日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 小倉競馬場 > 小倉競馬場 その23 ~スタンド3階 A指定席 サラブレッドプラザ ほか~
小倉競馬場のスタンド3階からレースを眺める
*小倉競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は小倉競馬場レポートその1からどうぞ。
さて、小倉競馬場レポートどんどんまいりましょう。
ここ何回かのレポートは小倉競馬場のスタンドの様子をご紹介してきております。前々回のレポートで1階を、前回のレポートで2階をそれぞれご紹介してまいりまして、今回はタイトルにありますとおり3階ということになります。
いきなりこのレポートに飛んできてしまった方はひとまず、小倉競馬場のスタンド概要をご紹介しているこちらのレポートにさかのぼっていただけますと話が早いので助かります。
さて、それではさっそくまいりましょう。小倉競馬場の3階でございます...
ってなわけで今回もまずはフロアマップをご用意した。
まず1、2階と大きく違うのは観覧席が屋内になるという点、そして、座席に指定席があるということだ。
以前のレポートでも触れたが、JRAの競馬場において、同じスタンドの同じフロアで指定席と一般席が同居しているケースというのはここ小倉競馬場だけである(新潟競馬場で同じ階層というのはあるが、スタンドは別)。
言ってみれば指定席とほぼ変わらない眺望を一般席でも楽しめてしまうという考え方もできるので、小倉競馬場は非常に良心的であると言えよう。
コンコースに上がるとこんな看板がかかっている。ゴール板が間近で見られるほうが3階A指定席で、ゴール板から遠い方が一般席となっている。まずは一般席のコンコースの方から見て行くことにしよう。
さて、これまで荷桁はさんざん小倉競馬場のスペース的余裕を絶賛してきたが、それはここ3階に上がっても変わらない。
どうよこの広さ。ローカルとは思えない広さと、広さだけでない明るさ、天井の高さ、開放感。どれを取ってもスバラシイではないか。おい、中京競馬場、ちゃんと見てるかコノヤロー。
3階の一般席近くには320号投票所と330号投票所があるのだが、どこもそんなに列をなしておらずすこぶる快適に購入することが可能だ。
また、各競馬場で進んでいる馬券販売機の削減も、小倉競馬場の3階については2017年現在、まだそんなに及んでいない感じだ。機械、有人窓口ともに本場開催時はしっかりと稼働していたぞ。荷桁が褒めたくなる気持ちも分かるでしょ?
ちなみに、4コーナー寄りでは常連と思しき爺さんたちがスペースを占拠していたりもする。まあ、これだけ広けりゃさほど気にならないので、どんどんやれとは言わないが、まあゆっくり楽しんでくだされという感じだ。
さて、3階一般席の座席の方を見て行くことにしよう。
見ていただければお分かりになると思うが、屋外席の上のほうと同じ、折り畳み式の背もたれアリのタイプである。
またこちらでもしっかりとドリンクホルダーがついている。こうした配慮もまた良しである。
まあ、見てのとおり、冷暖房完備ですこぶる快適な観戦環境であろう。暑さ寒さが厳しい小倉開催においてはなおのことだ。フカフカ椅子や手元にコンセントがないと気に入らないんじゃ!というレベルの方でない限りははっきり言ってここで十分と言い切ってしまって問題ないだろう。
もちろん眺望の面でも問題があろうはずがない。確かにゴール板からはやや離れるが、高さで言うと指定席と同じなのだから見づらいはずはない。むしろターフビジョンを見るという意味では一般席のほうがいいかもしれない。
本場開催時は人気の席なのでなかなか場所が取れないかもしれないが、取れてしまえば非常に快適な席なので、小倉競馬場に早く到着できる場合はこの席を狙ってみるのもいいんじゃないだろうか。
さて、それでは一般席を愛でるばかりではなく、指定席の方も見ておくことにしよう。先ほども述べたが、3階には「3階A指定席」と分類される指定席が存在している。
一般席側から見ると、こんな感じで観葉植物で区切られて存在しているので、よほどのことがない限り、間違って入ってしまったりということはないだろう。
観覧席の部分でもこうしてしっかり観葉植物で区切られている。まあ言ってみれば、このレベルでの区切りなので一般席との眺望の違いはさほどないとも言えよう。
A指定席の入口では警備員さんが立っていて、さらに入ったところのテーブルでハンドスタンプのチェックがあるので、そこを通過すればOKという仕組みになっている。なので指定席エリアにある売店なんかは、一般席のお客さんは使えない仕組みになっているのだ。
A指定席はさすがに指定席だけあって、手元画面とテーブルもあり、椅子もフカフカでやはり一般席との差はかなりついている感じだ。まあ、当たり前のことであるが。
ちなみに、小倉競馬場の指定席については後から詳しくやるつもりなので、興味がある方はそちらも熟読していただけるとありがたいですぞ。
指定席からの眺望はゴール板も近く、いい感じだ。まあだからこその指定席でもあるので、この眺望を存分に楽しんでいただければと思います。
さらに小倉競馬場3階にはシニア席なる席もある。
システムとしては電車の優先席みたいなもので、基本的にはシニア層が優先的に座ることができるとのことで、65歳以上であればどなたでもご利用可能だ。公式ウェブサイトでは年齢を証明できるものをお持ちくださいとあるが、荷桁が観察している限り入口でチェックをしているような雰囲気もなかったので、せいぜい時折見回りにきたり、あまりに見た目が若い奴に対して年齢確認をする程度なのだろう。
まあ一応こういうものもあるということでシニアの方は覚えておいてくだされ。
さて、観覧席のほうは大体見たので、裏手の方も見ておこう。
写真はパドックを眺めるバルコニーのあたりだ。3階からパドックを見たときの様子はこちらのレポートでも詳しくやっているのでお時間があれば覗いてみてくだされ。
この周辺も流石に小倉競馬場の底力というべきか、まあ、広い空間が確保されている。うむうむ。いい傾向だ。
プラザ99周辺も椅子が大量に設置されていて、実に快適だ。本場開催時にはすべての椅子に新聞が置かれるなど、席は確保されている状態であったが、場外開催時などは比較的空いており、実に快適。お年寄りを中心に人気のスポットだ。
ちなみに、プラザ99の3階部分には何故か異様に細い回廊が設けられている。そんな回廊にまで、しっかりとベンチが置かれているあたり、さすがである。そしてそんなところにあるベンチをしっかりと活用しているお客さんたちもさすがであるw
さて、そんなプラザ99の近くには「サラブレッドプラザ」という謎の空間がある。プラザ99、サラブレッドプラザと、どんだけプラザ好きやねんと突っ込みたくなるがそれだけ面積が広いと言うことの裏返しでもあろう。
サラブレッドプラザの入口脇には小倉では一走もしたことがないディープインパクトの展示がなされていたりする。うーむ、ディープは名馬だが、なぜここで展示しておく必要があるのか?サラブレッドが進化の果てにたどり着いた最高峰という意味合いなんだろうか?それともただ展示スペースを持て余してしまいディープでお茶を濁しているだけなのか・・・?よく分からないが、小倉在住のディープファンの方は立ち寄ってみてくれたまへ。
ちなみに、サラブレッドプラザの中はというと、ただ単にテーブルと椅子が並んでいるだけの憩いの空間であった。昔は喫茶だったりしたのかしら?よく分からないが、のんびりできる空間なので、興味がある人はぶらっと行ってみてくれたまへ。
かつて、このサラブレッドプラザの近くには朋逢という中華レストランがあったのだが、2016年度別をもって閉店してしまっている。小倉もなんやかんや言うて来場客数はジワジワ落ちているんだろうな。
ちなみに、2017年の夏に小倉競馬場を訪問した際には、この朋逢の跡地はショッカーの入隊試験会場になっていた。もはやこうして書いていても意味がよくわからないが、なんにせよスペースが有効活用されるのはいいことだ。
さて、観覧席側、パドック側と3階を見てきたが、3階にも一応屋外スペースがあるので確認しておこう。
見ての通り、4コーナー側にちょっとしたテラスのようなものがある。コースに面していないので観戦スペースにはならないが、少しのんびりするには持ってこいの空間だ。
こんな感じでイベントスペースを覗きこむことも可能だ。かなり距離があるが、一応3階からも見ることができるよということをご紹介しておくことにしよう。
このスペースはスタンドの裏手の方にも通じていて、このまま行くとパドックまで通じている。
パドックまでの道すがらはこんな感じになっていてちょっとだけテンションが上がるぞ。ここだけ見たら競馬場には見えんわな。
っつー訳でパドックにご到着となる。まあ、ここまでウロウロする人もなかなかおらんだろうが一応こうなっているということでご認識頂ければ幸いである。
さて、ダラダラと各フロアを見ておりますが、まだ4階より上が残っておりますので、引き続き宜しくお願いいたします。
>>小倉競馬場レポートその24へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
新潟競馬場 その1 ~夏の新潟は競馬と冷酒で~
福島競馬場 その1 ~福島上陸~
札幌競馬場 その1 ~北のシティ競馬~
函館競馬場 その1 ~苫小牧をぶらつく~
中京競馬場 その1 ~やっとこさ中京競馬場~
佐賀競馬場 その1 ~鳥栖まで戻って佐賀へ~
ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜
*小倉競馬場に関する記事は以下にもあります。
小倉競馬場 その1 ~どうにかこうにか小倉~
小倉競馬場 その2 ~小倉 北方 競馬場~
小倉競馬場 その3 ~小倉競馬場をうろつく~
小倉競馬場 その4 ~小倉競馬場スタンドとか乗馬とか~
小倉競馬場 その5 ~小倉競馬場スタンド内部へ~
小倉競馬場 その6 ~小倉競馬場 パドックからの馬券攻め~
小倉競馬場 その7 ~小倉競馬場 グルメ~
小倉競馬場 その8 ~小倉競馬場をひとつひとつわかりやすく~
小倉競馬場 その9 ~小倉競馬場 アクセス~
小倉競馬場 その10 ~小倉競馬場 駐車場~
小倉競馬場 その11 ~小倉競馬場を一周してみる前編 セブンイレブンとどきどきうどん~
小倉競馬場 その12 ~小倉競馬場を一周してみる後編 紫川から落書きまで~
小倉競馬場 その13 ~小倉競馬場 入場門 メインゲートとモノレール入場門~
小倉競馬場 その14 ~小倉競馬場の公園 日本庭園と遊具広場~
小倉競馬場 その15 ~小倉競馬場の公園 乗馬センターとポニーリンク~
小倉競馬場 その16 ~水遊びとメモリアルスクエア~
小倉競馬場 その17 ~芝生スタンドとメインスタンド前~
小倉競馬場 その18 ~ウィナーズサークルと検量室前の枠場~
小倉競馬場 その19 ~小倉競馬場 パドック~
小倉競馬場 その20 ~小倉競馬場 スタンド全般 プラザ99 屋外席など~
小倉競馬場 その21 ~スタンド1階 手荷物預かり所・わくわく子ども広場ほか~
小倉競馬場 その22 ~スタンド2階 チャイルドコーナーほか~
小倉競馬場 その23 ~スタンド3階 A指定席 サラブレッドプラザ ほか~
小倉競馬場 その24 ~スタンド4階 A指定席 UMAJO SPOT ほか~
小倉競馬場 その25 ~スタンド5階 B指定席 独り占めの給茶コーナー~
小倉競馬場 その26 ~小倉競馬場 指定席~
小倉競馬場 その27 ~小倉競馬場 コースの特徴と借景の楽しみ~
小倉競馬場 その28 ~小倉競馬場 グルメ 2017~
小倉競馬場 その29 ~小倉競馬場 グルメ ボントンのカレー・はいからや ほか~
小倉競馬場 その30 ~小倉競馬場 グルメ みやじ・立花・吉野家・ケンタッキー~
小倉競馬場 その31 ~小倉競馬場 グルメ 玉屋とフィンズレストラン~
小倉競馬場 その32 ~小倉競馬場 グルメ 売店・UMAJO・屋台など~
小倉競馬場 その33 ~藤田菜七子とメイショウカイドウ~
PR
ブログ内検索
カテゴリー
最新記事
(10/22)
(08/15)
(08/14)
(10/23)
(10/22)
プロフィール
HN:
荷桁勇矢
性別:
男性
職業:
若隠居
趣味:
逃げ
このブログについて
このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
連絡先:
nigetayuyaあっとgmail.com
ツイッター:
https://twitter.com/YuyaNigeta
note:
https://note.mu/nigetayuya/
Flickr:
http://www.flickr.com/photos/nigeta/
競馬本紹介ブログ始めました。
荷桁勇矢の競馬本ガイド
競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
連絡先:
nigetayuyaあっとgmail.com
ツイッター:
https://twitter.com/YuyaNigeta
note:
https://note.mu/nigetayuya/
Flickr:
http://www.flickr.com/photos/nigeta/
競馬本紹介ブログ始めました。
荷桁勇矢の競馬本ガイド