小倉競馬場 その17 ~芝生スタンドとメインスタンド前~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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小倉競馬場のレースを眺める
小倉競馬場スタンドからレースを眺める


*小倉競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は小倉競馬場レポートその1からどうぞ。






 さて、どんどんとまいりましょう。小倉競馬場レポートの17本目でございます。



 前回のレポートまではスタンドの裏手を主に見てまいりましたが、今回からはスタンドの外でもスタンドの表側を見てまいりたいと思います。



 小倉競馬場は2月、8月~9月と寒い時期、暑い時期に開催が設定されているので、屋外で観戦する際にはなかなか環境的に厳しい部分はあるのですが、ひとまずどんなもんかというのをつらつらと見ていきたいと思います...


小倉競馬場の芝生スタンド



 さて、それでは小倉競馬場の4コーナー側、芝生スタンドから見ていこう。



 ここは見てのとおりスタンドからだいぶ4コーナー寄りにきたところにある小高い丘のような空間だ。一応小倉競馬場の公式サイトでもJRAはこれを「芝生スタンド」と銘打っているのだが、スタンドという趣ではなくやはり丘といったところであろう。せめて名前をつけるにしても京都競馬場よろしく「芝の丘」と銘打つのがよいだろう。スタンドと言ってしまうと、どうしても中山競馬場の「芝スタンド」的なものを思い起こしてしまうのでね。




小倉競馬場の芝生スタンドからメインスタンドを見上げる


小倉競馬場の夏の芝生スタンド


小倉競馬場の夏の芝生スタンド



 この芝生スタンドはかなり広々としており、環境は非常にいい。とにかくのんびりするのであればこんなにいいところもないだろう。



 ただし、先ほど申し上げたとおり、小倉競馬場の開催はクソ寒いかクソ暑いかどちらかの時期しかないため、あまり人でワイワイ賑わっている感じではない。それもそのはず、馬券売場はスタンドまで行かないとないし、それどころかターフビジョンも遠くてゴール体勢がどうなったのかもここからではさっぱり分からないのだ。仕方がないことだが、ターフビジョンがないと場外発売時なんかでも利用しづらくなってきてしまう。



 したがって、ここは観戦したい人のスペースというよりも、ゴロゴロしたい人が集まりやすい傾向にあると言ってよい。




小倉競馬場の芝生スタンド最前列に置いてある掃除道具



 人があまり来ないせいか、掃除道具なんかも見えるところにぼこすか置かれていたりする。まあ、別に人も来ないところなので、問題でもなんでもないのですが。




小倉競馬場の芝生スタンド最前列から馬場を眺める



 一応、最前列から見た芝コースはこんな感じだ。小倉競馬場は直線が293mと、そんなに長いわけでもないが、こうしてみるとやはり広々と感じられますな。ターフビジョンは見てのとおり遠すぎて何がなんだか分からないぞ。




小倉競馬場の夏の芝生スタンドポケット部分



 そういうこともあり、このへんにいる人はだいたい撮影目的であることが多い。



 ここは芝2000mのスタート地点も近く、4コーナーも近いのでフォトジェニックな写真が撮れるのだろう。




小倉競馬場の4コーナー



 荷桁も写真のセンスはまったくないのだが、一応でかいカメラを持ったおじさんたちの横で、安いデジカメを駆使して写真を撮ってみた。まあこんな角度から写真を撮ることができますよということで、へたくそですがご参考までに。




小倉競馬場の4コーナー



 角度によっては背後の山々を入れた小倉競馬場ならではの写真も撮れるぞ。



 話は本筋から逸れるが荷桁はどちらかというと特定の馬や騎手に寄った写真には興味がなく「競馬が開催され、それを人々が楽しんでいる」という写真のほうが趣味だ。鉄道写真でも列車がただ走っているだけの写真より、人や景色がクローズアップされている写真のほうが面白くないですか?



 まあ写真の技術を磨くなんてことは金もかかるし、めんどくさくてやらないけど、構図や発想という意味では鉄道写真家の方や、街の風景を撮影している方の写真を見て参考にしていることが多い。基本このブログは記録写真として撮影をしているのであまり凝った構図にチャレンジしていたりはしていないが、たまにそういう写真をブログに使用している場合は、荷桁なりにいろいろ考えているんだなあとしみじみ思っていただければ幸いでございます。



 閑話休題。




小倉競馬場の冬の芝生スタンド


小倉競馬場の芝生スタンド



 ちなみに、芝生スタンドは当然のことながら冬場は青さが失せて、なんともショボい感じになってしまう。そのへんはあしからずご了承くだせえ。




小倉競馬場のスタンド前の芝生



 さて、いつまでも芝生スタンドにいても仕方がないのでスタンド前に移動しよう。



 見てのとおり、小倉競馬場のスタンド前はけっこうな広さがあり、比較的快適に競馬観戦をすることができる。中山や府中のようにG1で人がパンパンになるなんてこともまあないので、そういう意味では安心できる競馬場だ。




小倉競馬場のスタンド前の芝生


小倉競馬場のスタンド前の芝



 一応スタンド前にも芝生があるので、そちらで観戦をすることも可能は可能である。




小倉競馬場のスタンド前



 ただ、実際に現地に行ってみると、あまりワイワイと芝生部分に座り込んで観戦している人と言うのは少数派で、実態としてはラチ沿いで見て、終わったらスタンドの中にさっさと入ってしまうというケースが多いようだ。もう何度も繰り返し述べているが、やはり開催時の暑さ、寒さを考えると屋外にいることは敬遠されてしまうのだろう。




新潟競馬場



 しかし、ほかの競馬場を考えてみるとそんなことはない。比較的涼しい、札幌、函館はもちろん、写真は以前に訪れた新潟競馬場だが、こちらも真夏の開催にもかかわらず、芝生の上で上半身裸になって体を焼いている人もいるなど、この環境下でもかなり屋外観戦を楽しんでいる感じだ。この差は一体なんなのだろう。




小倉競馬場のスタンド前


 
 これは仮説ではあるが、小倉競馬場の場合はスタンドの広さというのも屋外観戦者が少ない理由としてはあるだろう。あとから詳しくやっていくが、小倉競馬場はJRAのローカル場の中ではおそらくもっとも快適度が高いスタンドだ。競馬場の入場者数の減少が現在ほど言われていなかった時期に作られたスタンドのため、比較的余裕がある作りになっており、座るところもたくさんある。



 3階、4階も指定席だけでなく一般客が入れる快適なスタンドだ。わざわざ2月や8月に外でシートを広げてでものんびり見たいという気にならないのも無理はないだろう。レースのときだけ外で見るということで十分、むしろ他場の観戦客はみんなでワイワイ見られる空間がスタンドにないので、芝生を利用せざるをえないというのが実態なんだろう。




小倉競馬場のゴール前



 まあ、そんなことを分析していてもあまり意味がないのでそろそろ締めようと思うが、やはりレースのときには屋外で観戦するのは楽しいものだ。








 特に小倉競馬場はテレビカメラの設置位置の関係なのか、ゴール前に陣取っているお客さんの姿がカメラに写りこみやすい競馬場だ。小倉に行かれた際には動画の方のように、ゴール前で観戦して飛び跳ねてみるのも記念になるかもしれませんぜ。



 さて、スタンド周辺の話も長くなってまいりましたが、もう少しこの流れでつづけてまいりますので、よろしくお付き合いの程、お願いいたします・・・。



 



>>小倉競馬場レポートその18へ





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 小倉競馬場 その1 ~どうにかこうにか小倉~
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 小倉競馬場 その3 ~小倉競馬場をうろつく~
 小倉競馬場 その4 ~小倉競馬場スタンドとか乗馬とか~
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