そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

小倉競馬場　その１８　～ウィナーズサークルと検量室前の枠場～

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小倉競馬場のゴール板

＊小倉競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は小倉競馬場レポートその１からどうぞ。

　今回で１８本目のレポートとなりました小倉競馬場でございますが、まだまだ続けてまいります。

　前回のレポートではスタンド前の観戦空間についてお話をいたしましたが、今回はタイトルにありますとおり小倉競馬場のウイナーズサークル周辺について見てまいります。昨今、UMAJOをはじめとして、ギャンブルとしての競馬以上に馬や騎手などに思い入れがあるファン層も目立ってきており、中山競馬場や函館競馬場のようにスタンド改修を機に馬との距離が近く感じられる作りに変わった競馬場もちらほら出てきております。

　小倉競馬場は残念ながら、それらの競馬場に比べるとそうした設備ではやや遅れをとってはいるものの、それでもウイナーズサークルや検量所前の枠場などでは馬や騎手のリアルな表情を垣間見ることができたりします。今回はそんな観点からウイナーズサークルや検量所前の騎手の様子なんかをご紹介していければと思います...

　さて、ってなわけでさっそく小倉競馬場のウイナーズサークルにやってきたぜ。

　小倉競馬場のウイナーズサークルはゴール板近く、もっとも１コーナー寄ったあたりに存在しているぞ。

　ウイナーズサークルと、レース後に騎手たちがやってくる検量室前の枠場はほぼ一体になっているので、レース後の馬や騎手の表情が見たいんだ！という方は、ひとまずこのへんに陣取っていれば問題ない（場所取りなどのマナーはくれぐれも気をつけてくださいね）。

　枠場は１着～７着まで枠があるので、もしお目当ての騎手や馬が７着以内に入れれば、この枠場でお目にかかれるチャンスがあるということだ。

　下位の馬は、枠場の向こう側でさっさと騎手が下馬してどこかへ行ってしまったりすることが多い。そういう意味では推し騎手がいる場合にはなんとか上位で入線してもらえるよう、頑張って応援するしかないのである。

　さてそんなウイナーズサークル、枠場周辺だが、ご覧のとおり、日によってはレース後はけっこう人だかりができる。もしシャッターチャンスを逃したく方は少し早めに来て待機しておいたほうがよいだろう。

　枠場の方を撮影したい場合は、このように屋外スタンドに少し上がったあたりがちょうどいい角度になる。ご覧のとおりけっこう人気なスポットだ。椅子にのぼったりすると危険なので、ここでもマナーは気をつけてくださいね。

　一方、ウイナーズサークルで勝利騎手・勝ち馬を撮影したいという場合は、下に降りて馬場側に待機するのがよいだろう。

　小倉競馬場はスタンドが西を向いているので日光の都合で報道カメラマンは馬場側から勝ち馬の口取りを撮影することが多い。それに合わせておかないと、騎手の表情なんかが見えないということになってしまうのである。

　問題なく場所が取れれば、こんな感じで撮影が可能だ。写真は和田竜二騎手と勝ち馬スズカマサルとその関係者。おめでとうございます。

　さて、枠場はというと、こちらは引き上げてくる騎手と馬を待って撮影をしていく流れになる。競艇なんかと違って戻ってくるのは着順と関係ないことが多いが、怪我などよほどのことがない限り、戻ってこないということはないので、ひとまずは待っておけばOKだ。

　何とか行ったことがある方はご存知だと思うが、けっこう騎手の皆さんはレース後テンションが上がっていることもあり、我々ファンが見ていても、レースの感想などをワイワイ厩務員さんに話しかけたりすることが多い。もちろんその表情は喜びあり、悔しさあり、人によってはクールだったりといろいろなのだが、観察しているとなかなか面白いものである。

　小倉競馬場に限った話ではないが、この枠場は騎手の素の一面を垣間見ることができるので、なかなか面白いスポットでございますよ。

　一応、下位入線の馬も、枠場近くには来ることは来るので、望遠が効くカメラであれば、その表情を撮影したりすることはできるかもしれません。

　まあ、撮影するしないはともかく、小倉競馬場の中ではパドックに次いで馬や騎手を間近で見ることができるスポットでありますので、小倉競馬場訪問の際は是非ふらっと行ってみてくだされ。

　次回のレポートでは小倉競馬場のパドックの様子をじっくり見て行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします・・・。