そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

京都競馬場　その２６　～京都競馬場グルメ　指定席エリア駒・阪急梅八～

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京都競馬場　指定席エリアのレストラン駒

＊京都競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は京都競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて、京都競馬場レポートのつづきです。

　今回も例によって京都競馬場のグルメについてご紹介をしてまいります。毎度のおことわりですが、京都競馬のグルメ全般については京都競馬場レポートその２１にてざっくり語っておりますので、そちらをお読みの上で今回のレポートもお読みいただけますと話が早くてありがたいところです。

　これまでは一般エリアにあるレストランや食堂を中心にご紹介をしてまいりましたが、タイトルにもありますように、これより取り上げますのは、特に指定席エリア内にあるレストランでございます...

　一応整理しておくと、京都競馬場には指定席券を持っていないと原則的には入れないレストランがいくつか存在している。

　こちらの写真は場内に掲出されているグルメマップの４階より上のレストランの一覧だ。青い枠で囲っている食堂は一般席の入場者でも入れるが、赤い枠で囲われている、５階の駒と阪急梅八、６階のシルヴァーカレーとレストラン京阪については指定席エリアのチケットを持っている方しか入れない店舗ということになっている。今回はその４軒のうち、５階にある駒と阪急梅八をご紹介していくことにしよう。

　ちなみに、注意点なのだが、指定席エリアと言っても、４階の駒、阪急梅八、５階のシルヴァーカレーとレストラン京阪については、いずれもグランドスワンの指定席エリア（Ａ指定・Ｂ指定・特Ａ指定）にあるレストランで、ビッグスワンの指定席（ラウンジシート・Ｌ－テーブル・ｉ－Ｓｅａｔ・ボックスシート）の券では入ることができないので、くれぐれもご注意くだされ。

　また、馬主席内にも、一軒「シルヴァー」というレストランがあるのだが、ここは馬主席内に入れる人しか行くことができないので、悪しからずである。

　前置きが長くなったが、５階の駒である。

　実は京都競馬場には１階のレストランプラザにも同じ”駒”という屋号のお店が存在している。提供しているものや使用している写真もおおよそ似通っているので、同じ系列だと考えて問題ないだろう。

　こちらの店舗の方がそこまで効率を考えなくてもよいのか、ややメニューの種類が多い気がする。

　レストランプラザの駒でも、カレーセットなどは存在していたが、ここ５階の駒では「ちどり」「ひさご」「かえで」という３種類のセットメニューを独自にプッシュしている。

　ちどり→稲荷ずしと肉うどんのセット
　ひさご→ミニカレーときつねうどんのセット
　かえで→かやくごはんと肉うどんのセット

　となっている。

　１階で確認されたミニカツ丼のセットは需要がありそうだがここでは確認できなかった。カツ丼自体がなく、指定席エリアではあまり人気がないということなのだろうか。

　ちなみにほとんど同じ内容と思しき１階のカレーセットと５階のひさごはひさごの方が９５０円と１階のカレーセット９３０円より２０円高い値付けになっている（食べ比べていないので賛否は論じない）。

　定食系はほどんと１階の駒と同じラインナップである。一点、１階の駒にあった、おろし竜田揚げ定食がこちらでは唐揚げ定食となっていた。

　こちらでもご飯大盛りサービスは実施中であった。行った際にはぜひ大盛りに。

　先ほど、こちらの駒のほうがメニューの種類が多いというようなことを申し上げたが、駒ではいろいろな新メニューの開発も盛んにおこなわれている。

　結局、荷桁は、下の駒では食べることができないという点とほかのメニューに比べて、幾分攻めの姿勢を感じたジャワ風カレーうどんに惹かれて、これを食してみることにした。

　駒の店内はさすがに１階と違って、和風の落ち着いたテイストでまとめられていた。ガキの頃に外食というとこういう雰囲気のうどん屋とかが多かったなあ、などと郷愁に浸る。

　そしてジャワ風カレーうどんがご到着である。

　・・・想像はしていたが「業務用」の文字が頭をちらつくキーマカレーがかかったうどんがそこにはあった。味はまあ、普通ではあるが美味しいとか否かとは違った部分でネーミングから感じたほどの攻めの姿勢や、いい意味での裏切りなどはない感じであった。

　以前にれすとらん花家で「フィッシュアンドチップス」を頼んだら、白身フライとフライドポテトの盛り合わせが出てきてこりゃ一本取られたという話をご紹介したが、京都競馬場で、ちょっとひねったメニューを頼む際には、このようなトラップには充分な注意が必要だ。

　しかしこの業務用と既製品を組み合わせたメニュー考案のカルチャーというのは実に奥深いものよのう・・・。

　駒の話が続いたが、もう一軒、阪急梅八というお店が指定席エリア５階には存在している。

　もうこのブログのコアな読者の皆さんは察していることかと思うが、阪急産業の運営する食堂で、大阪の梅田や千里中央にも同じ屋号で展開がされている。

　阪急梅八ではまだ食べたことがないのだが、梅田や千中のお店はとんかつのレストランを標榜しているので、おそらく期待できるのはとんかつメニューということになろう。

　かつ丼は７７０円となっており、１階の駒や阪急食堂よりも安い値付けになっているのも注目だ。

　さらに、モーニングセットは２種類のパンにゆで卵とポテトサラダまでつくという豪華な布陣。階下の３９０円のセットにコスト面では負けるが、いわゆるトーストではないパンを供しているところに何かしら矜持がありそうな雰囲気はある。どんなメニューか気になるところだ。

　
　さて、そんなこんなで、京都競馬場の指定席エリアの食堂のうち、５階エリアのお店について、ご紹介をしてまいりました。

　次回はもう一つ上のフロア、６階の食堂について、ご紹介をしてまいります・・・。