小倉競馬場 その8 ~小倉競馬場をひとつひとつわかりやすく~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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小倉競馬場のレース風景
小倉競馬場


*小倉競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は小倉競馬場レポートその1からどうぞ。






 どうも。管理人の荷桁です。



 さて、タイトルにもありますとおり、今回からは小倉競馬場レポートでございます。前回までは佐賀競馬場レポートおよびウインズ佐賀のレポートをしておりましたので、その流れで何も考えずに九州つながりで小倉競馬場レポートをおっぱじめているんじゃねえかと疑われてしまいそうですが、まあ、ぶっちゃけ、そのとおりでございます。



 小倉競馬場については既に2009年、2012年、2015年に訪問し、その様子をレポートにまとめたものを公開しているのでございますが、その後もちょくちょく訪問したので、改めて最新の情報でレポートを書いておく意味もあるのかなということで、こうしてシコシコとレポートを書き始めている訳であります...


 タイトルに「ひとつひとつわかりやすく」などという、某参考書をパクったかのような文言を用いておりますが、これは深い意味はなく字面どおりとらえていただければけっこうです。



 先ほど申し上げたとおり、ここまで当ブログでは小倉競馬場の様子については以下の7本のレポートにまとめていたわけですが、まあ今読み返してみると掘り下げ方も浅く、書いた本人からしてもやや物足りないという印象を持ってしまう内容になっております。



 過去のレポートと重なる部分も多々あるかと思いますが、ここらでもう一度小倉競馬場をきちんとレポートしようという決意を込めたタイトルだと思っていただければ幸いでございます。





 *ご参考:ここまでのレポートが気になる方は以下からどうぞ
 小倉競馬場 その1 ~どうにかこうにか小倉~
 小倉競馬場 その2 ~小倉 北方 競馬場~
 小倉競馬場 その3 ~小倉競馬場をうろつく~
 小倉競馬場 その4 ~小倉競馬場スタンドとか乗馬とか~
 小倉競馬場 その5 ~小倉競馬場スタンド内部へ~
 小倉競馬場 その6 ~小倉競馬場 パドックからの馬券攻め~
 小倉競馬場 その7 ~小倉競馬場 グルメ~





姫路競馬場のパドック



 包み隠さず申し上げますと、以前の荷桁は、地方競馬や海外の競馬場は独特の雰囲気や特徴があって面白いけど、JRAの競馬場は無個性でさほど面白くないよね、と思っているふしがあった。


 
 普通の人からしたら「お前はなぜ競馬場に個性を求めるんだ?頭どうなってんだ?」という感じかとは思うが、頭おかしいのは認めるのでそのへんはあえてツッコまないでいただけますと幸いです。




中山競馬場のウサギ



 確かに、いわゆる”強烈な個性”はJRAの競馬場にはあまりないし、どこの競馬場も無難に画一化されている雰囲気が全くないかと言われれば多少はあるとは思うのだが、それでも京都競馬場レポート中山競馬場レポートなどで、場内をじっくりまわって観察していくうちに、JRAの競馬場だからといって特にこれといった特徴がないとか個性がないなんてことはなく、どの競馬場もなんやかんやツッコみたくなる部分や、おもしろいなと思えるカルチャーがそれなりにあるということを実感していったのである。




小倉競馬場のレース風景



 そんな見方ができるようになってから何度か小倉競馬場を訪れてみると、やはりいろいろと以前は気が付かなかった発見もあったりして、これまで以上に小倉競馬場を楽しむことができてくるわけで。



 まあ、そんな流れもあって、ふたたびレポートに着手するようになったということでございます。もっとも、これをお読みの皆さまにとってはどうでもいい話だとは思いますが、こういうことをいちいち宣言しないとスッキリしない厄介な性分につき、ご了承いただけますと幸いです・・・。




小倉競馬場の馬



 っつーわけで、小倉競馬場である。



 小倉競馬場の歴史については小倉競馬場レポートその1にてざっくり説明しているので、やや同じような話になってしまうが、一応再度触れておくことにしよう。



 小倉競馬場の源流になっているのは1907年に作られた戸畑競馬場である。



 あまりディープな話をするのもあれなのだが、一応背景を説明しておこう。1905年12月に政府から東京競馬会という団体に対して馬券黙許の内達というのがあった。これは政府が馬券を発売する競馬開催を事実上認めたという、競馬史的には非常にでかい出来事である。それを受けて1906年の11月に馬券発売を伴った第一回池上競馬が東京で開催され、これがまあ大盛況だったのである。



 それに目をつけた大宰府の田中種光さんという方が中心になって九州でも競馬をやろうということで、社団法人東洋競馬会という会社と競馬場施設会社としての東洋馬匹改良会社という会社が設立され、当時の福岡県遠賀郡戸畑町字名古屋崎に戸畑競馬場が建設されるに至ったのである。戸畑競馬場は現在の北九州市戸畑区中原という場所にあり、交通の便がそんなによくなかったにもかかわらず、かなりの人数を集めてにぎわったそうである。



 しかし、1908年に馬券の発売は社会の混乱を招いてしまったということで再び政府の方針で馬券の発売が禁止されてしまう。一応興業としての競馬開催は続くのだが、馬券を売っていないとお客さんもなかなか来ないし、当然のことながら馬券による収入もなくなるので、戸畑競馬場に限らず全国の競馬場は苦しい経営を強いられることになった。



 ただ、政府としては馬の生産は軍事的な観点からも引き続きしなくてはならなかったので、競馬自体はなくなっては困るという事情があった。そこで1910年からは、国内の競馬は勝った馬主に政府の補助金が出るという形で運営されるようになる。その流れの中で東洋競馬会は解散、戸畑競馬場は新たに設立された社団法人小倉競馬倶楽部が引き継ぐ形で競馬が続けられることとなった。



 その後1915年頃になると、第一次世界大戦の影響もあって、北九州地方は工業化が進む。小倉競馬倶楽部は東洋製鉄という製鉄会社から戸畑競馬場の用地買収を求められ、1918年にはこれを飲んで小倉市三萩野(現:北九州市小倉北区)に新たな競馬場を作ってそこへ移ることとなったのである。




小倉競輪場の最寄り駅である香春口三萩野駅



 競馬場に行く道中のモノレールの駅に「香春口三萩野」という駅があるが、だいたいあのあたりにあったのであろう。ちなみに、現在三萩野には小倉競輪場があるぞ。競馬場の跡地に競輪場があるのかという部分はよく分かりませんけど。



 さて、そんな流れで三萩野に移転した競馬場なのだが、タイミングがいいことに1923年に旧競馬法が成立したことで、馬券の販売がOKとなりそれ以降は比較的好調な売り上げを上げることになる。しかしここで悲しいかな三萩野の競馬場はやや手狭な敷地だったため、好調な売り上げを背景に施設を拡大しようにもそれができないという残念な状態に陥ってしまったのである。



 そんな中、北方にあった陸軍部隊が久留米に移転して土地ができたため、小倉競馬倶楽部はその土地を購入。1931年にその地での競馬が開催されるようになった。それが現在の小倉競馬場である。文字ばかりになってしまいましたが、こんな感じで大体の流れはよろしいですかね?



 参考:日本中央競馬会 編集『日本競馬史』第3巻、日本中央競馬会、1968年。




 現在地である北方がどういうところかという話は小倉競馬場レポートその2でしているのでそちらもご覧いただけますと幸いです。




小倉競馬場からのハシゴが可能な小倉競輪場



 さて、小倉競馬場は比較的町中から近いところにあるのでアクセスも至便というのは皆さんご存知のことと思うが、ギャンブル好きにとっては小倉競輪場が近いというのもポイントだ。小倉競輪場はメディアドームとも呼ばれ、北九州市の成人式がおこなわれることで有名だ。気になる方は「メディアドーム 成人式」で画像検索してみよう。なかなか香ばしい画像が出てきていい暇つぶしになりますぞ。



 小倉競馬場のあるモノレール競馬場前駅から小倉競輪場の最寄り駅の香春口三萩野駅へは7分で着く。香春口三萩野駅から小倉競輪場までは徒歩15分ほどなので、小倉競馬場から30分も見ておけば競輪場に到着できる。小倉競輪場はナイター開催もあるし、本場開催がなくてもどこかしらの場のナイター開催を売っていることが多いので、競馬とのハシゴはしやすい場だ。競技問わずの旅打ち好きの方は是非小倉競馬場と競輪場とのハシゴも検討してみてはいかがだろうか。




若松競艇場の入口



 ほか、北九州市内には若松区に若松競艇場がある。こちらは少し距離があって、筑豊本線の奥洞海駅が最寄り駅となる。競馬場前駅から奥洞海駅までは乗り継ぎがよくて1時間ほど。ハシゴするにはちとエネルギーがいるがここ若松競艇場もナイター開催があるので、小倉最終レースが終わってから移動しても、後半6レースくらいは楽しむことができるだろう。




芦屋競艇場


下関競艇場


山陽オートレース場



 また、ついでにご紹介しておくと、芦屋競艇や下関競艇場、山陽オートレース場、以前のレポートでもふれた飯塚オートレース場なども北九州市内ではないが、比較的小倉競馬場と組み合わせて訪問しやすいレース場だ。いずれも在来線でも移動時間1時間程度。



 意外と盲点なのが下関方面。関門海峡は在来線でも行き来ができるので、さほど時間がかからないのだ。小倉駅と下関駅間は小倉駅から下関競艇場の最寄り駅長府駅までは在来線でも30分ほど。山陽オートの最寄り駅である埴生までは40分ほどだ。こうしたレース場と組み合わせなくとも、小倉駅周辺の宿が混雑していれば下関駅前に宿を取ってみたりしてもよいだろう。



 競馬以外にもいろいろなレース場に行ってみたい!という方は小倉訪問の際に、こうしたレース場の予定を調べてみてくだされ。




 さて、そんなわけで再び始まりました小倉競馬場レポートでございますが、どうでもいい話および基礎知識、いかがでしたでしょうか。



 後半部分はいかに荷桁がギャンブルクズかという部分について、ひとつひとつわかりやすく解説してしまったふしがあるが、それはさておき、しばらくは小倉競馬場の話をしてまいりますので、よろしくどうぞお願いいたします。




 



>>小倉競馬場レポートその9へ





*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。

 新潟競馬場 その1 ~夏の新潟は競馬と冷酒で~
 福島競馬場 その1 ~福島上陸~
 札幌競馬場 その1 ~北のシティ競馬~
 函館競馬場 その1 ~苫小牧をぶらつく~ 
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 ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜


*小倉競馬場に関する記事は以下にもあります。

 小倉競馬場 その1 ~どうにかこうにか小倉~
 小倉競馬場 その2 ~小倉 北方 競馬場~
 小倉競馬場 その3 ~小倉競馬場をうろつく~
 小倉競馬場 その4 ~小倉競馬場スタンドとか乗馬とか~
 小倉競馬場 その5 ~小倉競馬場スタンド内部へ~
 小倉競馬場 その6 ~小倉競馬場 パドックからの馬券攻め~
 小倉競馬場 その7 ~小倉競馬場 グルメ~



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