小倉競馬場 その19 ~小倉競馬場 パドック~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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小倉競馬場のパドック
小倉競馬場のパドック


*小倉競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は小倉競馬場レポートその1からどうぞ。





 どうも荷桁です。今回も小倉競馬場レポートでございます。



 前回のレポートでは競走馬や騎手を間近で見ることができるスポットとして、スタンド裏手のウイナーズサークル周辺の様子をご紹介いたしました。



 もちろん、ウイナーズサークル周辺も、馬や騎手がよく見えるスポットではあるのですが、やはりそういうのを見るのであればパドックが王道でしょうということで、今回は小倉競馬場のパドックの様子をご紹介していきたいと思います。



 多くの競馬ファンはパドックでは馬や騎手を撮影しているものと相場が決まっているものですが、例によって当ブログでは馬も騎手もそっちのけでパドックそのものを愛でて萌えまくるというおかしな趣味嗜好を前面に押し出しつつレポートしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします...


小倉競馬場のパドックにやってきた



 さて。っつーわけで、小倉競馬場のパドックにやってきた。



 やはりさすがは中央の競馬場という感じで、茶色いラバーの地面、緑の人工芝と非常にメリハリがついた美しいパドックとなっている。何ら問題のない、極めて真っ当ないい感じのパドックだ。




小倉競馬場のソテツ



 まずひとつ、特徴的なのはパドックの真ん中にソテツが植えられているというところか。



 JRAの競馬場で真ん中に木が生えているパドックを持っているのは小倉競馬場と京都競馬場だけだ。京都競馬場のパドックは真ん中に非常に立派なモチノキが生えているので、それと比べてしまうとやや地味ではあるが、ちょっとした異国情緒のようなものも感じられて個人的にはいいなあと思っている。




小倉競馬場のジョッキー待機所



 ジョッキーの待機所は少し奥まったところにある。右手の青い椅子が並んでいるところは馬主席であろう。上に



 まあちょっとした屋根のようなものがついているし、意外と快適なのかもしれませんな。




小倉競馬場のジョッキー整列



 さて、そんな流れでジョッキー整列からの騎乗。かなりグダグダな写真で申し訳ないが、騎手たちは先ほどの待機所のガラス戸の前あたりで整列して騎乗ということになる。




小倉競馬場の本馬場入場



 本馬場へは待機所脇のトンネルのような通路を通って進んでいくということになる。こうして見ると、思いっきりショートカットしてるな・・・。



 以上が小倉競馬場パドックでの騎乗の流れとなる。パドック周回自体は何の問題もなく見られるが、騎手の整列の様子なんかは少し位置的に見づらい競馬場と言えよう。まあ、細かすぎる話なので、誰が悪いというものでもありませんが。




小倉競馬場のパドックの屋根



 さて、小倉競馬場のパドックのもうひとつの大きな特徴と言えば、こちらの大きな屋根だ。あとからも少しやるが、小倉競馬場のスタンドの上にはこのようなちょっと変わった形の屋根がついている。阪神競馬場のパドックと同様、パドックの部分まですっぽりよ覆われてはいないが、パドックを観覧するお客さんの部分はある程度カバーされているので、雨天時でもさほど雨を気にせずにパドックが見られるというわけだ。パドック党にはうれしい配慮だろう。




小倉競馬場のパドックを見下ろす



 小倉競馬場のパドックはスタンドからも比較的見やすい形になっている。



 スタンドはもともとひとつしかないが、そのすぐ裏手にパドックがあり、なおかつ横に長いスタンドでもないので、どのフロアのどの席からでも比較的パドック観覧スペースまではアクセスしやすい形になっているぞ。




小倉競馬場のパドックからスタンドを見上げる



 パドック側からスタンドを見上げるとこんな感じになる。



 ちょうど観覧スペースにいい具合に屋根がついているのがお分かりいただけるであろうか。




小倉競馬場のパドックからスタンドを見上げる



 また、同時に、各フロアから多くの人がパドックを見ていることも何となく確認いただけることであろう。競馬ファンの多くは、やはりそこにパドックがあれば見ずにはいられない生き物なのかもしれませんな。




小倉競馬場のパドックの一番下の部分



 さて、それでは実際に各フロアから見たパドックがどんな感じなのかという部分を順繰りに見て行くことにしよう。まずは一番下、1階からだ。



 1階部分はこのように手すり等もない、立ち見の観覧スペースになっている。少しづつ段差がついていて見やすくなっているぞ。当然のことながら、パドックにもっとも近いスペースになるので、騎手や馬をかぶりつきで見ようと思うと、ここに陣取るということになる。




小倉競馬場のパドックの一番下


小倉競馬場のパドックから誘導馬を眺める



 最前列に近いところの目線の高さはこんなイメージ。特に見下ろす訳でも見上げる訳でもなく、当たり前だが非常に鑑賞しやすい感じだ。まあ何せ近くで騎手や馬を見たいんだ、すぐ近くで撮影したいんだという方はスタンド側1階から見ていただくのが無難であろう。




小倉競馬場のパドック2階



 さて、そんな1階から徐々に上へ上へと行くと階段を上がるような形で2階までやってくる。




小倉競馬場のパドック2階部分


小倉競馬場のパドック2階部分



 2階部分はややパドックからやや距離はできるものの、もたれかかることができる手すりが設置されているのと、直射日光を避けると言う意味では屋根の恩恵を受けやすいと言うのがメリットだ。



 パドックは見たいけど、日焼けが嫌だったり、暑い思いをしてまで近づく気にはならん、という方はこのあたりで見ておくのが無難であろう。




小倉競馬場の3階から見下ろしたパドック



 さて、お次はフロアを一つ上がって、3階から見下ろしたパドックだ。



 見てのとおり、このあたりからは距離はあるがパドック全体を見渡しやすく、どちらかというと馬というより、パドックそのものを美しく鑑賞するというような趣になってくる。まあ、パドックそのものを美しく鑑賞したいと思っている変態は私くらいなもんでしょうが、実際そうなんだから勘弁してくだされ。




小倉競馬場の3階部分


小倉競馬場の3階部分



 パドック鑑賞スペースはこちらも段差がついており、そんなに広くはないが配慮が行き届いている感じ。広くないとは言っても中山競馬場のパドックほどの狭苦しさはないし、気になるものでもなかろう。3階にいても気軽にパドックを見に行くことが可能だ。




小倉競馬場の4階から見下ろしたパドック



 さてどんどんまいりましょう。お次は4階から見下ろした小倉競馬場パドックである。



 この辺りまで来ると、かなり高さがある。そして、背後にある山や北九州大学の建物なんかを借景にして、なかなかフォトジェニックな感じになってきてテンションが上がる。荷桁がパドックそのものに萌えを感じるの、分かってきませんか?え?分からない?失礼いたしました・・・。




小倉競馬場のスタンド4階からパドックを見下ろす


小倉競馬場4階のパドックを見下ろすバルコニーの様子


小倉競馬場4階のパドックを見下ろすバルコニーの様子



 4階からパドックを見下ろすバルコニーはこんな感じだ。3階と同様、しっかりと観葉植物があり、細かいところにもお金がかかっている。見るところは二層になっていて、やや3階と比べたら手狭だが、その分パドックを見に来る人も減るのでさほどのストレスはないだろう。




小倉競馬場4階のパドックを見下ろすバルコニーの様子



 4階まで上がると、先ほど触れた屋根がだいぶ近くなってくる。見てのとおり完全に覆われているので雨風に関してはほどんど気にすることなくパドックを見ていただけるぞ。




小倉競馬場の5階からパドックを見下ろす



 さて、さらにもう一つフロアが上がって、5階から見たパドックはこちらだ。



 ここまで来るとさすがに馬も騎手もほぼミニチュアだ。もはやパドックを見るためだけにパドックを見ているという感じになってくるだろう(自分で書いていてもよく分かりませんな)。しかし、見てのとおりなかなかいい風景ではあるので、こういう写真を撮りたい方は5階まで上がってみてくだされ。




小倉競馬場の5階バルコニーの様子



 ちなみに5階のパドック鑑賞スペースはこんな感じだ。もはやこの距離でパドックを見る意味を見出す人はほとんどいないようで、数名パラパラといる感じである。ベンチや喫煙スペースもあって、まあある意味では快適なのでご安心くだされ。




小倉競馬場のモノレール入場門からスタンドへの通路



 さて、1階から5階までつらつらとスタンドから見たパドックの様子を見てまいりましたが、く変わった角度という意味ではモノレール入場門からスタンドへ向かう通路からもパドックを見ることができるぞ。



 写真の中でピンクの花で「Kokura Racecourse」と文字が作られているが、そのあたりの柵に何人か人がいるのがお分かりいただけることであろう。あのへんである。




小倉競馬場のパドックをモノレール側の通路から見下ろす



 角度としてはこういう感じになる。スタンドとパドックを同時に見渡すという意味ではいい角度なのかもしれない。モノレール入場門を入って「さあ、競馬すっぞ!」という気分になっているときに、こうしてパドックが目に入ってくるというのは演出効果としてはいいのかもしれないな。




小倉競馬場のオッズ表示板



 さて、長くなってまいりましたが、一応パドックの添え物の類も整理しておこう。まずはこちらのビジョン。パドックのすぐ脇にあってオッズを表示してくれているのでなかなか便利な存在だ。出馬表、馬体重の増減、単複・枠連・馬連のオッズが網羅されているぞ。




小倉競馬場のパドックのオッズ表示板



 近づいてみると分かるが、このオッズ表示の下はベンチがあって休憩することが可能。こんなわずかなスペースをベンチ置き場として活用してしまう発想も面白いが、敷物で占拠されるよりはマシだということなんだろうかね。




小倉競馬場のパドックはミストが出る



 さらに細かい情報だが、真夏の開催時の小倉競馬場パドックではこのようにミストが出たりもする。これは出ている近くにも行ってみたが、やはり体感温度が多少変わってくる。真夏の過酷な環境下で頑張る馬たちにとってはうれしい配慮だろう。




小倉競馬場のパドックがやや陰ってきた



 そんな暑い小倉競馬場のパドックだが、午後になってくると先ほどご紹介した屋根が非常にいい働きをしてくれて、ほぼほぼパドックが日影に覆われるような形になる。こうなれば比較的快適に鑑賞できるので日焼けダメゼッタイな女子も安心してパドックに繰り出してみてくだされ。




小倉競馬場のパドックがやや陰ってきた



 さて、長々と見てまいりましたがいかがでしたでしょうか。小倉競馬場のパドック。以前にも申し上げたとおり、小倉競馬場は非常にスペースに余裕がある作りになっているのであまり狭苦しさを感じない競馬場だ。当然ながらパドックやその鑑賞スペースも余裕があって、快適なので、パドック党の方もそうでない方も、開催時にお越しの際はパドックに足を運んでみてはいかがでございましょうか・・・。



 次回以降はようやっとになりますが小倉競馬場のスタンド内部に踏み込んでまいりたいと思います。引き続き小倉競馬場レポートをよろしくお願いいたします。




 



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