日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 福島競馬場 > 福島競馬場 その31 ~福島競馬場 グルメ 精華苑~
福島競馬場 精華苑
*福島競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は福島競馬場レポートその1からどうぞ。
さて。今回も福島競馬場のグルメについてやっていくことにいたしましょう。
今回はタイトルにありますとおり、福島競馬場の4階にあります、精華苑というレストランを紹介してまいります。福島競馬場の食堂・レストランはどちらかというと和洋中と無難なメニューをそろえがちな傾向にあるのですが、精華苑は「中華」を押し出しており、はっきりとしたカラーがあるお店でございますので、そのあたりもふまえて、本レポートをお楽しみいただければと思います。
また、毎度繰り返しのお願いになってしまい申し訳ありませんが、福島競馬場レポートその25にて福島競馬場のグルメについての全体的な概要をざっくり説明しておりますので、そちらをお読みの上で今回のレポートもお読みいただけますと話が早くてありがたいです。差し支えない範囲で、ご一読の程、よろしくお願いいたします。
さて、そんなわけで毎度ワンパターンな導入ではありますが、福島競馬場グルメ、精華苑の様子をじっくり見てまいりたいと思います...
さて。まずは精華苑のメニューから見ていくことにしよう。冒頭で申し上げたとおり、精華苑は平たく言うと中華料理店である。メニューもそんなにいろいろと取り揃えているわけではなくこれぞというメニューだけで勝負している武骨な感じだ。そういうところも好感が持てる。
まずショーケースにあるのは店長おすすめ表示もある「広東風五目焼きそば」、さらにはその汁そばタイプであろう「五目そば」、さらには無難に「ラーメン」もある。ラーメン620円という価格を思えば、800円の五目焼きそばや、五目そばを頼んだ方がお得感があるか。
さらに「人気商品」との表示がある「タンタンメン」、サイドメニューとしての「シューマイ」、さらにご飯もので「五目がけ御飯」、「中華風カレー」というのがある。タンタンメンは750円と五目系よりはやや安価。一方で五目がけ御飯も何故か焼きそば、五目そばと比べても安価な630円で供されている。中華風カレーは550円と安い。ほか、写真にはないが、お店のガラス戸のところに「塩担々麺(750円)」なんつーのも貼ってあった。期間限定メニューだろうか。
お酒も生ビール(550円)と日本酒(420円)のみと硬派な感じ。酒類の価格は他店と同水準だ。
店内に入ると、食券売り場があるのでそこでお目当ての商品の食券を購入すればOK。赤井と同様に券売機で購入するシステムだ。さくら水産のランチの食券販売機を彷彿とさせるチープな券売機がステキ。
一応店内にもメニューがあった。多少の表記揺れはあるものの、オモテのメニューとほぼ同じである。改めて見ると飲み物を入れても全10種類。武骨なメニュー構成ですな。
さて、食券を買ったら席に着こう。精華苑の特徴はグループ席がなくひたすらカウンター席が連なっているところだ。メニュー構成から見ていただいても分かるように、一人客ないし二人客でそれぞれメシものを頼んで、カウンターに向かって黙々とかきこんで早々に立ち去るというラーメン屋タイプのお店だと言えよう。ビール飲みながら、途中売り場に馬券買いに出たりしてダラダラ観戦する系のお店ではないのでご留意をば。
席数も多く、回転も早い感じなので、昼時に多少並んでいたとしてもそんなに待たされることもないだろう。福島競馬場にあるほかのレストランでは似たようなお店もないので、重宝するケースも多そうである。
一応店内にはモニターもあるので、パドック周回やレース観戦をしながらメシを食うことも一義的には可能だ。ただし、写真のように座る席によっては見づらかったりもするので、位置取りには注意してくれたまへ。
さて。メニューは少ないながらもどれにしようかは迷ってしまうのが精華苑の特徴だ。荷桁は悩んだ挙句、担々麺を注文した。一応人気商品という札もついていたし、なんとなく看板メニューなのだろうと察しての発注である。
精華苑の担々麺はワカメが入っているという、ありそうであまりないタイプの担々麺だ。スープや肉そぼろなどは、いわゆる大衆中華食堂ではなく、そんなに高くはないけどちょっといい感じの街の中華屋さんあたりが出していそうな上品な仕上がりである。
麺もしっかりした感じで好感が持てる。全体的な出来栄えを考えてもかなりいいお仕事という感じ。競馬場の食堂で提供される中華料理としてはほぼパーフェクトと言えよう。ごちそうさまでした。
と、思ってたら、このお店の箸袋に「チェンバおおまち地下」なる記述を発見。もしかしたら、赤井と万松に続き、ここも元々福島市内に根を張っている系のお店なのかもしれないぞ。
っつーわけで、最終レース終了後に福島市中心部にある「チェンバおおまち」にやってきた。チェンバおおまちというのはオフィスビルや商業施設ではなく、会議室などを中心とした文化施設という位置づけの建物だ。もともとは福島県商工会館と呼ばれていたが商工会議所が移転したため現在はこうなっているとのことだ。
行ってみると思いっきり精華苑の看板が出ている。独特の字体も同じなので、やはりここが本店なのだろう。
なんと創業55年らしい。福島競馬場のレストランの老舗率はハンパねえなあ。まあ万松や赤井に比べたらまだ若い方と言うのも恐ろしい話だが。
さっそく地下に降りてみたが、競馬場で営業する日はこちらは休みなのか、営業時間外だったのかは分からないが、お店自体は閉まっていた。
競馬場でも推していた五目焼きそばや担々麺はここでもプッシュしていた。やはり本店でも評判のメニューなのだろう。当然のことながら競馬場よりもこちらの方がメニューも多そうな雰囲気。こっちも気になるお店である。
さて。いかがでしたでしょうか。福島競馬場の精華苑。赤井、万松に続いて、またも地域に根差した老舗店が食堂に入居しているということで、福島らしさ全開ですのう。気になった方は是非訪問してくだされ。
次回のレポートも福島競馬場グルメを続けてまいります・・・。
>>福島競馬場レポートその32へ
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