そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

姫路競馬場　その３５　～特観席スペシャルシート～

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姫路競馬場の特観席観覧席スペシャルシート

＊姫路競馬場レポートの続編です。
　初めからお読みになる方は姫路競馬場レポートその１からどうぞ。

　どうも。荷桁です。今回も変わらず姫路競馬場レポートでございます。

　前回のレポートで姫路競馬場の特観席の概要をお話しいたしました。その際に姫路競馬場の特観席には、大きく分けてロイヤルシート、スペシャルシート、グループシートの３種類があると申し上げましたが、今回はそのうちスペシャルシートを詳細にご紹介していければと思います。

　スペシャルシートは姫路競馬場の特観席の中でももっとも席数が多く、価格もロイヤルシートより割安になってくるので、もっとも一般的な特観席となります。そんなスペシャルシートとはどんな席なのか、とりあえずゆるゆる見ていければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします...

　さてそれでは姫路競馬場のスペシャルシートである。繰り返しになるが、ざっくり３種類ある特観席のうち、スペシャルシートは個人単位で購入できる席としてはもっとも席数が多い、ポピュラーなタイプの席となる。

　スペシャルシートの価格は一席1000円とまあ特観席の部類にしてはお手軽価格だ。ロイヤルシートの半額の値付けなので、とりあえず特観フロアならどこでもいいやという場合はスペシャルシートで問題なかろう。

　さて。それではさっそくスペシャルシートの様子を見ていこう。スペシャルシートはこんな感じで通路に対してオープンに設置されている。特観席にしてはやや狭い感じはあるが、リニューアルの際にロイヤルシートやら馬主席やらの他の席を壁で区切ったのでこうなっていると理解していただければと思う。

　この、やや狭い空間にスペシャルシートは設置されている。２席のペアのような形の席が３列。まあちょっときゅうきゅうした感じは否めない。

　スペシャルシートのすぐ脇には投票機がそれなりの台数あるので、馬券を買う分には苦労しない感じだ。訪問時は何台か稼働していなかったがそれでも足りていたくらいである。

　座席はすべてが同じ方向ではなく、半分が西を向いていて、もう半分が東を向いていて、それぞれ壁際のモニターが見やすくなるよう配慮されている。

　屋外で観戦する際には横にあるガラス戸から観覧席へ好きな時にすぐ出入りできるので、そのへんも世話なしだ。

　座席は見てのとおり、映画館にあるようなシートをイメージしていただくとよいかも。座るところが跳ね上がるタイプ。２人掛けだが、特に間に仕切るような配慮はないので（コロナ以降どうなっているかは不明）、ペアで利用する分にはいいが、一人客は横にどんな客が来るのか分からないという不安はある。特に女性一人の方はやや利用を躊躇してしまうタイプの席と言えるだろう。

　また、コンセントの類はついていないのでご注意くだされ。ロイヤルシートにはコンセントがあるので、コンセントが必須という方はもう1000円払ってロイヤルシートへどうぞ。

　全体的には常連というか、地元の玄人という感じの利用者が多い印象だ。レースの際も外に出ずに席に留まってモニター観戦という方も半分くらいいる。先ほど申し上げた通り、一人客の場合は誰が横になるか分からないリスクはないことはないが、全体的にはまったり観戦するにはなに不自由ない席なので、そういうのを求める方は是非ご利用くだされ。

　最後に小ネタではないが5階バルコニーの様子をついでにご紹介しておこう。4階では閉鎖されていたパドック側のバルコニーだが、5階ではキチンと開放されている。まあ競馬のためのフロアなので当たり前と言えば当たり前なのだが。興味がある方は喫茶の脇の引き戸から出入りができるので是非行ってみてくだされ。

　５階のバルコニーは特に屋根もなくシンプルで開放的な作りになっている。この日も５階からであってもしっかりパドックを見ておきたいという熱心なファンがのんびりとパドックをのぞき込んでいた。

　５階から見たパドックはこんな感じ。やや遠いが、市街地含めいい感じに見ることができる。馬の様子を見たいという方は勿論、この角度からパドックを見てみたいという方も是非こちらのバルコニーへどうぞ。

　さて。そんな訳で姫路競馬場のスペシャルシートの様子でございました。次回のレポートではもうひとつの特観席、ロイヤルシートの様子を見ていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします・・・。