中山競馬場 その11 ~中山競馬場 正門・南門・中央門~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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中山競馬場の正門
中山競馬場の正門



*中山競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は中山競馬場レポートその1からどうぞ。






 どうも荷桁です。

 
 今回も中山競馬場の話を続けてまいりましょう。前回までのレポートでは中山競馬場のアクセスを中心にお伝えをしていきました。今回からはいよいよ中山競馬場そのものの様子を見ていきたいと思います。やっとかよ!というツッコみが入りそうですが、それに関してはすみません。確かにやっとです。



 さて、中山競馬場の様子をお伝えするにはまず中山競馬場に入らねばなるまい。そして中山競馬場に入ろうと思ったら、必然的に、どこから入らないといけないのかを知らなくてはいけない。



 っつーわけで今回は中山競馬場に4つある一般客の入場門のうち、正門、南門、そして中央門の3つの門を見ていきたいと思います。門なんかいいからさっさと中に入れという意見もあるかもしれませんが、何事にも段取りっつーもんがありますので、そんなにかかり気味にならず、お付き合いいただけますと幸いです。



 ちなみに、残る一つの法典門については船橋法典駅からのアクセスの話のときにあらかたご紹介をしておりますので、ここでは割愛いたしますのであしからず...


中山競馬場の正門



 さて、そんなわけでまずは中山競馬場の正門から見ていくことにしよう。


 
 中山競馬場の正門は少し辺鄙なところにあり、県道180号線と木下街道が交わる「北方十字路」という交差点からやや南側のあたりにある。非常にどうでもいい話だが木下街道は「きおろしかいどう」と読み、北方交差点は「ぼっけじゅうじろ」と読むので間違いないよう注意が必要だ。



 地図か何かで見ていただけば分かるが、中山競馬場の正門は正門というわりに、特にどの駅から便利ということもない、少し地味な存在である。



 敢えて挙げるのならば、船橋法典駅から地下通路を使わずに中山競馬場まで行く場合は正門を使うことになるのだが、まあ、あまりポピュラーなルートではないだろう。そもそも正門ができたことは船橋法典駅はなかったはずだ。



 メインとなる建物がそこにあったのか、昔は木下街道からアクセスするのが一般的だったのか、理由はよく分からないが、とにかくここが正門ということなので、そう認識してあげよう。今は周辺の駐車場を利用する方か、北方十字路のバス停を使うという方が利用者のメインであろう。





中山競馬場の正門




 そんな中山競馬場の正門はこんな感じである。



 まあ、もぎりの列も8つ作れるそれなりの規模の入口だ。競馬場の入口って開門間近は混むけどそれ以外は帰りまでそんなに大した流れにならないので、案外小さくても何とかなってしまうのよね。正門の前はすぐ県道という中央競馬の競馬場とは思えない狭苦しさといい、いかにも中山らしい正門である。




中山競馬場の正門前の石碑



 ちなみに、正門ということで、きちんとこのような、石碑まであるぞ。




中山競馬場正門近くの売店



 一応駅からの導線ではないが、それなりの利用者がいるということで、正門近くにはかような香ばしい競馬新聞やら軽食やらを売る売店も存在している。阪神や淀は駅から直結してしまっているので、こういうカルチャーがどんどんしぼんでいってしまっているが、中山周辺ではまだまだこういうお店が健在である。




中山競馬場のメモリアルゲート



 正門の近くには石碑以外にもこんなものがある。


 道を挟んで反対側なのだが、メモリアルゲートと呼ばれる、かつての遺構のようなものである。




中山競馬場のメモリアルゲート



 メモリアルゲートに掲げられているコレによると、平成2年11月に中山競馬場の改修が行われた際に、その竣工を記念して昔あった旧正門を復旧したものとのこと。



 復旧という表現がビミョーで、壊してしまったものを修理したのか、別のところにあったものを移築したのか、残っていたけど朽ち果てていたものをきれいに直したのかそのへんがよく分からない。まあ、昔は中山競馬場の正門はこういうふうになっていたんだなあ、と何となく感じることができればよいのではないだろうか。





中山競馬場正門近くの駐輪場



 正門の近くにはそれなりの規模の駐輪場も存在している。正門の側は鉄道駅があまりない関係からか、けっこう利用者は多いようであった。




中山競馬場の正門入場列



 ちなみに、大きいレースがある場合、正門から県道180号線沿いに入場待機列が作られることが多い。ゴール板に近いポジションが取れるので、開門ダッシュの中でも人気なのが正門なのである。



中山競馬場の正門入場列



 荷桁も学生の頃はディープインパクトの有馬記念を見るために、ここで徹夜をしたこともあったりするのだが、さすがに30歳にもなると、なかなかそういうことをする気力は湧かない(個人の感想です)。ひとまず近隣住民やJRA職員のご迷惑にならないよう、マナーを守って並んでください。徹夜していると地元の暴走族がブンブン通り過ぎて行って非常に千葉っぽかったという記憶があるのう。もう10年も前の話であるが・・・。




中山競馬場の南門



 さて、正門の次は南門を見よう。



 南門は読んで字のごとく中山競馬場の南側にある門である。それなりに大きいがそんなにでかくもないというこれまたビミョーな規模感の門である。



 駅としては京成西船駅や西船橋駅に近いのだが、行きはバスが中央門に発着するのもあって、周辺の駐車場の利用客が多い印象である。帰りは西船橋駅方面に徒歩で帰るお客が南門から出るため、かなりの混雑を見せる。西船橋駅・京成西船駅方面に徒歩で帰られる方は、南門から出るのが吉である。



中山競馬場の南門近くの墓地



 南門は古作の古くからの住宅街に近接しているため、いろいろ土地が入り組んでいて興味深い。写真の植え込みの向こう側はなんと墓地である。




中山競馬場の南門近く


中山競馬場の南門近くの農地



 南門の前の通路の脇にはフツーに農地もあったりする。このあたりもいかにも中山競馬場らしくて興味深いところだ。




中山競馬場中央門



 さて最後に中央門をご紹介しよう。



 中央門は非常に漠然とした名前がついているが、中山競馬場のスタンドから県道180号線を挟んだ反対側にあるというよく分からない門である。道路は挟むが門とスタンドは地下でつながっているのでご安心いただきたい。



 西船橋駅や東中山駅からのバスが発着するため利用する方も多い門であろう。さらに東中山駅から徒歩でアクセスする場合もこちらの中央門が利用されるケースが多いと思われる。




 中山競馬場の馬場側の敷地が狭く、バスロータリーを作ったりすることが難しい中、道を挟んだ土地にでっかい門を作ってバスの発着なども含めて対応しようということで作られた門なんだろうな。




中山競馬場の中央門



 このように中央門はさすがはJRAの主要競馬場だ!と思わせてくれる雰囲気である。


 屋根もあってもぎりの窓口も多い。新聞売りのおばちゃんもだいたい2人体勢で店を出していることが多い。




中山競馬場の中央門



 先ほどから申し上げているとおり、バスの乗降ができるようロータリーも設置されている。帰りもここから発車なので利用したい方はこちらまで。ただし渋滞にはくれぐれもご注意を。



中山競馬場の中央門付近での指定席整理券配布



 これは日によって変わる可能性があるので事前に確認していただきたいのだが、荷桁が訪問した際には、指定席の当日発売分の整理券配布はこちらの中央門の前に列を作成していた。



中山競馬場の中央門付近での指定席整理券配布



 ここで整理券をゲットできたら、開門後指定席売り場の列に並び、座席を指定して買えると、そういう流れである。



 混雑状況によって整理券配布の方法やエリアはころころ変わる可能性があるので、ここの情報はくれぐれも鵜呑みにしないでください。あくまで荷桁訪問時の状況です。



中山競馬場中央門からスタンドへの通路



 中央門を入るとセンタープラザという謎のだだっ広い空間が現れる。いつ行っても何に使われているのか分からない謎の空間だ。この空間に降りたのち、地下通路を通って中山競馬場のスタンドへと向かうのである。



 いつも思うのだが、有馬記念のような入場待機列がすごく長くなってしまう日はこのセンタープラザに待機列を作れば屋根もあるし、道路を占拠しなくてもすむし、一石二鳥なんじゃないかと思うんだけど、ダメなんだろうかね。まあ好き放題されても困るし、敷地内にはなるべく列を作りたくないんだろうな。どうでもいい話ではありますが・・・。




 というわけで、何だかんだ、敷地内に入るところまで至らず、門の話だけでけっこう長くなってしまいました。なかなか進まず申し訳ございませんが、引き続き中山競馬場レポートを続けてまいりますので、何卒お付き合いの程、よろしくお願いいたします。





 


>>中山競馬場レポートその12へ





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