そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

小倉競馬場　その９　～小倉競馬場　アクセス～

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小倉駅から小倉競馬場へ

＊小倉競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は小倉競馬場レポートその１からどうぞ。

　どうも。荷桁です。

　さて、前回のレポートより突如始まりました小倉競馬場の再レポートでありますが、まずはタイトルにございますように、小倉競馬場へのアクセスというところからやってまいりたいと思います。

　小倉競馬場へのアクセスについては過去に小倉競馬場レポートその１でも触れているのですが、再レポートにあたりもう一度細かく、モノレールだけでなくバスや飛行機など遠隔地からのアクセスも含めて丁寧にやってまいりたいと思いますので、重複する部分もあるかと思いますがよろしくお付き合いをいただけますと幸いです...

　さて、と言う訳でさっそく小倉競馬場へアクセスしていきたいと思う。

　小倉競馬場へのアクセス手段はいろいろあるのだが、遠方から鉄路で小倉競馬場に行くのが便利だと言う場合は、ひとまずは小倉駅を目指しておけばOKだ。小倉駅は新幹線のほか、JRの山陽本線、鹿児島本線、日豊本線、日田彦山線が乗り入れているターミナル駅である。

　高速バス・夜行バスの路線も多く乗り入れており、２０１７年１１月現在では九州各地のほか新宿、大阪、名古屋、神戸、岡山、松山、高松など西日本の各地からの高速バス・夜行バスの路線があるので、利用可能な方は新幹線と合わせて検討してみてもよいだろう。尚、本州からの福岡（博多）行の高速バスの多くは小倉駅前にも停車しますので便利な便を見落とさないようにご注意くだされ。

　さて、そんな小倉駅から小倉競馬場へ行く方法だが、これはもうモノレール一択と言ってしまってよい。

　上記は小倉競馬場の周辺マップだが、北九州モノレールの「競馬場前」駅が競馬場に隣接していて非常にアクセスがよい。小倉→競馬場前までの乗車時間も１０分ほどとなっているので乗車時間がストレスになるということもさほどない。小倉駅から競馬場まで利用可能な路線バスなどがないこともないが、特段何か思うところがない限りは時間が読みやすいモノレールを利用するのが無難であろう。

　小倉駅のコンコースに出ると、すぐそこにモノレールがあるので迷うことはほとんどない。一点、注意するとするならば在来線の１階の改札を出てしまうとモノレールの乗り場が遠くなってしまうので、３階の改札口から出たほうがよいということくらいか。新幹線の場合はそのまま新幹線の改札を出てしまえばOKだ。

　小倉駅から競馬場前駅までの運賃は大人片道２５０円である。ちょっと前まではICカードが利用できず、いちいち切符を買うのが煩わしかったが、今はご覧のとおり各社のICカードが利用できるのでご安心くだされ。

　車内はこんな感じである。

　基本的に１０分おきという分かりやすいダイヤなので、入念に下調べなどせずとも来た電車に乗っておけばOKだ。土日なので通勤ラッシュなども関係なく、少なくとも行きに関しては超満員というようなこともまずありえないはずだ。多少でかい荷物を持っていたとしても問題ないだろう。

　モノレールに揺られること１０分で競馬場前駅にご到着だ。特に何の問題もなく来れることと思う。

　モノレールを降りたら、人の波に乗って改札口へ向かえばOKである。いくつも出口がある訳でもないので、身構える必要もない。

　モノレールの駅から小倉競馬場は直結しており、雨にも濡れずに行くことができる。数あるJRAの競馬場の中でもアクセスという点では小倉はかなりよい競馬場なのだ。

　モノレール駅から直結している入場門はそのまんま「モノレール入場門」という名前がついている。右手にある入場券売場で入場券を買ってそのまま入ればOKだ。

　小倉競馬場にはこのモノレール入場門のほかに、メインゲートという門もある。混雑日に指定席の整理券を配布したりするのは基本的にメインゲートになるので勘違いのなきようご注意くだされ。ちなみに、モノレールの競馬場前駅からメインゲートへは階段を降りてフツーにアクセスが可能なので、ご安心を。

　一応モノレール入場門の脇には帰りの切符を売る券売機もあるので、切符の購入やICカードのチャージなどは早めに済ませておくのが吉である。帰りはレースにもよるが、それなりに混雑しますので。

　一応、小倉駅からモノレールを利用してアクセスする場合はこんな感じになる。見てのとおり、非常に素直なアクセスになるので、旅慣れていない方でも何の問題もなく競馬場にたどり着くことができるであろう。

　さて、ではモノレール以外のアクセスはどうかという点なのだが、実は、福岡市内から小倉競馬場を目指す方、または遠隔地から飛行機で北九州空港に入って小倉競馬場を目指す方にとってはいくつか便利なバス路線があるので一応ご説明しておこう。

　まず福岡市内から小倉競馬場を目指すバス路線の話から始めよう。知っている人は知っていると思うが、福岡（博多）＝北九州（小倉）間というのは鉄道以外にもけっこう高速バスの路線が走っているのである。そのほとんどが西鉄バスの高速バス路線で２０１７年現在、経由地の違いで、博多系統・なかたに号・ひきの号・いとうづ号・なかま号という５つの路線があるのである。このうち「博多系統」と「なかたに号」については、「競馬場前北九州市立大学前」のバス停を通るためわざわざ小倉駅を経由せずに、福岡からそのまま競馬場の目の前までバスで乗り付けることができるのだ。基本的に予約は不要だが、座席は定員制なのでその点だけリスクがあるのはお含みおきいただきたい。

　「博多系統」は始発が「博多バスターミナル（博多駅前）」で、所要時間は１時間１０分ほど。運賃は片道１１３０円だ。本数は土日の午前中で１時間に１本。土日の始発は８時３０分博多バスターミナル発なので、これに乗ると、９時３９分に競馬場前北九州市立大学前に到着するため、ダイヤの乱れがなければギリギリ１レースの締め切りに間に合うかと言ったところだ。

　「なかたに号」は始発が「西鉄天神高速バスターミナル」で、中洲、蔵本（博多小学校の近くで博多駅からはやや離れている）を経由して、所要時間は１時間１５分ほど。運賃は片道１１３０円だ。本数は土日の午前中で３５分～２０分間隔だが、多いときは１５分間隔であるなど比較的本数は多い系統になる。こちらは朝７時発から運行がある。１レースに間に合おうと思ったら、西鉄天神高速バスターミナル８時発の便に乗れば９時１２分に競馬場前北九州市立大学前に到着となり、だいぶ余裕がある感じである。

　本数が多く便利な「なかたに号」は博多駅前を経由しないという難点はありながらも、JRの快速でも博多→小倉が１時間１０分、片道１２９０円ということを考えると、使いこなせればかなり便利なアクセス手段になるので、福岡から小倉競馬場にという方は是非このバスの利用も検討されてみてはいかがだろうか。尚、上記ダイヤ等はいずれも執筆当時のものなので利用される際は必ず西鉄バスウェブサイトなどで正確な時刻を調べていただきますよう、よろしくお願いいたします。

　参考：西鉄バス　http://www.nishitetsu.jp/bus/highwaybus/rosen/nakatani.html

　さて次に、飛行機で北九州空港に飛び、そこから小倉競馬場にアクセスするという場合に便利なバス路線をご紹介しよう。

　まず北九州空港ってどこにあんねん？という話からだが、上記マップで右手の海の上に何やら四角い人工島があるのがお分かりいただけるだろうか。そう、あれが北九州空港である。

　北九州空港から小倉方面へのバスは小倉駅前までノンストップで運行される小倉線（ノンストップ便）と、道中さまざまな停留所に停まる小倉線（中谷経由便）がある。このうち中谷経由便の方が競馬場前北九州市立大学前の停留所に停まるため、北九州空港から小倉競馬場まで、バス１本でアクセスできるということになるのだ。所要時間は３０分強、運賃は片道７００円だ。但し、本数的にはノンストップ便の方が多いため、中谷経由便がなかなか来ない場合はさっさとノンストップ便で小倉駅まで行ってしまった方が結果的には競馬場に早く着く、なんてこともあるだろう。そのあたりは自己責任で的確な判断をしていただければと思います。

　北九州空港は羽田からの飛行機があるので、東京の方はけっこう利用することがあるかもしれませんね。まあ、ご参考までにということで。

　ちなみに、飛行機と言う点で言うと、福岡空港から小倉競馬場行のバスはないのだろうか？と考える人がいるかもしれないが、残念ながら福岡空港から直接小倉競馬場に乗りつけるバスの定期運行は２０１７年現在はない。

　福岡空港から小倉競馬場にアクセスする場合は福岡空港→小倉駅という高速バス路線で小倉駅まで出るか（途中三萩野バス停からモノレールに乗り換えることもできる）、福岡空港から博多駅ないし天神まで出て、先ほどご紹介した高速バスなり、鉄路なりで小倉を目指すのがよいだろう。小倉駅からのモノレールの便利さを加味しても、普通に福岡空港→小倉駅→小倉競馬場という流れがよいのではないかと思います。

　長くなりましたが、空路・高速バスでのアクセスはこんな感じになります。

　ちなみに、競馬場前北九州市立大学前のバス停はモノレールの駅のすぐ下にある。行先を間違えるとややこしいので、帰りなどで利用される際はあらかじめ確認しておくことをおススメいたします。
　

　そのほか、フツーの路線バスという部分では、西鉄バスの「錦町」というバス停が小倉競馬場のメインゲートからほど近いところに存在している。

　このバス停は西鉄バスの２１系統のバス停なのだが、正直地元の方以外は利用しづらい、地域密着型の路線バスである。よほどこのバス路線が便利な場所に宿を取っているという方以外は選択肢から外してしまってよいだろう。

　さて、長々と小倉競馬場のアクセスの話をしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

　普通に小倉駅を利用する場合はモノレールで素直にアクセスすればよし、空路が絡んでくる場合は少し臨機応変に、という部分だけでも覚えておいていただけますと幸いです。

　今回は公共交通機関でのアクセスの話ばかりしましたので、次回のレポートでは小倉競馬場の駐車場の話なんかもしてまいりたいと思います。引き続き、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。