日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
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福島競馬場 >
=東北競馬弾丸ツアー=
福島競馬場 その3 ~指示出し人間たち~
福島の障害戦ではホームストレッチを逆走する。すこしびっくりするでしょ?
*この記事は福島競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は福島競馬場レポートその1からどうぞ。
さて、場内をうろうろしているうちにレースは始まる。苦手だ苦手だと言いつつも始まったら馬券も買うし、外れてもまた楽し。それが競馬だ!
暑くてビールも進むし、何だかいい感じだ....
レースも見ながら、福島競馬のお客さんの様子も観察してみるが、これがなかなかどうして、客層が結構いい。あくまで荷桁の主観だが、親子連れや友達連れ、カップルの率が高いのだ。
もちろん府中や淀もカップルやグループなんかは多いのだが、府中なんかのカップルを見ていると、女性の多くが「競馬好きな彼氏に連れてこられただけだけどとりあえず楽しんでおこうかな」程度のモチベーションしか持ち合わせていないように見える。
しかし福島のカップルは女性も自らの予想紙を持って能動的に競馬に参加している率が高い。盛岡でも思ったけど、やっぱり地元の人にとってはここが賭博場だという抵抗感っていうのは、薄いのかもしれない。
あと、福島を徘徊していて笑ったのが、騎手の騎乗に事細かな指示を大声で出しながら観戦している人が多かったことだ。
「そこでペースを上げろ」「そうだそうだ!大外回せ!!」「もう少し離して逃げろ!」など、まあ、誰もがレースを見ながら思ったり、口にしたりするような内容なのだが、さすがに衆人の前で大声で言う人は稀有だろう。だが、最前あたりで観戦している人の中にこういう人が結構いるのだ。いやあ、なんかほのぼのしてていいな。こういうのって案外、地方競馬のほうがお客さんがシビアに観戦しているから不思議だ。
もうひとつ、福島競馬場の魅力と言えば、バックストレッチ後方に見える山々である。
世の競馬場にはスタンドから海が見える競馬場や山が見える競馬場、摩天楼が見える競馬場といろいろな景色がたのしめる場があるが、福島競馬場は山が見える競馬場である。
夏のシーズンに、青々とした山が見えるのは、いかにもローカル開催に来た感じがしてよい。
こうした借景の競馬場はどことなく旅情をかきたててよいではないか。
ちなみに、背後の山々には日向山霊園、新山霊園など墓場が多いので、死んでからも競馬が見たいという方はここか笠松の内馬場あたりに墓を構えるのがよいであろう。
さあ、そして、遂に福島メインの七夕賞!!結構盛り上がる。東京のG3や淀のG3とは盛り上がりが全然違うな。福島の皆さまにとっては年に一度のビッグレースなんだろう。
よく分かんないかも知れないけど、盛り上がっているんです。
・・・そして見事にタテ目る笑
まさかこのミヤビランベリがこの後も重賞3つも勝つとは思わなかったなあ・・・
結局12Rも外して、結構負けて、福島競馬場を後にすることになってしまいました。しかし今日に限っては何となく、満たされた気分だった。
それはたぶん、この1日にお祭りムードがあったからだろうな。
中央競馬の基幹場と比較したら、大した馬も集まらない競馬場だ。しかし、短い夏の開催の最終日、伝統の一戦である七夕賞が行われる。そこには、ただのGⅢ以上の価値が福島に訪れるファンの人びとの間にはあるのだろう。何となくわくわくした雰囲気というのが場内にはあったし、みんな実に楽しそうに競馬を見ている。有馬記念やダービーを見ているような感覚だろうか。
そういう点ではある意味、福島の方は開催日程が少ないウラだからこそ感じられる価値というのを得ているわけで。毎年、七夕賞だけは友達と見に行って、そこから飲み会!なんていう方も多いのではないだろうか。
ともすると、府中や中山、淀や仁川に入り浸って、毎週毎週GⅠをやっているようなところにいると、いろいろとマヒしてしまうのかもしれないなあ、と少し反省してしまいました。
夏の盛岡競馬そして福島の七夕賞とかいつまんで見てまいりました。晴れた空、冷えたビール、たとえ負けても何となく楽しい雰囲気。
いやあ、日本の夏競馬ってほんとにいいもんですねえ。
福島競馬場 アクセス:
・◎本命公共交通機関を使うのならば路線バスしかない。福島駅からなら系統・本数も多いので便利。220円。詳しい行き方は福島競馬場レポートその5をご覧ください。
時刻の詳細は以下リンク(福島交通公式ウェブサイト)から検索。
https://www.fukushima-koutu.co.jp/bus/
・○対抗
福島駅、または市内中心部のホテルからなら徒歩で行くのもおすすめ。市内を散歩しつつてくてく歩いていくのがいいと思う。駅から歩いても3キロ弱で時間にして30分ちょっと。散歩にはちょうど良い距離です。
徒歩でのアクセスの詳しい模様は福島競馬場レポートその6をご参照ください。
福島競馬場 宿泊:
・◎本命無難なのは福島駅周辺。3000~4000円前後の優良ビジネスホテルあり。周辺に飲食店も充実。レビューではリッチモンドが高評価だ。
リッチモンドホテル福島駅前
東横イン福島駅東口1
JR東日本ホテルメッツ福島
このあたりがリーズナブル。飲食店も多数。
・○対抗
旅情あふれる旅打ち気分を味わうながら市内近郊にある温泉地も大いにアリだ。
土湯温泉 おもてなしの宿 旅館 松雲閣
飯坂温泉 旅館 小松や
高湯温泉 花月ハイランドホテル
このあたりが、温泉地の旅館になるか。プラン次第では案外安く済む場合も。
・▲穴
荷桁も利用したように、郡山駅前・いわき駅前と仙台駅前から福島競馬場行のシャトルバスが運行されているのに着目をするのならば、これらの駅に宿をとってみるのもおもしろい。旅打ちの幅もぐっと広がるだろう。
主なレース:
福島牝馬ステークス・ラジオNIKKEI賞・七夕賞・福島記念など。共にG3。
個人的にはオープン特別のバーデンバーデンカップが好き。
>>次の競馬場の記事へ
>>次の福島競馬場の記事へ
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*福島競馬場に関する記事は以下にもあります。
福島競馬場 その1 ~福島上陸~
福島競馬場 その2 ~福島競馬場 グルメ~
福島競馬場 その3 ~指示出し人間たち~
福島競馬場 その4 ~あらためまして福島競馬場~
福島競馬場 その5 ~福島競馬場 アクセス 福島駅からバスで行く~
福島競馬場 その6 ~福島競馬場 アクセス 福島駅から徒歩で行く~
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このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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