ロイヤルターフクラブ競馬場 その16 ~スタンド4階 まったり常連ゾーン~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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ロイヤルターフクラブ競馬場の4階
ロイヤルターフクラブ競馬場の4階 



*ロイヤルターフクラブ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はロイヤルターフクラブ競馬場レポートその1からどうぞ。





 さてさて。長くなってまいりましたロイヤルターフクラブ競馬場レポート。16本目の今回もタイトルにありますとおり、各フロアをうろつく流れは変わりません。ロイヤルターフクラブ競馬場のスタンド4階の様子を見てまいります。



 先述のとおり、ロイヤルターフクラブ競馬場は5階建てなのですが観客席の方が、1~3階、4~5階と大きく二層に分かれている構造になっております。すなわち、今回ご紹介する4階は、4~5階と2フロアあるうちの下の方だと思っていただければOKでございます。4、5階の観覧席はいわゆる「上段」の席になり、コースからは遠いのですが、眺めはよく、高いところからゆっくりレースを見るには快適な席と言えます。そんな4階、5階には何があってどんな競馬オヤジたちがいるのか?あまり楽しみにしている人はいなさそうな雰囲気が漂っておりますが、とりあえず見てまいりたいと思います...


ロイヤルターフクラブ競馬場4階のコンコース



 さて。そんな訳で4階フロアである。



 だいぶ階段をのぼらないといけないせいか、気持ち1~3階フロアよりも空いている感があるが、まあ見てのとおりそれらのフロアと大きく雰囲気が変わる訳ではない。相変わらずの鉄火場である。



 先ほど申し上げたとおり、4階と5階は外の観覧席でつながっており、4階は下にあたるため、観覧席へはいくつかの出入り口で出るしかなく、フロアは暗めだ。かといって1階や2階のように売店や屋台がたくさんある訳でもないので全体的にはスッキリしていて、馬券を買う以外にはあまりやることがないフロアと言ってしまってよいだろう。まあ競馬場って本来そういうもんなんですがね。




ナンルーン競馬場4階のベンチ



 もともと常連客っぽい人がほとんどのロイヤルターフクラブ競馬場だが、4階まで上がってくると、3階まで以上に常連率が高まり、そしてその常連たちのまったり感も高まっていく。写真の中のベンチに腰掛ける常連たちのくつろぎっぷりったるや、姫路競馬場の特観席を彷彿とさせるレベルである(させねえわ)。



 ちなみに、近づいて写真を撮るのを失念していて申し訳ないが、写真の右上の方には、毒々しいフルーツをビニール袋に入れて売っている売店と、わりとちゃんとしたカウンターとキッチンを備えた食堂が写りこんでいる。食堂の方はやたらガタイのいいおねえさんがテキパキと仕切っていて流行っていた。今思えば本物のおねえさんではなかったかもしれないが、今となっては確かめる術もない。この競馬場が休止してしまったのが悔やまれるぜ。




タイの競馬場の馬券売場



 そして毎度同じことを言って申し訳ないがこのフロアでも穴場はガッツリ存在しているぞ。ご存知の通りロックな金網スタイルだ。


 
 しかし、なんですな、毎度毎度「金網スタイル」と言っているとどことなくヤラしい雰囲気が漂ってまいりますなあ(このレポートは深夜に書かれているため全体的におかしなテンションですが、ご了承くだされ)。




ロイヤルターフクラブ競馬場の4階のモニター



 まあしかし、基本的には繰り返し申し上げているとおり、4階フロアも鉄火場であることに変わりはない。モニターを見つめる馬券オヤジがいて穴場に金を突っ込み、レース中は馬にコールする。添加物一斉不使用のタイ王国産・天然競馬オヤジたちの様子をつぶさに観察することが可能だ。




ロイヤルターフクラブ競馬場の4階スタンドに出たところ



 さて。4階フロアから観覧席に出たあたりの様子を観察していこう。



 見てのとおり、1~3階とはうってかわって、いかにも上段席という雰囲気でいい感じだ。やや段差などの角度が急になるが座ってもいいし、立って見てもいいし、という構造自体は階下と同じである。




ロイヤルターフクラブ競馬場の4階スタンドに出たところ



 見てのとおり屋根がせり出しているので、基本的には雨露が凌げる形になっている。勿論スコールレベルの雨になると霧のような水滴は来るが、滝の近くで生じる霧のような程度なのでビチョビチョになるレベルではない。



 いずれにせよ暑季や雨季でも安定的にレース観戦を楽しむことができるスポットだと言えるだろう。




ロイヤルターフクラブ競馬場の4階で予想するオヤジたち



 先ほど来の写真を見ていてお気づきの方もいるかもしれないが、やや馬場まで距離があることもあってか、双眼鏡を首からぶら下げている常連も多い。日本だと上段の指定席で観戦しているとレースの細かい模様はビジョンやモニターで観戦してしまい、実際に肉眼で見るのは最後の直線走路だけということも多いが、タイの競馬オヤジたちは、目の前に大きなビジョンがあるにも関わらず、わりと真剣に双眼鏡を活用してレース観戦をしているのが面白い。



 実況でもあまり詳細な馬の位置はアナウンスしてくれないのか、それとも直線走路に入ったときには勝負が決しているため、タイ競馬において最も面白いのは3コーナーから4コーナーの間だったりするのか・・・。よく分からんが、こと4~5階の観覧席においては双眼鏡の普及率はかなりのもんだということは頭に入れておいていただければと思います。




ロイヤルターフクラブ競馬場のスタンド4階の座席でくつろぐオヤジたち



 ややVIPエリア寄りのあたりにはロイヤルターフクラブ競馬場の100バーツエリアでは大変珍しい座席つきの席もある。ゴール板にも近く、正直言って100バーツエリアにおいて快適度・穴場度で言ったらナンバーワンの席だと言えよう。




ロイヤルターフクラブ競馬場のスタンド4階の座席



 ただ、タイのお客さんにとってはそこまでして座りたいと思えるような席という訳でもないようで、荷物を置いて場所取りしている人がいるかと思えば、空席もチラホラあった。



 座席の形状は競輪場あたりによくある非常にスタンダードな形のプラスチックベンチである。ほかのエリアにあってもいいと思うんだが、なぜここだけにあるのだろうか。VIPエリアの4階5階席に設置した座席が余ったりしたのかしら。神宮球場で内野席に近い外野席には背もたれがあるのと似たような感じなんだろうか(たとえが分かりづらいわ)。




タイの競馬場のスタンドの最前列


タイの競馬場のスタンドの最前列



 最前列から階下を眺めた様子はこんな感じだ。最前列で楽しそうに馬を眺める常連さんの姿を見るとこの競馬場が休止になってしまったのが悔やまれるぜ。




ロイヤルターフクラブ競馬場の4階と5階をつなぐ階段



 さて。そんなこんなで簡単ではございましたが、ロイヤルターフクラブ競馬場の4階の模様をご紹介いたしました。次回は残る1つのフロア、5階ということになります。「またどうせ薄暗くて穴場があって競馬オヤジがいるだけの代わり映えのしないフロアなんだろ?」というツッコミがありそうですが、ツッコまれるまでもなくその通りでございます。



 なのであまり過剰な期待を抱かず「1階から4階まで見ておいて5階だけ見ない訳にもいかないからとりあえず見ておくか」という程度の心持で次回以降のレポートもお付き合いいただけますと幸いです・・・。




 



>>ロイヤルターフクラブ競馬場その17へ






*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。

 ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 その1 ~再びバンコクへ~
 フートー競馬場 その1 〜さらにベトナム競馬へ〜
 セランゴール競馬場 その1~いざマレーシア競馬~
 ペナン競馬場 その1 ~再びマレーシア競馬へ~
 クランジ競馬場 その1 ~いきなりお詫び~
 ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜




*ロイヤルターフクラブ競馬場に関する記事は以下にもあります。

 ロイヤルターフクラブ競馬場 その1 ~タイからのニュース~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その2 ~バンコクという街~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その3 ~行くまでの攻防~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その4 ~「タイ人」の競馬場~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その5 ~いざ競馬場内へ~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その6 ~いきなりの締め切り前発走~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その7 ~スタンドの全体像を把握せよ~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その8 ~装鞍所からの本馬場入場~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その9 ~ゲートインからゴールまで~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その10 ~馬券の買い方と種類~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その11 ~競馬新聞と予想~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その12 ~意外に立派な芝コース~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その13 ~スタンド1階の鉄火場感~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その14 ~メシの中心地・スタンド2階~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その15 ~スタンド3階の常連たち~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その16 ~スタンド4階 まったり常連ゾーン~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その17 ~やっと到着 スタンド5階~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その18 ~バックヤードと二階建て馬房~
 ロイヤルターフクラブ競馬場 その19 ~タイの競馬場グルメを探る~
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 ロイヤルターフクラブ競馬場 その22 ~追憶のナンルーン競馬場~




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