小倉競馬場 その2 ~小倉 北方 競馬場~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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小倉競馬場
競馬場前駅から小倉競馬場へ


*小倉競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は小倉競馬場レポートその1からどうぞ。



 
 だいぶ寒さが和らぐ日も増えてまいりました今日この頃。皆様いかがおすごしでしょうか。私は今年も着実にマイナス額を重ねております。ある意味順調です。



 さて、そんな話はさておきつつ、小倉競馬場レポートの続きでございます。



 前回は小倉駅からモノレールで小倉競馬場の最寄り駅「競馬場前」までやってきたところまででしたので、今回はその続きから。



 冒頭の写真のように、競馬場前の駅は小倉競馬場の入場門に直結しているような構造になっていて非常にアクセスは至便な競馬場である。いわゆるターミナル駅からのアクセスという点ではJRAでも一番いいのではないだろうか…







 この競馬場駅および小倉競馬場は北九州市小倉南区北方という場所に存在している。
 周辺には、北九州市立大学、陸上自衛隊小倉駐屯地、福岡県警察本部北九州自動車運転免許試験場、北九州医療刑務所(旧小倉刑務所)など公の施設がある。



 それなりにまとまった土地が取りやすい場所だったのだろうか。



 別にきちんと調べたわけではないのであれだが、陸上自衛隊の小倉駐屯地がもともとは大日本帝国陸軍小倉聯隊だったという経緯から、軍需的なところで発展してきたエリアなのかもしれない。もともと小倉自体が軍都としての性質を持ち合わせていた街だったというのもある。原爆がもともと広島と小倉を標的にしていたが、天候が悪く長崎に変更されたという話は有名だ。



 古くから西鉄北方線という狭軌の路面電車も通っていたが、これが廃止になり、現在のモノレールが敷設されたという点も鉄オタ的には忘れてはならない事実であろう。北方線が走っていた道は非常に狭く、定時運行もままならない状態だったと言われている。

 

 函館以外にも昔は路面電車でアクセスする競馬場があったということですな。




小倉競馬場のポスター



 さて、そんなタイムスリップ的な話はやめて、現代に戻ろう。



 駅の改札の脇には小倉ローカルでのJRAのポスターがはってあったりしておもしろい。こうした各競馬場の独自宣伝予算の使い方なんかを観察してみるのも一興である。開催日が短いと変にウェブを作るより、こうした張り物のほうがよかったりするんだろうか。



 いろいろネットで調べてみると、モデルは一般の方のようだし、このポスター自体もかなり低コストで作られているのかもしれないな。



 前回のレポートで申し上げたように小倉は競輪や競艇もあるのだから、小倉競馬・小倉競輪・若松競艇共通のキャンペーンなんてのがあっても面白いんじゃなかろうか。3つまわると指定席が安くなるとか、記念品がもらえるだとか。



 それこそ北九州市立大学の地域創生学群あたりで、いかにして若者を公営ギャンブルに集客するかというテーマの課題でもしてみたらどうだろうか。




小倉競馬場へのアクセス駅競馬場前駅



 さて、話題をそらしていても仕方がないので。さっそく競馬場に乗り込むことにしよう。



 前述のとおり、この駅は競馬場の入場門に直結しているので、駅から門までアクセスは徒歩0秒だ。




小倉競馬場のモノレール入場門



 先はこんな感じ。



 右手の券売で入場券を買って、すぐに左手のゲートから入ることができる。



 なんだか薄暗くて天井も低く、あまり競馬場に来たぞ!という昂揚感は湧かないが、まあ便利だからよしとするか。




小倉競馬場の競馬新聞売り場



 ちなみに、この空間にはかつて競馬新聞の売り場があったようだが、閉鎖されていた。駅から来る人間が100%通るこの空間で商売が成立しないというのもなかなかシビアな現実だ。ここに人を置くよりも場内に集約した方がいいという判断なのだろうか。



 いずれにせよ、中央競馬ほどの集客力を持っていながら店をたたまねばならんというのは客が減っているというよりも高コスト体質なんじゃねえか?と思ってしまうな。




小倉競馬場のモノレール入場門



 ちなみにこの入場口は競馬場側から見るとこんな感じ。地味でございやす。




小倉競馬場のコンコース



 ところが中に入ると、なかなかにいい空間である。



 競馬場のスタンド自体は1999年に改築されたもので、執筆当時で15年以上たっているわけだがあまりそれを感じさせない清潔感がある。




小倉競馬場



 少しわかりづらいかもしれないが、写真右側に空間があるのはパドックである。



小倉競馬場のコンコース



 時間がたてばこのとおり見下ろすような角度でパドックが一望できる。タイプ的には阪神競馬場のパドックに似たような構造だろうか。本気で馬を見ようと思うと、一番下まで降りないといけないが、例えばちょっと騎手の顔がみたいな、とか好きな馬がいるんだよな、程度でパドックを見るならば、こういう角度をつけたパドックのほうが多くのファンの目に触れてよいかもしれない。



 小倉競馬場、まだまだ続けてまいります・・・。




 



>>小倉競馬場レポートその3へ




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*小倉競馬場に関する記事は以下にもあります。

 小倉競馬場 その1 ~どうにかこうにか小倉~
 小倉競馬場 その2 ~小倉 北方 競馬場~
 小倉競馬場 その3 ~小倉競馬場をうろつく~
 小倉競馬場 その4 ~小倉競馬場スタンドとか乗馬とか~
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