日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 阪神競馬場 > 阪神競馬場 その12 ~阪神競馬場 公園とセントウルガーデン~
阪神競馬場
*阪神競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は阪神競馬場レポートその1からどうぞ。
阪神競馬場レポートの続きでございます。
前回までのレポートではスタンドから芝生での観戦までを見てまいりました。これで、だいたい阪神競馬場の主たる部分は歩きつくしているとも言えるが、今回からはもう少しスタンドの裏手側のほうにスポットを当てていくことにしよう。
スタンドの裏手というとだいたいの相場として、児童遊園的な公園スペースがあるのがパターンだが、御多分に洩れず阪神競馬場にも公園があり、さらには謎の庭園のようなスペースも存在している。今回のレポートではそのあたりのほうを見てまいりましょう...
阪神競馬場はスタンドの東側に比較的スペースがある競馬場だ。
スタンドがゴール板の近くにあるのだから当然と言えば当然なのだが、とかく先ほどの芝生での観戦スペースも含めて、のんびりできるスペースは東側に集中をしている。
お子さん連れで競馬場に行く方にとって一番気になるのは公園のようなものがあるのかという点かと思うが、ここ阪神競馬場にもしっかりと「スペースキッズ」なる公園があるので、馬券に興味のないお母さんもご安心いただきたいところだ。
スペースキッズ。
こうしてあらためて字におこしてみると、いろいろな疑問が湧いてくるぜ。これはキッズスペースと言った方がいいんじゃないだろうか?スペースフォーキッズかな?それともスペースは宇宙という意味で、宇宙の子どもたちという壮大なテーマを持った名前なのか?など考え出すと意外と奥深いネーミングだ。
ネーミングはともかく、やはり中央の競馬場にある公園だけあって、遊具の類は充実している。小奇麗なアスレチック、コンビネーション遊具はもちろん、子ども達に大人気のトランポリン的な山もある(ふわふわドームというらしい)。未就学児であれば1時間くらいはみっちり遊べてしまうのではないだろうか。
上の写真を見ていただくと線路と踏切があるのでお分かりになると思うが、競馬開催日にはこの公園を一周する形でミニ列車も走っている。競馬場入場料だけでこの遊具が使えるんだから、相変わらずJRAは太っ腹である。
もう少し中に踏み込んで遊具の詳細を撮影してもよかったのだが、さすがにオッサンが一人で遊具で遊ぶ子どもたちをバシャバシャ撮影していたらあらぬ誤解を生む可能性が高いので自粛させていただいた。
ちなみに平日の非開催日であっても、東門から入ることにはなるが、この公園だけを利用することが可能である。詳しくは公式ページを見ていただくのがよいが、タダで使える公園にしてはレベルが高いので、近所の方は重宝しているのではなかろうか。お子さま連れの方は是非ご活用を。
そんなスペースキッズから少し進むと、このような庭園が現れる。
こちらは「セントウルガーデン」と呼ばれる庭園で、花壇やら噴水やらが存在している一画である。
まあ、噴水や花壇があったところで、競馬ファンとしては特に何を思うわけでもないのだが、一応ぶらぶら散歩するには可もなく不可もない空間である。まあ阪神競馬場の人や庭を設計した人にこんなこと言ってしまっては悪いが、馬券を買いに来ている人間にこの庭に対して何か感想を抱いてほしいというのは無理がある気がするぜ。こうして写真で見返すとそれなりに綺麗な空間だというのは認めるけども。
一応このように敷物を敷いてまったりされる人々もいる。まあ大多数の競馬ファンにとってのセントウルガーデンの楽しみ方はこのような感じになってしまうのかもしれないな。
オーストラリアや欧州の競馬場とかだったら、大きいレースの日にはこういうスペースにワインとか出しちゃうこじゃれた屋外レストランを臨時で作ったりして華やかな感じにしちゃうんだろうけど、日本人の感性ではそういうのは厳しいのかね。
ちなみに、セントウルガーデンの噴水の一部では水遊びができるそうだ(公式サイトでもOKとされていた)。
夏の開催など暑い日には先ほどのスペースキッズと合わせて利用してみるのも、お子さま連れにとっては手であろう。大人は馬券外したり酔っぱらった勢いで飛び込んだりしたらアカンよ。
ちなみに、セントウルガーデンの由来となっているのは、こちらのセントウル像である。
セントウルは阪神競馬場のシンボルである。よくレース実況なんかで見かけるアイツである。
ギリシア神話に出てくるケンタウロスっつー下半身が馬で上半身が人間の神様を英語読みしたのがセントウルである。
なんでまた兵庫県宝塚市にある阪神競馬場でギリシア神話の神様やねん、という疑問は当然湧くわけだが、なぜセントウルが阪神競馬場のシンボルなのかは正直よくわからない。ただ、名騎手のことをセントウルと言ったりもする(福永洋一元騎手の記録映画のタイトルは”セントウルへの道”となっている)し、そういう意味でも競馬になじみのある存在ということになっているのだろう。
阪神競馬場にはセントウルステークスというレースもあるが、それもこのセントウルに因んだレースである。中京競馬場でいうと金鯱賞みたいなもんか?ギリシア神話というくくりだと、トリトンステークスとかアルテミスステークスとかペガサスステークスとかもあるな。あればどちらかというと星座くくりになるのかな?よう分からんのう。
まあ、あまり深く考えてもドツボにはまりそうな感じなのでやめておこう。とにかく阪神競馬場のシンボルはセントウルであり、ここはセントウルガーデンなのだ。深く考えず丸暗記しておけばよろしい。
ちなみに、セントウルガーデンの奥にはスカイパークステージなるイベントステージもある。レンジャーショーなどがあるときはここでやったりするぞ。
あと、意外と人気があるのがこちらのポニーリンク。
だいぶ4コーナー寄りの立地なのだが、競馬開催日にはポニーに乗れるとあって、それなりに人気があるスポットである。
お子さま連れにとっては、スペースキッズで遊び、ポニーリンクでポニーに乗り、レンジャーショーを見て、弁当でも食って帰れば一日楽しめてしまうことだろう。
っつーわけで、何やらよく分からないことに思いを巡らせたり、家族連れへの指南をしてみたりと、とっちらかったレポートになってしまったが、阪神競馬場のスタンドの東側にはこんなものがあるよということを何となく覚えていただければありがたい次第です。
次回も阪神競馬場レポートのつづきをします。
>>阪神競馬場レポートその13へ
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