そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

中京競馬場　その６　～ツインハットと指定席～

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中京競馬場　ツインハットを門の外から見上げる。

＊中京競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は中京競馬場レポートその１からどうぞ。

　中京競馬場レポートも６回目となりました。

　さて、いい加減に、そろそろスタンドの内部に入ったり、レースの話をしないとまずいだろうということで、今回はいよいよ中京競馬場に２つあるスタンドのうちのひとつ、「ツインハット」の様子を見て行くことにします。

　ツインハットの名前の由来はWikipediaによると、旧メインスタンドが大改修された時に増設され、正門から見た形状が帽子を2つ並べたようにみえることから「ツインハット」の愛称がついた。

　と、いうわけで、正門に近い角度からツインハットを見上げてみた写真をトップに持ってきたのだが・・・イマイチピンと来ないな...

　と、いうわけでピンと来ないままだが、ツインハットの話に移ろう。

　おさらいになるが、中京競馬場には「ツインハット」それから「ペガサス」の２つのスタンドがある。

　非常にざっくりと述べてしまうと、古いほうがツインハットで新しいほうがペガサスだ。ツインハットは１９９３年にできているので、執筆時点で稼働２２年目ということになる。今回のレポートではそんなツインハットを徘徊してまいります。

　ツインハットの全景はこんな感じだ。

　特徴としてはぱっと見ていただいてお分かりのように、ガラス張りになっているという点である。

　新しくできたペガサスは旧メインスタンドの構造を引き継いで、観覧席はふきっさらしになっているのだが、ツインハットはできたときから。冷暖房完備のガラス張りだ。

　こちらはペガサス側の席からからツインハットを見た様子だが、ばっちりガラスで隔離されている感ありでござる。

　「俺は夏は冷房、冬は暖房が効いているところで観戦したいんじゃ」というタイプの方は、一般席、有料席を問わず、ツインハットを本拠地にするのがよいだろう。

　一般席は追加料金なしで快適にレースが見られる空間なので、開門と同時にほぼ埋まる人気スポットである。

　ツインハットの１階には馬券売り場の他に指定席売り場も存在している。

　写真は既に完売して閉まってしまったあとだが、指定席はこちらでの購入になる。

　ちなみに指定席に関しては、近年売り方のシステムがころころ変わっているので、事前にしっかりと公式サイトで確認してから行ったほうがいいだろう。

　現在、ネットでも購入できるほか、現地では朝に入場門にてこうした整理券が配られているので、これを受け取って先ほどの窓口で買うというシステムになっている。

　最近は購入できる窓口の場所も変わったりしていてややこしいし、整理券配布が何時にどこでやってるのかなどは混雑状況によって変わる可能性もあるので、主催者情報を必ず確認してほしい。

　ちなみに写真がブレブレで恥ずかしいが、ツインハットの１階にはシニアサロンなるものもある。

　荷桁はナウなヤングなのでまだこのサロンには入れないわけだが、公式サイトによると、シニアパスポート会員様限定の席で、「ソファー席」や「掘りごたつ席」何かがあるとのこと。飲酒はできないが、飲食も可ということなので、シニアたちが快適に過ごすには持って来いであろう。一応、有料で５００円が別途必要とのことだ。

　続いて２階へ。

　ツインハットの２階は馬券売り場はなく、フードコートくらいしかない中途半端な空間だ。
　フードコートに関してはまた中京競馬場グルメとして後述するので、ここでは端折ってしまおう。

　フードコート以外で、ツインハットの２階にあるものと言えばこちらのメディアホールだ。

　一応２階にあると書いたが、２階～５階までの吹き抜けになっているので、各フロアからこのホールの様子は見ることができる。

　レース中継のほか、こうしたトークイベントなども行われる。比較的椅子がフカフカしていて快適なので、老人たちにはけっこうここの愛用者も多い。荷桁も場外発売時などたまに利用するぞ。

　３階はツインハットの一般席の中ではもっとも高い位置で競馬を見ることができるスポットで、わりかしいつも賑わっている。１階の投票所はいちいち外に出ないとレースが見られない構造なのだが、３階まで上がってしまえば普通にレースが見られるので比較的常連的なファンの中ではポピュラーな投票所である。

　ご覧のとおり、まあ、JRAの標準的な投票所と言った趣だ。

　４階より上は指定席エリアとなる。

　写真は５階指定席の投票スペース。床が絨毯張りになり、だいぶ快適性が増す。混雑度も階下とは比べ物にならないため、夏開催・冬開催・パークウインズいずれにせよ重宝できるスペースだ。

　指定席からの眺望もなかなかよろしい。直線もきちんと見られるぞ。座席には他場が見られるモニターもついており、いろんな意味で快適な席だ。

　中京は夏だったり冬だったりと比較的過酷な気候条件のときの開催が多いため、体調が悪かったり、女の子や初心者を連れて行ったりする場合は、ツインハット側の指定席を活用するのは選択肢の一つとして持っておいたほうがよいだろう。そのかわり比較的人気のある席なので、発売状況は要確認である。

　そんなわけでまずはスタンドの中でもツインハットをご紹介しました。

　次回以降、ペガサスも含め、まだまだ続けてまいります...