金沢競馬場 その2 ~見てるわしらも寂しいんよ~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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金沢競馬場のパドックを見下ろす
:パドックのすぐ裏が河北潟。金沢競馬場のハイライトだ。


*金沢競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は金沢競馬場レポートその1からどうぞ。




 さて、それではさらに金沢競馬場の場内に分け入ってみよう。



 一般的な話をすると、中央の競馬場が小ぎれいな外観なのに対して、基本的に地方競馬場というのは、年季が入った小汚い建物がほとんどだ。これは地方競馬場が経営的な部分もあり、スタンド改修の時期を逃してきたとう事情がある。



 金沢競馬場も1971年に当地に移転してきたのだが、40年以上たった今日、その設備はどこかしら哀愁が漂う感じでだんだんと古びつつあり、それが逆に荷桁のようなマニアにとってはそそる雰囲気を醸し出している。



 おしゃれなバーでビシッとキメるよりも汚い居酒屋でがやがや飲むのを好む感覚に近いかもしれない....





金沢競馬場のスタンドの様子
:薄暗い一階部分。



 スタンド内部に立ち入ってみると、公民館の玄関のようなタイル張りの床に、古い市民病院の壁のようなところどころ汚れた白いコンクリート壁。



 金沢の内装はまさに地方競馬場といった風情だ。うーん。たまらない・・・。




金沢競馬場のスタンド内部の様子



 2階もワックスを塗っている業者の姿が目に浮かぶような床と、病院の待合室やひなびたフェリー乗り場にありそうな椅子というたまらない組み合わせである。



 実にたまらないぜ。あの椅子に、たばこの灰で焦げた跡があったり、破れた部分をガムテープで補強していたりしたらさらにグッドなんだが・・・。まあそんなにマニアックなリクエストをしても仕方ないのだが。




金沢競馬場の指定席入口



 指定席の入口もあるが、今回は一般ゾーンでの観戦なので、中身の様子はお預けである。







 
 そんな金沢競馬場のスタンド内ではこんな旗がところどころに散見される。




 右「やっぱり若い子にワーキャー言われたいんやわ~」


 左「ナンボ必死で走っても見てもらえんのがツライんよ~」



 何と盛り上がりに欠ける金沢競馬に対して、馬がぼやいているのだ。



 そんな、盛り上がらないのを来ないお客さんのせいにされても・・・。大体、来てないお客さんはそもそもこんな旗見る機会が無いんだから・・・。



 まあこの自虐っぷりも金沢競馬の限界的なものを感じさせてくれる重要なアイテムだ。多くの地方競馬場が現在経営難にあえいでいるが、この金沢競馬もこの先危ないだろうなあ、というのがひしひしと伝わってくる。*執筆当時の感想です




 さて、そんな薄ら寂しい金沢競馬だが、ちょっと他所と変わっているところといえばこれ。



金沢競馬場の売店


金沢競馬場の売店



 売店が近辺の町会の名前を冠していることか。



 おそらく、お客が入っているころ、場内で売店を経営する権利というのも地元町会にとっては一つの利権だったのだろう。調べたわけではないので定かではないが、近隣の住民に対して、土地を提供したり渋滞などの迷惑をかける代わりに、売店を開く権利が与えられたのかもしれない。




金沢競馬場の売店



 ただまあ、売っているもののラインナップは市民病院や田舎のバスターミナルの売店みたいな感じだ。特に地元の特産品を売りさばこう的な野心も感じない。普通にクリームパンとかを売っている。



金沢競馬場の売店



 地元のおばちゃんが交代で店番をつとめるのであろうか。


 それにしても、竹輪、まんじゅう、ゆでたまご、大福、生餅・・・一体いつの時代やねんという感じのラインナップだ・・・。たまらないぜ。



金沢競馬場



 ここに限らず全体的に何となく商売っ気があるんだかないんだかよく分からないのが金沢競馬場の大きな特徴だと思うんだけど、これあながち間違ってないと思う。なんか、共産主義的な感じと言いますか「ここで売っているから買いなさい」と言われているかのような空気感というのはある。お客に媚びていないとも言えるかもしれないが・・・。




 この町会の名を冠した売店について、何か知っていることがある方、情報ください。お待ちしています。



金沢競馬場の吉原寛人騎手勝負服


金沢競馬場


金沢競馬場



 さらに独自のカルチャーと言えば、この勝負服シリーズ。走路際の柵のところに所属騎手の勝負服とキャッチコピーが書いてあるのだ。


 まともそうなものもあれば、おふざけ系もあり、誰が考えているのかがよく分からないが、興味がある方は全員分見ていくのも面白いだろう。




 うーん、金沢競馬場の独自のカルチャーに接して、頭がクラクラしてくるぜ。


 
 次回も金沢競馬場の様子をご紹介してまいります・・・



 



>>金沢競馬場レポートその3へ







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 金沢競馬場 その1 ~金沢けいば冬景色~
 金沢競馬場 その2 ~見てるわしらも寂しいんよ~
 金沢競馬場 その3 ~北の競馬人たち~
 金沢競馬場 その4 ~アイル・ビー・バック~


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