ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 その19 ~立派なコースと熱いレース~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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ロイヤルバンコクスポーツクラブのコース
ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場


*ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその1からどうぞ。




 どうも。荷桁です。今回もロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートを続けてまいります。



 今回はタイトルにありますとおり、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のコース、およびレースの模様をご紹介してまいりたいと思います。



 これまでのレポートでもスタンドから眺めたコースやレースの模様と言うのはちらほら出てきてはいるのですが、あらためてこの競馬場のコースの概要およびコースまわりに何があってどんなレースが行われているのかといったあたりを見ていければと思います。馬券の検討に役に立つ内容とは言えないかもしれませんが、ひとまずタイ競馬のレースっていうのはこんな感じなんだな、ということをつかんでいただければと思います。ほんじゃま、そういう訳でまいりましょう。ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のコースとレースでございます...


ロイヤルバンコクスポーツクラブのコーナー



 さて。というわけで、19本目のロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートなんだが、まずはこの競馬場のコースについて基本的なところを見ておくことにしよう。



 JAIRの紹介ページの記載を参考にすると、この競馬場は左回りの平坦芝コースで、一周1740m、幅員25m、ゴール前直線375mというコースとのことだ。いわゆる競馬場でいうところのスタンダードな楕円形の競馬場という感じである。



 数字だけだとイメージがしづらいと思うので日本の競馬場で例えると、中京競馬場(一周1724.8m(Bコース)・直線412.5m)が一番規模感としては近い。形状も加味するのであれば、新潟競馬場の内回りコースをちょっと大きくした感じと言った方がイメージが近いかもしれない。



 コースの大きさの割にゴール前直線が短いと感じるかもしれないが、これはコースの形状の問題ではなくゴール板の位置が1コーナーから離れていることに起因する。まあ、それでもゴール前直線375mというのは新潟や阪神の内回り芝コースとさほど変わらない。すなわち小倉や福島など、新潟競馬場をのぞく中央のローカル競馬場なんかよりはずっと大きな芝コースを備えているということになる。



 日本の競馬場の多くが元々あった土地から移転していることを考えると、バンコクの中心市街地で百年以上続いている競馬場としてはかなりしっかりした規模の競馬場であったということがお分かりいただけることかと思う。




ロイヤルバンコクスポーツクラブの1コーナー



 こんな立派なコースではあるが、レースはほとんどが短距離レースで行われる。荷桁が訪問した日はすべてのレースが1200mで行われていた。



 一応、1200mだけでなく、1100m、1300m、1540m、1900m、2000mなどの距離も設定されているようである。もし偶然訪問した日にこれらのレースが見れたときはラッキーだと思ってよいだろう。

 


ロイヤルバンコクスポーツクラブの直線走路



 まあ、ひとまずロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のコースについては、平坦な芝コースで、新潟の芝内回りコースをちょっとでかくした感じ、とイメージしていただくのがよいだろう。見てのとおり走路直線も広々としている。



 海外の競馬場というと、イギリスやオーストラリアは芝コースだが、もともとの地形を利用しているためコースは綺麗な楕円形となっていないケースが多い。一方アメリカの競馬場は一周1600mの綺麗な楕円形のコースが多いが、走路はダートが主流だ。ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のように綺麗な楕円形コースで芝コース、というのは、実は日本、香港、マレーシア、シンガポールなどアジアないし、ブラジルやアルゼンチンなど南米に多いパターンとなる。まあ、このタイの競馬も世界の競馬場のくくりで考えると案外日本に近いということがイメージしていただけることと思う。



 さらに余談だが、タイの競馬で面白いのは「地方にダートの競馬場がある」という部分だ。都市部に芝コースのメインの競馬場があり、地方ではダート専門の競馬場が細々とやっているというところまで聞くと・・・どうしても日本っぽい感じするよね。



 まあ、余談もはさみましたが、こんな感じのコースなんだまと何となく思っていてくだされ。




ロイヤルバンコクスポーツクラブのターフビジョン



 さて次はそんなコースの周りにどんな設備があるのかという部分をチェックしておこう。



 まずはこちらのターフビジョンだ。直線、ゴール板の近くにあり、レースの模様を見ることができる、いわゆるターフビジョンである。さほど大きくはないがやはりこれがあるとないとではレース観戦も全然違ってくる。当然のことながらあるに越したことはない設備である。




ロイヤルバンコクスポーツクラブのターフビジョン



 我々競馬好きにとっては当たり前なんだが、このターフビジョンはオッズ表示にも使われる。前々回のレポートでも申し上げた通り、この競馬場は直線走路をパドック代わりにするため、このオッズ表示機能と併せて、基本的にスタンドに座っていれば問題なく馬券の検討ができる競馬場ということになる。




使われていないオッズ表示



 ターフビジョンが見えない1コーナー付近のスタンド50バーツエリアにはこんな感じでオッズ表示専門の掲示板が備えられているのだが、残念ながら荷桁の訪問時には稼働していなかった。老朽化で使われなくなったのか、場内モニターの普及によりお役御免になったのか・・・。よく分からないが、そういうことでご承知おきくだされ。




ロイヤルバンコクスポーツクラブのゴール板



 さて、お次にチェックしておきたいのがこちらのゴール板だ。



 普通、ゴール板というとゴテゴテした装飾がついていたり、競馬場名をあしらっていたりするのだが、ここロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場では非常にシンプルなデザインで何故かアナログ時計がくっついているという、ちょっと我々からすると珍しい感じのゴール板となっている。



 既に廃止になってはいるが、同じバンコクにあったロイヤルターフクラブ競馬場も形こそ違うものの、なんかゴツいフォルムのゴール板の上にデジタル時計が乗っているというスタイルであった。まあよく分からんが、ゴール板には時計をつけるというのがバンコクのカルチャーのようである。




ロイヤルバンコクスポーツクラブの着順表示



 そして、こんな感じの着順掲示板もある。



 ターフビジョンも含め、けっこう近代的な設備がある競馬場なのだが、こういうところがしっかりアナログというのが東南アジア的でいいではないか。




ロイヤルバンコクスポーツクラブの着順表示



 着順表示部分は、着順、配当、馬場状態、タイム、着差などがしっかりと掲示される。



 数字やタイ文字のフォントが何ともいい雰囲気を醸していてよいものどすなあ。




ロイヤルバンコクスポーツクラブの騎手表示



 左側には騎手名の表示もある。以前のレポートでお伝えしたとおり、タイの競馬は騎乗する騎手がレース直前で発表されるため、この掲示はかなり重要な情報となる。



 よくよく見ると騎手によって微妙にフォントが違っていて面白い。まあ、日本国内も含めて競馬場で見られるフォントに萌え萌えしているのは荷桁くらいなもんだろうが、そういう趣味なので許してチョンマゲ。ちなみに、一番好きなフォントは姫路競馬場のパドックのフォントであることは言うまでもありませんです。




ロイヤルバンコクスポーツクラブのスタート地点



 さて。そんなわけで、コースの概要および、コースまわりにある観戦に関する設備などなどの話がだいたいできましたので、次に実際のレースの模様を掘り下げていくことにいたしましょう。



 この日のレースは全部のレースが1200m戦だったため、向こう上面のやや2コーナー寄りのところがスタート地点となった。写真の真ん中やや右くらいのところにゲートがあるのがお分かりいただけるであろうか。




ロイヤルバンコクスポーツクラブのスタート地点



 荷桁が最初に訪問したタイの競馬場であるロイヤルターフクラブ競馬場では各馬がゲートについたらとりあえずゲートインをして、スタートまでずーっと待っているという日本の競馬ではあまり見られない独特のルールがあったのだが、この競馬場でもその流れは同じであった。ただ、ロイヤルターフクラブ競馬場ほど長時間ゲートの中で待っているという雰囲気はなく、ぜいぜい5~10分くらいであった。まあそれでも日本の常識からするとものすごいことなのだが。




ロイヤルバンコクスポーツクラブのスタート直後



 んで、スタートは相変わらず唐突な感じである。



 日本だと、馬券発売締め切り→スターターの合図→ゲート入り→スタートという流れだが、タイでは、ゲートイン→待機→いきなりスタート!&馬券発売締め切りという感じなのでタイミングは非常に読みづらい。ただ、荷桁の訪問時は競馬新聞にあった発走予定時間と実際の発走時間とが大幅にずれたということもなかったので、状況によっていろいろなのだろう。



 とりあえず場内アナウンスが



 「マーォ!ラーォ!」



 と叫んだらスタートなので、ビジョンに注目だ。




ロイヤルバンコクスポーツクラブの向こう上面


ロイヤルバンコクスポーツクラブのレース風景



 スタートしてしばらくはけっこう激しい先行争いが繰り広げられる。勿論短距離ということもあるが、けっこう激しく追ったり鞭を入れたりして位置を取りに行く傾向にある。長く直線を使っての先行争いになるので枠による有利不利はそんなにない印象。



 レース展開のイメージとしてはアメリカ競馬の短距離レースに近く、激しい先行争いがあって、道中で後方の弱い馬がバラバラとついていけなくなり、直線に入った時点でまだ脱落していない先頭集団がゴールまでたたき合いをする、という感じの流れになる。馬の実力はともかく、わりと激しい展開になりやすいというのが素直な感想だ。




ロイヤルバンコクスポーツクラブのレース風景



 なので、自分の馬券がどうなるかはコーナーをしっかり観察していればだいたい察しがつくということになる。3~4コーナーの攻防でついていけなくなればおしまい。先頭集団にいれば激アツということになる。日本のように後方一気なんてことはまずないのでご了承くだされ。




ロイヤルバンコクスポーツクラブのレース風景



 直線走路に入って、先頭集団に買っている馬がいれば、あとは叫ぶのみだ。




ロイヤルバンコクスポーツクラブの直線走路


ロイヤルバンコクスポーツクラブのゴールシーン



 あとは買っている馬が買っているとおりの着順で入線してくれればOKである。



 実力差があるせいか1着はけっこうハッキリしているにも関わらず、直線は長いので、ファンたちは単勝を買い込んで、買っている馬が直線ぶっちぎるところを楽しみに観戦している様子だ。一頭が直線抜け出すとその馬ないし騎手の名前を連呼して学生の飲み会のコールのような声援を送ったりもする。日本人からするとピンとこない感じもするが、まあそんな感じなのだ。
 
 
 
 

 
 
 
 実際のレースのペースなんかは動画を見ていただくのが早いと思うので、Youtubeに上がっていたロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のレース動画を一応掲載しておこう。



 上の写真で追ってきた荷桁訪問日の第4レースの動画である。写真と見比べながら雰囲気をつかんでくれたまへ。




ロイヤルバンコクスポーツクラブの直線走路正面


ロイヤルバンコクスポーツクラブの馬場状態



 直線走路では各馬広がるため、走路の状態もチェックしておくと予想の参考になるかもしれませんぜ。




ロイヤルバンコクスポーツクラブの直線の攻防


ロイヤルバンコクスポーツクラブの直線の攻防



 単純にタイムだけ見れば、芝1200mのレースでも日本のダート1200mくらいのタイムしか出ていないので、タイの競馬はレベルが低いということになるのだろうが、なかなかどうして、そんな杓子定規な感性でもって切って捨てるには惜しい競馬である。



 是非一度暑いタイ王国で行われる熱いレースに触れ、観客のオヤジたちと共に、大いに叫んでいただければと思う次第でございます。



 ってなわけでレースまわりのお話でございました。次回からは再びスタンド徘徊をしてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします・・・。




 



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