そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

金沢競馬場　その１７　～金沢競馬場指定席（特別観覧席）～

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金沢競馬場の特観席からレースを眺める

＊金沢競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は金沢競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて、今回も金沢競馬場レポートを続けてまいりましょう。ゆっくりではありますが、ある意味順調に進んできておりまして、前回のレポートまでで金沢競馬場のスタンドを３階までざっくり見てまわるところまではいくことができました。

　今回取り上げるのはタイトルにありますとおり、金沢競馬場の特観席でございます。席の様子だけでなく今一度、特観席の券の購入方法などからあらためて見てまいりたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします...

　というわけで、まずは金沢競馬場の特観席がどのようなものかを今一度確認しておこう。写真は場内にあったポスターだが、ここにあるとおり、ざっくり特徴を言うと、本場開催日のみオープンで料金は一人１０００円。全席指定席で、中にはフリードリンクサービスや別途料金で軽食が食べられるコーナーもあるといったあたりである。

　金沢競馬場の特観席は２階にあり、そこはガラス張りの屋内席になっている。ゴール板に近く冷暖房完備のスペースが座席指定で確保できるというのが特観席の最大のメリットだろう。ただここまでのレポートで見てきた通り、金沢競馬場はスタンドの３階も屋内席だったりするので差別化ポイントとしては、椅子の座り心地や走路への近さなどのポイントも入ってくると思う。

　いずれにせよ競馬観戦に何を求めるかでこの１０００円を投じるかどうかは判断が別れると思うので、以下の記事もその判断材料にしていただければこれ幸いだ。

　というわけで特観席の売り場にやってきた。金沢競馬場の特観席売り場は入場門の外にあるので訳も分からず中に入ってしまうと非常にややこしいのでご注意くだされ。

　厳密に言うと、金沢競馬場の特観席は開門前から開門後しばらく（訪問時は開門後一時間）は入場門の前で発売され、その後は２階の特観席入口までの窓口で発売されるという形を取っている場合が多い。なので入場後でも買うことができないわけでもないのだが、入場門の前の売り場で全席が売り切れてしまった場合は当然のことながら買うことができないので、そのへんはしっかり頭にいれておくべきである。

　さて、それでは特観席を実際に買ってみよう。基本的には窓口でおねえさんに自分の買いたい席を伝えるシステムだ。購入された席はリアルタイムで更新されていく。

　席数は約４５０席と、そんなに数は多くないので、混雑日は早めに行くことを推奨する。

　こうしたポスターも売り場のまわりにはあるので、列に並ぶ前におおよそ狙いをつけておくとよいだろう。基本的には二人掛けの席なのだがたまに一人席があることと、前の方に陣取るとオッズ画面などが見られないことなどが押さえておくべきポイントか。柱が邪魔でレースが見づらいとか、そういったことはないので、そんなに神経質になることもないだろう。

　指定席券はこんな感じだ。なくさないようにご注意くだされ。

　ちなみに、２階の指定席券売り場はこんな感じになっている。購入方法は入場門の前とほとんど同じである。

　一応、購入の際の注意事項の看板があったのでのせておこう。中央競馬と違うのは一人２枚まで購入可能という点か。友人が遅れて到着する、などの場合でも一応対応は可能ということになる。また、２０００円を払えば一人で二人分の席を確保して使用するなんてこともできなくもない。まあ倫理的な観点から控えたほうがよいとは思いますが・・・。

　ちなみに、この窓口に置かれる指定席券販売終了の看板はちょっと書体がレトロでいい感じだ。まあ、多くの方にとってはどうでもいい情報だと思いますが・・・。

　特観席はこんな感じである。時折柱があるものの、そんなに太くもなく、まあ許容範囲であろう。走路は非常にいい角度で見下ろすことができるので観戦する分には非常に快適である。

　座席はこんな感じ。コンセントや画面などはなくシンプルなテーブルという感じ。椅子は少し柔らかい素材になっているので一般席よりはグレードアップしている。肘掛け以外には特に仕切りもないので隣の人との距離感はやや近い感じ。一人客のお客様は留意しておいたほうがよいかもしれない。席は全席禁煙なのでタバコを吸われたりということはないのでそこはご安心くだされ。

　レースはこんな感じで非常にいい感じに見ることができる。今これを書いてて気が付いたのだが、下の写真、えらくゴール前で飛び跳ねながら喜んでいる人がいるな。うらやましい・・・。

　

　馬券売場はこんな感じで台数も充実している。もちろん特観席エリア専用の投票所なのでスムースな購入が可能である。

　特観席エリアにある軽食コーナーレストホースピアはこんな感じ。少し見づらいがお店の前にはテーブルと椅子もあるのでそこで食べることもできるが、持ち帰りメニューもあるので自席で食べることも可能だ。提供メニューなどはグルメレポートの際にあらためて詳しくご紹介いたします。

　さらに金沢競馬場の特観席では無料でのスマホ充電サービスとフリードリンクのサービスがある。フリードリンクと言っても、カップ式自販機の飲み物がタダで飲めるというものではあるが、コーヒーやコーラをガバガバ飲むタイプの方にはよいサービスであろう。

　もう少し特観席エリアをうろうろしてみよう。一応特観席エリアにもパドック側のほうにちょっとしたコンコースがある。モニターはあるが売り場は稼働していない、検討スペースのような場所いなっている。ここはタバコも吸えるので喫煙される方のくつろぎスペースというのが一番適切な表現かもしれない。

　相変わらず分煙はテキトーだが、まあもうここをツッコむのも不毛なのでやめておこう。

　ベンチや灰皿も潤沢にあり、馬券に疲れた時にはリラックスしやすい空間になっているぞ。

　一応コインロッカーもあるのでお荷物を指定席に置いておくのは何となくイヤダイヤダという方はここをご活用くだされ。

　特観席エリアからもパドックが見たいんじゃという方は一応パドック側コンコースのガラス戸を開けると、ベランダに出ることができるのでそこから眺めていただければＯＫだ。雨の日は屋根がないので困るのだが、そこはもう運が悪いということで諦めてくだされ。

　一応パドックはこんな感じで見ることができる。やや距離はあるが、だいたいの様子はしっかり把握できるはずである。

　さて、そんなわけで今回は金沢競馬場の特観席エリアを見てまいりました。席自体はシンプルではありますが、サービスなども含めたトータルの空間として見た場合は比較的よい空間ですので、興味を持たれた方は是非ご利用くだされ。

　さて金沢競馬場のスタンドをだいぶまわってきましたが、次回もう少しだけスタンド内部を掘り下げてご紹介いたします・・・。