日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 金沢競馬場 > 金沢競馬場 その9 ~金沢競馬場を一周してみる 後編~
金沢競馬場の裏の河北潟
*金沢競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は金沢競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも。荷桁です。
タイトルを見てお分かりの通り、前回のレポートより、金沢競馬場を一周するという酔狂なことをおこなっております。
前回に引き続き、ただただ、金沢競馬場の敷地の外を一周しているだけというしょうもないコーナーになりますので、お急ぎの方は読み飛ばしていただければと思います。前回は入場門付近をスタートして時計回りに駐車場などを抜けて河北潟が見渡せる水門までやってきました。っつーわけで冒頭の写真は河北潟なわけでございます。今回はここから再び入場門までブラブラと歩いていきたいと思います。
さて、そんなわけでまいりましょう。金沢競馬場を一周してみる後編でございます...
っつーわけで水門のところから話を再開しよう。このへんのことにはそこまで詳しくないのだが、農業用水路が汚れてきているようだ。確かにこの水門のあたりの水も濁ってゴミが浮いておる。荷桁も地方出身なので実感があるが、田舎ってキレイなイメージあるけど、実際ゴミとかたくさん落ちてるからね。金沢なんつー名前に騙されてはあきまへんで。
まあ看板ばかり見つめていても仕方がないので先に進もう。ひとまず敷地にできるだけ沿うため、農道みたいなところを右に折れる。
相変わらずさして面白くない景色が広がるが、まあ予見はできたことなので文句を垂れずに進むことにしよう。
しかし、このあたりの道はそれにしても汚ねえなあ。
前日の雨でゴミが一か所にかたまってるんだろうけど。こういう訳の分からない部品が落ちてるのって、田舎にありがちよな。荷桁の実家のあたりもこういう訳分からない金属片やプラスチック片、落ちてたわ。
足元のゴミが気になるが、気を取り直して先に進もう。しばらくは右手に用水路、左手に農地という景色が続く。右手の用水路の向こう側は金沢競馬場の厩舎エリアだ。
ふと振り返ると、先ほど脇を通った建物は八田排水機場なる施設だったということが判明。なるほど、周辺の用水路の水がここに集約されて、さっきの水門のところから河北潟に出ていく訳か。金沢競馬場には関係ない非常にどうでもよい知識が身についてしまった感はあるが、またひとつかしこくなったということでよしとしよう。
しかし道に落ちているゴミも汚ねえが、道そのものもアスファルトが劣化していてなんともみすぼらしい感じだ。雪国はアスファルトが傷みやすいという事情は重々承知しているが、この感じだと足を踏みはずすとその勢いで用水路にダイブしてしまいそうになってしまいそうで怖いぞ。まあ、もっとも金沢競馬場でダイブというと別のお方が有名なんですがね。え?そーゆーきわどい話はやめろって?メンゴメンゴ。
しょうもない話はさておき、用水路の向こう側には輪乗りをすると思しき施設と厩舎の建物が垣間見える。日や時間帯によっては馬も見えたりするのかしら。まあ、わざわざここから見なくてもよいとは思うが。
ひたすらと一直線の道を進んでいく。まあ何が面白いということもないが、普段運動不足の身としては歩くだけでも楽しいものよ。
壁の向こうには何やらいろいろな施設があるが、荷桁にはそれが何かはよく分からない。ただ何となくあの壁の向こうで馬が鍛えられて、厩舎関係者の皆さんが日々の生活を営んでいるんだなあというぼんやりとした想像だけで、レースを見るだけでは得られない競馬の奥深さの一端を味わっている気分になれるので不思議だ。
さてそうこうしているうちに長い直線が終わり、右手に用水路を渡る橋が出てきた。敷地に沿って進むべくこの橋を渡る。
当たり前だが、橋を渡りつつ右手を見ると、先ほどの用水路を眺めることができる。こうしてブログにまとめてしまうとよく分からないと思いますが、けっこう歩いているんです。競馬場の敷地ってけっこう広いんです。
橋を渡ると、右手には金沢競馬場の厩舎エリアの壁が。なんとなく昔はここからも敷地内に出入りできたかのような雰囲気はあるが、現在は壁で塞がれており出入りすることはできない。
橋を渡るとまた右手の競馬場の敷地の壁のところに小さな用水路が現れる。ホンマ、用水路まみれやな。
さて、ここからもかなりの距離まっすぐな道が続く。ちなみに、この道路は金沢競馬場のバックストレッチと並行している道でございます。
ふと遠くを見ると、雪山が・・・。さすがは金沢でございますのう。曇天も相まって、なんだか荒んだ旅という雰囲気になってきたのう。まあ実際男一人の荒んだ旅であることもまた動かしようのない事実なのではありますが・・・。しかもこんなところを徘徊しておるわけでございまして。
まあそれにしてもなんだ。旧ソ連の寒村にでも迷い込んだかのような気分になってくるぞ。ちなみに、右手の並木は金沢競馬場の向上面に見える並木である。レース中継とかでも写っているでしょ?
右手にあるこの用水路の水の濁り具合も実に退廃的な感じだ。
そして進めば進むほど、並木の落ち葉と思しきものが道を塞いでいく。すげー汚ねえ感じなんだが、ここまでくるとなんかもう、これはこれでむしろ風情あるんじゃないかという気分になってくるぜ。
歩いていて、ふと右を見ると馬が調教をしていたりする(一周した日は本場開催日ではなく場外発売の日でした)。わざわざここで見る必要は微塵もないが、一応見えたりもしますということでお伝えしておきます。
そしてふと左を見ると長靴が落ちていてギョッとする。こういうシチュエーションで見るとけっこうビックリするから何卒ご勘弁の程、宜しくお願い申し上げます。
そんな小トラップもありつつ、しばらく突き進んでいくと八田駐車場の跡地にご到着だ。八田駐車場がよく分からないという方は金沢競馬場の駐車場のレポートをご参照いただければと思います。平たくいうと既に使われていない、金沢競馬場の駐車場でございますな。
しかしこの駐車場跡地の荒れっぷりもこれまたパンチが効いておるのう。この写真だけ見ると人類滅亡しててもおかしくないような気分になってくるぜ。世紀末感がハンパない。
っつーわけで何だかSF的な気分になりつつ八田駐車場の脇の道を抜けていく。これで金沢競馬場の正門まで戻ったら人が誰もおらず、ひょっとして世界中の人間が自分一人を残して忽然と消えてしまったんではないか!?なんつー展開になりゃせんだろうか。なるわけねえか。
しかしここも豪快に亀裂が入っておるのう。私道なんだろうか。それとも行政に見捨てられた道なんだろうか。
さて、そんなこんなで、言っているうちに金沢競馬場の前に通じる通りまでやってきた。ここまで来たらあと少しである。
この道もややドブが豪快な感じで決して歩きやすくはないが、まあ、ここまで来たら文句を垂れずに先を急ごう。
先ほどの八田駐車場の入口前を通過する。
さらに、F駐車場、E駐車場の脇を通過。ここまで来ると競馬場の前まで続く屋根付き通路も見えてまいりますな。
さてE駐車場を過ぎますと、このとおり正門につづく屋根付きの通路が現れる。さあここからはサクサクまいりましょう。
途中から通路の屋根の素材が変わる。この通路の途中には自販機とか公衆トイレとかもあるので何かと便利である。
さて。そんなわけで、入場門からぐるっと時計回りに金沢競馬場の敷地の外側を一周いたしました。いやあ長かったですなあ。まあこの日の天気もあったと思いますが、何となく旧ソ連にワープしたような不思議な気分が味わえてなかなか楽しかったです(ちなみに荷桁は一度もロシアに行ったことはございません)。もし金沢競馬場訪問時に死ぬほど暇だという方がおられましたら、是非このレポートをご参考に一周していただけますと幸いです。
金沢競馬場レポートと言いながらもちっとも金沢競馬場に足を踏み入れないといういつものパターンになってまいりましたな。もちろん次回も金沢競馬場レポート。まだまだ先は長そうです・・・。
>>金沢競馬場レポートその10へ
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