日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 中山競馬場 > 中山競馬場 その54 ~中山競馬場 グルメ 京樽ガーデン~
中山競馬場の京樽ガーデン
*中山競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は中山競馬場レポートその1からどうぞ。
さて。中山競馬場レポートがつづきます。今回はタイトルにありますとおり中山競馬場にあるレストラン「京樽ガーデン」をご紹介してまいりたいと思います。
前回のレポートでご紹介したコックドールと同様、こちらの京樽ガーデンも以前のレポートで外観のみご紹介したことがあったのですが、例によって利用する機会があったため、あらためて詳細をご紹介しようということで、あらためてレポートさせていただく次第です。
ここもメインスタンドレストラン棟の2階にあるお店となり、ちょうど前回のレポートでご紹介したコックドールのお隣になりますのでよろしくお願いいたします。それではまいりましょう。中山競馬場のレストラン「京樽ガーデン」でございます...
さて。京樽ガーデンについてまずはざっくり説明しておこう。もう説明は不要かと思うが、皆さんご存知の寿司の持ち帰りなどをいろいろなところでやっている「京樽」の系列のお店である。知っている人は知っていると思うが京樽は「すし三崎丸」などの外食チェーンも展開しており、外食事業にもノウハウがある。中山競馬場の中にもこちらの京樽ガーデンをはじめ、売店などで複数のお店を展開している。また、東京競馬場にもお店を出しているなど、比較的JRAと仲良くやっているチェーン店だと言える。
メニューは見てのとおり、寿司や海鮮丼、うなぎなどのいわゆる日本人が喜ぶハレの和食メニューが中心だ。価格帯もそれに伴って食事ものは1000円超の商品が主力になってくる。ランチ価格と考えると市中で同様のメニューを出すお店と比べても決して安くはないが「競馬場のレストランなんてどこも高いし、どうせ1000円以上かけて昼メシを食べるなら寿司やうなぎがいいよね」という発想でもって利用する人はけっこういるようでわりと繁盛しているお店である。
また、季節限定だったりするのかもしれないが、金時芋やわらびもちなどのデザートメニューも掲出されていた。お酒が飲めないという方にはこういうのがあるといいかもしれないですね。
さて。それでは京樽ガーデンの中に入ろう。
中山競馬場の他のレストランと同様、入口で食券を購入するシステムである。ここにもメニューがいろいろ貼ってあるのであれこれ迷ってしまいそうになるが、列ができていることも多いのでサクサクっと注文しよう。
食券を買うと、テキトーに空いている席に座ってくれ的なことを言われるが、基本的に店員のおばさんは数も少なくその挙動を見ていてもフロア全体の様子を把握できているかどうかはどうもビミョーな感じだ。あまり存在感を出さずにささっと座るといつまでたっても注文を取りに来ないんじゃねえかという不安が生じる。近くの店員さんに「ここでもいいですか~?」などと声をかけながら座って、しっかり「新規の客がここに来たぜ。接客よろしく。」という雰囲気を出した方が身のためだろう。
京樽ガーデンは基本的に4人掛けのゆったりした席が中心だ。ただ、繁忙期にだけ出す席なのか分からんが、ところどころ、背もたれのないパイプ椅子の席もある。席によって価格が変わる訳ではないのでどうせならゆったりした席に座りたいが、混雑時にはわがままも言えませんからな。
京樽ガーデンのテレビ画面は一方向についているので、座席によっては見づらいこともある。混雑時はなかなか自分の行きたい席に座れないかとは思うが、そうでなく、レースを見たいと思っているのであればポジショニングにはご留意いただく必要があるぞ。
さて。例によって座席にも追加注文用にかメニューがあるのでざっと目を通しておくことにしよう。
まずは食事系メニューだ。寿司や海鮮丼などが主流である。ところどころ白いシールが貼られて読めなくなっているメニューがあるが、これはこのとき提供されていなかったメニューだ。荷桁の訪問日はG1デーだったからか、行った時間帯の問題なのか、そもそもグランドメニューからはもう削除されてしまったメニューなのか、そのへんは定かではないが、白いシールが貼られているメニューは表のショーケースにもなかったので、基本的に提供されていないメニューなのかな。
裏面はおつまみ系のメニューだ。
ゆでたまご50円と言うのは何を狙っているのか分からないが、フライドポテト200円、まぐろイカ納豆350円、ちくわ磯辺揚げ350円というのは、この手合いの店にしてはそれなりに安い気がする。サイズ感的には1人用なんだろうが、それでもビールが高い中山においてはありがたい存在である。種類もそれなりにあるので、そんなに食べずに酒を中心にという方は案外この京樽ガーデンは狙い目かもしれない(最初のレジのところには焼き鳥1本100円なんつーのもあったはずだが、こちらのメニューにはないな・・・)。酒飲みの痒いところに手が届くよう、ネギトロ巻300円、寿司3貫350円なんつー、サクッと〆られるメニューもあるぞ。
ちなみにアルコールメニューはこんな感じ。光が反射してしまっていて見づらいウーロンハイ、レモンサワー、焼酎お湯割りはすべて400円です。
しかし、注目すべきは生ビール550円という価格設定だ。そう。中山競馬場は売店含め大抵のお店で生ビールの価格設定が600円超となっている。その中で京樽ガーデンだけが550円なのだ。荷桁は訪問時に生ビールを頼まなかったのでその大きさがどうなのかはよく分からないで何とも言えないが、おそらくグラス(サワーなどと同じ大きさの)ビールと推測する。
さて。荷桁が訪問時にビールを頼まなかったという部分で察しのいい方はお気づきかもしれないが、荷桁はこの京樽ガーデンで朝メシを食ったのである。
実は朝メシどきに店の前をウロウロしていたら、京樽ガーデンの朝定食メニューが表に出ていて、これがまた通常メニューに比べるとけっこう値打ちがありそうなラインナップだったので試してみることにしたのである。AとBで迷ったのだが、ボリュームを重視して朝定食Aをチョイスしてみた。今思えばBををビールと一緒に注文してもよかったかもしれんな。
そして出てきた朝定食Aがこちら。おお。だいたいこの手合いの店は食品サンプルよりも実物がショボいケースが多いが、これはそんなこともない。っていうか、マグロの玉子とじ丼なんて、思ってたよりずっとしっかりしているぞ。これはいいのを見つけてしまったかもしらん。
まぐろの玉子とじ丼は朝定食にしてはごはんも多くボリューミーな感じ。関東らしく甘辛い味付けなので、関西の方はしょっぱく感じてしまうかもしれないが、濃い味好きの荷桁としてはメシが進んでちょうどいい感じ。まぐろも思ったよりパサパサしておらず、フツーに美味。腹も膨れるし、手抜き感もないし、これは値打ちがあるぞ。
うどんはまあ無難なうどんという感じ。これも思いっきり関東風の濃い目のつゆなので、その部分で好き嫌いはあるかもしれないが、まあ無難に美味しいうどんであった。まあ食品サンプルとほぼ同じなので文句のつけようがありませんな。
とりあえず、こちらの朝定食、炭水化物セットなのでダイエット中の方にはあれかもしれんが、ボリューム感もありクオリティーもけっこうなもので、なかなかよかったですぞ。競馬場のレストランというのはお客さんが少ない時間帯に人を呼び込むべく朝メニューに力を入れているところが多い。もちろん、テキトーな朝メニューでけっこうな値段を取っているお店も多いのだが、わりと値打ち感があるメニューを出しているお店もちょいちょいある。朝イチのレストラン・食堂も要注目ですぞ。
ってなわけで中山競馬場の京樽ガーデンでございました。これでいったん中山競馬場のグルメの話は一区切りとしたいと思いますが、次回、もう1本だけ中山競馬場レポートをば・・・。
>>中山競馬場レポートその55へ
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