金沢競馬場 その1 ~金沢けいば冬景色~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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金沢競馬場の様子
雪山を望む冬の金沢。さみい。



 2009年1月2日の夜。


 荷桁は名古屋発、金沢行きのバスに揺られていた。



 夜の10時に金沢に到着。その後予約しておいたビジネスホテルに一泊し、2008年度の開催が終了する間近の金沢競馬場に向かう予定だ。もちろん同行者はいない。孤独な1人旅だ....




 競馬以外に金沢市を旅行するなどの予定も無い。競馬が終われば、そのまままたバスに揺られて名古屋まで戻る。北陸屈指の観光地を踏みしめながら、行くのは地元のおっさんたちが集う賭博場。


 「頭がおかしい」


 女性の知り合いに言われたこともある。だがそんなこと知るか。おかしくてけっこう。俺は競馬があればどこにでも行く。



 もちろん道すがら孤独を感じることが無いわけでもない。そして多大な交通費を投じて現場に赴き、さらに賭博に負けるかもしれないリスク。そんなものを背負いながら競馬場へ向けて移動しているときは、我ながら自らの行いに疑問を抱くこともある。



 だが、競馬場に着けば、すべては杞憂だったと気が付く。



 罵声の中、駆け抜ける馬。酒の入ったうつろな眼差しで馬を見つめる同志たち。



 真面目人間だらけの日常生活に興味は無い。ここが俺の居場所だ・・・。



 ・・・というわけで、しょうもない前ふりを書きましたが、要するに2009年の正月休みを利用して金沢競馬場まで来ちゃったわけなんですね。



 当時荷桁は大学4年生。学生として迎える最後の正月ということで実家のある愛知県に帰省していたわけなのだが、ちょうどこの日に金沢競馬場がやっているということに気が付いたので、思い切って行ってみたというのが実際のところである。




 金沢競馬場は北陸唯一の競馬場ということもあり、競馬好きの間でもどうもその存在を忘れられがちな競馬場だ。交流重賞であるGⅢ・白山大賞典が行われている競馬場と言ってようやく、ああ、そういえば、という程度であろう。



 いわんや、兼六園や美術館にうつつを抜かす一般観光客ならば、まさか金沢に競馬場なんていういかがわしいものがあるなどということは夢にも思わないのだろうな。しかし金沢競馬は確かに存在しているのだ・・・。




 そんなことを考えているうち、バスは夜も更けた金沢に到着する。あの頃はまだ北陸新幹線もなく、正月休みと言えどもそんなに宿も混んではいなかったので、ひとまず酒も飲まずビジネスホテルに宿泊して明日に備えることにした。





金沢競馬場の入場門




 翌朝、宿を出て、さっそく競馬場へ向かう。金沢競馬場は金沢市の中心からやや離れた場所にある。路線バスではアクセスがしづらいので、いくつか走っている送迎バスで競馬場まで向かうことになる。



 このときは宿からほど近い武蔵ヶ辻交差点にある停留所から競馬場への無料送迎バスに乗ることにした。バスにゆられること30分ほどで金沢競馬場へ到着する。金沢駅から出ているバスというのもあるにはあるのだが、こういうときは金沢駅など、ターミナルを通らないコースの送迎バスに乗るのが確実に座るためのコツなのだ。




金沢競馬場の入場門



 正月開催というだけあって、さすがに多くの人手。以前より、毎年4月~1月までしか開催がない金沢にはぜひとも一番寒い1月に行って見たいと思っていたのだ。念願かなって何よりでござる。



金沢競馬場の指定席売り場



 寒いせいか、特観席の売り場もにぎわっている。特観席の価格は1000円。冬の冷え込みが厳しい金沢では選択肢のひとつとして大いにありだろう。入場門の脇に売り場があるので、是非。




金沢競馬場




 上品なイメージの漂う金沢における競馬の歴史は古く、現在の金沢市入江・新神田付近に初代の金沢競馬場が建設されたのが、1931年のことである。現在地に競馬場が移転したのが1971年のことである。まあ移転オープンしているとはいえ、それももう40年以上前のことなので、スタンドや施設などはいかにも地方競馬といった風情でなかなか趣がある。
 


金沢競馬場の場内図




 入り口を入ったところにある案内マップを眺める。



 スタンドまわりに新聞売り場のほか、食堂の類がたくさんあるようである。




金沢競馬場のスタンド



 ひとまず、朝イチのまだそんなに人がいないスタンドの外観をパチリと一枚。シンプルなスタンドでいかにも地方競馬場と言った風情の構造と大きさである。



 外観は高知競馬場のスタンドに似ているだろうか。大きさ的には園田や姫路を思わせなくもない。




金沢競馬場の玉寿司





 なんだかんだ朝飯を食ってないので、何か食べようと思ってひとまず食堂棟に近づいてみる。すると何と寿司屋が。競馬場に寿司屋というのも珍しいので折り詰めを購入。650円也。なかなかめずらしい競馬場グルメだ。



金沢競馬場 グルメ



 バカ舌なのでネタがどうとかは良く分からないが、無難に美味。店内カウンターでも食べられるので、そっちにすれば出来合いでなく掘り出し物に会えてよかったのかも。



 ちなみにここのお寿司屋さんは、玉寿司 柿の葉寿司本舗という金沢の有名寿司店の分店とのこと。名前の通り柿の葉寿司などが有名みたいです。




金沢競馬場の食堂街



 パドックのさらに奥にはさらに渋い感じの食堂街が存在している。

 

 この規模の地方競馬場にしてはそこそこの数の食堂が稼働しており、なんだかんだ、本場開催への集客力があるのだろうか。場外発売所も少ないしな。




金沢競馬場のグルメ




 そこには「カレーコーヒー」と書かれたのれんのお店もあった。



 まあ、子どもではないので、さすがにカレー味のコーヒーではなかろうというころは理解できるものの、こういう少しツッコみどころのあるのれんを特に誰も気にせず掲げているあたりが金沢クオリティーなのか。



 早くも金沢競馬場グルメが謎すぎる。なかなかやるではないか。金沢競馬場。こりゃ、ブラブラしがいがあるってもんよ。



 というわけで、ここからしばらくは2009年の正月開催の金沢競馬場の様子をご紹介してまいります・・・。



 



>>金沢競馬場その2へ




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*金沢競馬場に関する記事は以下にもあります。

 金沢競馬場 その1 ~金沢けいば冬景色~
 金沢競馬場 その2 ~見てるわしらも寂しいんよ~
 金沢競馬場 その3 ~北の競馬人たち~
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