そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

マルサ競馬場　その１５〜マルサ競馬場グルメとビール〜

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マルサ競馬場スタンド。照りつける太陽と青い空が非常に地中海だ。

＊マルサ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。

　マルサ競馬場レポートも早くも１５回目となってしまいました。まあ、これだけ小出しにしつつやっていたら当たり前か・・・

　ここまでレースの合間を縫って、場内をうろうろしてマルサ競馬場を観察しつつ時間を過ごしてきたわけだが、地中海の強烈な太陽は容赦なく荷桁を照りつける。１４時から１レースとはいえ、初夏の快晴の地中海性気候は無茶苦茶に暑いぞ...

こういうときは何かしらの水分を手にしなければならない、ということでマルサ競馬場の売店へと向かう。

　場内には何軒かの売店がある。

　基本的に午後のレースが多いからか、その数は少ないが、スナック系の食べ物および飲料が販売されており、このように暑い日にはかなり重宝するため、わりとお客が群がっていた。

　マルタはEU圏だけあって、いわゆるコーラやらシュウェップスやらの世界ブランドであればひととおりのジュース類はどこででも買える。もちろんミネラルウォーターも各銘柄揃っており、町中のスタンドや売店でお手軽に買えるので、観光でも競馬でも安心していただきたいところだ。

　とはいえ、こんなに暑い午後、そしてこの快晴の天気、駆け抜ける馬たちとくれば、ビールを飲まずにはいられないだろう。

　これはマルタの地ビールでCISK（チスク）という銘柄のビールである。いわゆる日本のビールに近いラガーのピルスナーで、マルタでは最もポピュラーな銘柄のひとつである。

　地ビールはやはりその土地で飲んでこそ美味いもので、チスクもマルタ島の乾いた暑さにマッチするさわやかでぐいぐい行ける味とのどごしが売りだ。

　かんかん照りの競馬場でこいつをぐびッと飲むとこれはもう堪えられない幸せである。ちなみに、スタンド裏手の売店では、とくにこいつをキンキンに冷やしてくれているので、訪問日のような暑い日には、もう本当にたまらないのだ。あっという間に５００mlを２本飲んでしまった笑

　そして美味いビールを飲んだら何かしらのつまみも欲しいのが人情というもの。

　缶ビール片手につまみを求めてスタンド周辺をうろついてみることにした。
　既に昼飯は食っているのであまり重たいものは避けたいところだ。

　そしてスタンドの裏手でとうとう見つけたぞ。チャーリーのホットドッグ屋。

　こういうの待ってたわいという感じ。カメラを向けるとチャーリー苦笑い。

　チャーリーのというからには何かしらチャーリーなりのこだわりがあるのかと思いきや、モノ自体は極めてフツーだ。ソーセージもパンも特にポリシーがあるわけでもなさそうな出来合いのものであったが、一応注文を受けてから一つ一つオーブンでみっちり焼いてくれるので、熱々が味わえる。

　ホットドッグでもやや重たいのでパンはいらねーという方はソーセージのみのオーダーも可能だ。ケチャップとマスタードはかけほうだい。見た目通りの安っぽいソーセージだが、ここで食べると妙に美味く感じる。これでビール飲んだらほかに何もいらんぞ。

　ちなみに、奥まったところには一応ちゃんとしたレストランもあったが、あまりお客もおらず閑散としていた。

　公式サイトを見たところ、この競馬場はナイター開催もやっているようなので、そのときに行ったらなかなかいい料理やお酒を出している可能性はある。今後再訪の機会があれば是非入ってみたいところだ。

　競馬があって、ビールが美味くて、やれやれ幸せな国だなあマルタ。永住したくなってきたぞw