日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 姫路競馬場 > 姫路競馬場その3 ~いろいろと姫路スタイル~
姫路競馬場スタンド。
*姫路競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は姫路競馬場レポートその1からどうぞ。
さて、初夏の姫路競馬馬はエリザベスクィーンのレースも終わり、NHKも帰って静かな感じに戻る運びになりました。
あらためて場内を回ると、ド平日に開催しているわりにはそれなりに人が来ているように感じる。比較対象にしてしまって申し訳ないが、笠松や高知のような惨状では決してない。背景に抱える人口やアクセスがわりといいからかもしれない。もちろん、園田なんかに比べたらあれだが、それでもまだまだ集客ができそうな気はする...
ただまあ、平日の昼間ということもあり、客層は園田と似通っていて、いわゆる馬券おじさんたちと、現場を抜け出してきた作業着の土建屋風が主流。20~30代あたりはとりこめていない感がある。
初夏しかやってないということを逆手に取って、1日のスケジュールを薄暮開催→大井・川崎・高知などのナイター場外発売という編成にして、晴れた日には、無駄にだだっ広いスタンド前のスペースにテーブル並べてビアガーデンにしちゃえばいいのに。近くにある姫路獨協の学生や姫路市内にある事業所に優待券なんか配ったりしてさ。
姫路競馬場のスタンドに目をむけてみよう。
地方競馬というと、いろいろ増築や改修を重ねて、新旧いくつもスタンドがあり要塞のようになっている無計画な競馬場がけっこう多いのだが、姫路は極めていさぎよい孤高のスタンドを貫いている。
パドック側から見るとこんな感じ。どことなく田舎の公共施設を思わせる質感と色使いだ。商工会議所とかこんな感じの佇まい多い気がする。
真横から見た図がこちら。分かりやすい5階建てである。
スタンドは地方のものにしては結構屋根がせり出していて快適。屋根に随分年季が入っていて、生で見ると今にも崩れ落ちてきそうな感じで大迫力だ。ちなみに、この巨大な屋根のおかげというわけでもないだろうが、姫路にはガラス張りになった観覧席というのがない。どこで見ても屋外というのは、またこれ姫路らしくていいんじゃないですか?
しかしやはり年に数回しか開催がないと設備投資もできないのか、施設は全体的に年季を感じる佇まいだ。かつての指定席売場も朽ちつつある。かつての栄華が感じられて、ちょっぴり切ない。また、売場の1階も特に空調があるとかそういうこともなくがらんとしている。
予想屋さんもこの日はこちらのお一人だけでした。
さて、気分をかえて姫路競馬グルメといきたい。
姫路のメシは他の競馬場とはちょっと違う感じだ。まず、他の競馬場のように、例えばもつ煮込みだとかフランクフルトを購入して適当な場所に座ったり立ったりして食べる形式ではないのだ。
手前の人物は今回同行してくれた友人。かつておばあちゃんがここで馬券売りの仕事をしていたそうな。
姫路競馬場では食堂専用の建物の中にテーブルと椅子が並び、いくつかのお店が入っていて、その中で食べるというシステムになっている。先に紹介した盛岡競馬のフードコート的なものを想像していただけると助かる。
しかも、その食堂専用の建物以外に、食事を出す店がほとんどないので必然的に飯を食べようと思ったらそこに出向く必要があるのだ。そのため、この競馬場は食べ物ゴミに関してはほとんど落ちていないのである。
しかし姫路はただのフードコートとはちょっと違う点がある。普通、フードコートのシステムをとっているところは、どこのお店のものであっても自分の好きな席で食べることができるが、姫路の食堂棟内の席はそれぞれのお店ごとに縄張りがあるのだ。つまり、建物内の席がお店ごとにゾーンで区切られていて、座る席によってどこのお店で食事をするかということが自動的に決まってしまうのである。
従って、お店側にとってはどこの席に客を座らせるかというのが非常に死活問題。そのため荷桁のような一見さんは売店のおばちゃんの執拗な勧誘に逢うことになる。
とりあえず訳も分からず一番手前にあった「あたり屋」というお店の前の席に座る。
ここではかきあげ丼(650円)なるものを食べた。かきあげを卵でとじたという荷桁が比較的好む系統の食べ物である(どうでもいい)。
しかし、周囲のおじさんを見てみると、大体の人がおでん+ビールを注文している。そして食事をする人はカレーライスを食べている。どうやらこのお店はカレーとおでんが人気のようだ。言われて見てみれば、写真内のおばあちゃんもおでん鍋の前で構えているではないか。かきあげ丼も決してまずいわけではないのだが、初めてのお店で、浮き足立って人気商品を見極められなかったこ
とにいささか後悔。
食べ終わって、他店を覗いてみても、けっこう食べ物のレベルは高そうに感じる・・・ぬう・・・。
というわけで、今後、必ずや再び姫路競馬の地を訪れてグルメの追加レポートをしたいと思います。いや、マジで。
注:その後マジで行ってきました→姫路競馬場レポートその5へどうぞ。
>>姫路競馬場レポートその4へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
園田競馬場 その1 ~園田競馬は尼崎~
福山競馬場 その1 ~私的福山競馬史~
阪神競馬場 その1 ~阪神競馬場の歴史と私的な思い出~
京都競馬場 その1 ~淀の競馬の歴史と今~
金沢競馬場 その1 ~金沢けいば冬景色~
笠松競馬場 その1 ~名馬・名手の里~
*姫路競馬場に関する記事は以下にもあります。
姫路競馬場 その1 ~初夏だけのパラダイス~
姫路競馬場 その2 ~パドックとエリザベスクィーン~
姫路競馬場 その3 ~いろいろと姫路スタイル~
姫路競馬場 その4 ~いつか勝利する日~
姫路競馬場 その5 ~追加レポート前編~
姫路競馬場 その6 ~追加レポート後編~
姫路競馬場 その7 ~いまひとたびの姫路へ~
姫路競馬場 その8 ~姫路競馬場 アクセス~
姫路競馬場 その9 ~姫路競馬場の現在~
姫路競馬場 その10 ~姫路競馬場のスタンドに近づく~
姫路競馬場 その11 ~姫路競馬場のスタンドをぶらり一周する~
姫路競馬場 その12 ~姫路競馬場 スタンド1階~
姫路競馬場 その13 ~姫路競馬場 スタンド2階~
姫路競馬場 その14 ~姫路競馬場 特観席~
姫路競馬場 その15 ~姫路競馬場 グルメふたたび~
初夏しかやってないということを逆手に取って、1日のスケジュールを薄暮開催→大井・川崎・高知などのナイター場外発売という編成にして、晴れた日には、無駄にだだっ広いスタンド前のスペースにテーブル並べてビアガーデンにしちゃえばいいのに。近くにある姫路獨協の学生や姫路市内にある事業所に優待券なんか配ったりしてさ。
姫路競馬場のスタンドに目をむけてみよう。
地方競馬というと、いろいろ増築や改修を重ねて、新旧いくつもスタンドがあり要塞のようになっている無計画な競馬場がけっこう多いのだが、姫路は極めていさぎよい孤高のスタンドを貫いている。
パドック側から見るとこんな感じ。どことなく田舎の公共施設を思わせる質感と色使いだ。商工会議所とかこんな感じの佇まい多い気がする。
真横から見た図がこちら。分かりやすい5階建てである。
スタンドは地方のものにしては結構屋根がせり出していて快適。屋根に随分年季が入っていて、生で見ると今にも崩れ落ちてきそうな感じで大迫力だ。ちなみに、この巨大な屋根のおかげというわけでもないだろうが、姫路にはガラス張りになった観覧席というのがない。どこで見ても屋外というのは、またこれ姫路らしくていいんじゃないですか?
しかしやはり年に数回しか開催がないと設備投資もできないのか、施設は全体的に年季を感じる佇まいだ。かつての指定席売場も朽ちつつある。かつての栄華が感じられて、ちょっぴり切ない。また、売場の1階も特に空調があるとかそういうこともなくがらんとしている。
予想屋さんもこの日はこちらのお一人だけでした。
さて、気分をかえて姫路競馬グルメといきたい。
姫路のメシは他の競馬場とはちょっと違う感じだ。まず、他の競馬場のように、例えばもつ煮込みだとかフランクフルトを購入して適当な場所に座ったり立ったりして食べる形式ではないのだ。
手前の人物は今回同行してくれた友人。かつておばあちゃんがここで馬券売りの仕事をしていたそうな。
姫路競馬場では食堂専用の建物の中にテーブルと椅子が並び、いくつかのお店が入っていて、その中で食べるというシステムになっている。先に紹介した盛岡競馬のフードコート的なものを想像していただけると助かる。
しかも、その食堂専用の建物以外に、食事を出す店がほとんどないので必然的に飯を食べようと思ったらそこに出向く必要があるのだ。そのため、この競馬場は食べ物ゴミに関してはほとんど落ちていないのである。
しかし姫路はただのフードコートとはちょっと違う点がある。普通、フードコートのシステムをとっているところは、どこのお店のものであっても自分の好きな席で食べることができるが、姫路の食堂棟内の席はそれぞれのお店ごとに縄張りがあるのだ。つまり、建物内の席がお店ごとにゾーンで区切られていて、座る席によってどこのお店で食事をするかということが自動的に決まってしまうのである。
従って、お店側にとってはどこの席に客を座らせるかというのが非常に死活問題。そのため荷桁のような一見さんは売店のおばちゃんの執拗な勧誘に逢うことになる。
とりあえず訳も分からず一番手前にあった「あたり屋」というお店の前の席に座る。
ここではかきあげ丼(650円)なるものを食べた。かきあげを卵でとじたという荷桁が比較的好む系統の食べ物である(どうでもいい)。
しかし、周囲のおじさんを見てみると、大体の人がおでん+ビールを注文している。そして食事をする人はカレーライスを食べている。どうやらこのお店はカレーとおでんが人気のようだ。言われて見てみれば、写真内のおばあちゃんもおでん鍋の前で構えているではないか。かきあげ丼も決してまずいわけではないのだが、初めてのお店で、浮き足立って人気商品を見極められなかったこ
とにいささか後悔。
食べ終わって、他店を覗いてみても、けっこう食べ物のレベルは高そうに感じる・・・ぬう・・・。
というわけで、今後、必ずや再び姫路競馬の地を訪れてグルメの追加レポートをしたいと思います。いや、マジで。
注:その後マジで行ってきました→姫路競馬場レポートその5へどうぞ。
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園田競馬場 その1 ~園田競馬は尼崎~
福山競馬場 その1 ~私的福山競馬史~
阪神競馬場 その1 ~阪神競馬場の歴史と私的な思い出~
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笠松競馬場 その1 ~名馬・名手の里~
*姫路競馬場に関する記事は以下にもあります。
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姫路競馬場 その5 ~追加レポート前編~
姫路競馬場 その6 ~追加レポート後編~
姫路競馬場 その7 ~いまひとたびの姫路へ~
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姫路競馬場 その10 ~姫路競馬場のスタンドに近づく~
姫路競馬場 その11 ~姫路競馬場のスタンドをぶらり一周する~
姫路競馬場 その12 ~姫路競馬場 スタンド1階~
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このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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