあるので、遠征組にもありがたい。

　ちなみに、ペガサスとツインハットの指定席エリアは行き来可能なので、このコインロッカーもペガサスでしか使えないというサービスではないので誤解の無きよう。これとは別にツインハットの側にもコインロッカーは設置されています。

　しかし、何だかんだ繰り返しになるが、ペガサスは基本屋外席。これは指定・一般に限らずの話だが、ペガサスで観戦する場合には、暑さ・寒さとそれなりに向き合う覚悟が必要になってくる。残念ながら中京は裏開催の場。暑い夏、寒い冬の開催が多く、ペガサスのような屋外観戦型のスタンドは基本的に夏は暑く、冬は寒い。

　夏はともかく冬の開催時にはツインハットの指定席は満席なのにペガサスの指定席は終日ガラガラなんてこともちょいちょいある話だ。

　あまりイメージはないかもしれないが、名古屋は暑さ・寒さはけっこう厳しい土地だ。

　名古屋の夏は平均気温こそ、他の大都市圏と大差ない（とは言いながら名古屋地方気象台は高台の住宅街にあるのでやや低めに出るという説もあるが・・・）が、鈴鹿山脈からのフェーン現象で猛暑日は多い傾向にあるし、冬は冬で伊吹おろしという北風が吹き、最低気温が零度以下になる日が東京や大阪に比べても多いという傾向がある。中京競馬場は夏も冬もわりと厳しい環境に置かれているという認識を持ち、自分の体力に合わせて座席を検討されることをおススメする。