日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 中山競馬場 > 中山競馬場 その40 ~中山競馬場 グルメ 銀座ライオン・マツヤサロン・アターブルマツヤ~
中山競馬場の指定席フロアのレストラン、マツヤサロン
*中山競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は中山競馬場レポートその1からどうぞ。
中山競馬場レポートもとうとう40回目になってしまいました。まだまだ頑張りますのでよろしくお願いいたします。
またしても中山競馬場グルメの話なのでございますが、今回は指定席エリア内のレストランをご紹介いたします。指定席エリア内に入らないと利用できないお店と言うと何やら豪華そうな雰囲気が漂いますが、実際はどうなっているのかというところをじっくり見ていきたいと思います。
さて、毎度のおことわりですが、中山競馬場のグルメ全般については中山競馬場レポートその31にてざっくり語っておりますので、そちらをお読みの上で今回のレポートもお読みいただけますと話が早くてありがたいところです。
それではまいりましょう。中山競馬場の指定席エリアグルメです...
いまいちど、中山競馬場のレストランを整理しておこう。
今回ご紹介する指定席エリアのレストランは3階の銀座ライオンと4階のマツヤサロンだ。ほかのレストランについては階を問わず、一般のお客さんでも利用可能なレストランである。余計なお世話かもしれないけど、こうした看板でもそれが分かるようにしておいたらいいのにね。
まずは3階の銀座ライオンから見て行くことにしよう。さすがは指定席エリアのレストランだけあって、幾分豪華な外観である。
銀座ライオンはご存知の方も多いと思うが、サッポロビール系列の株式会社サッポロライオンが運営しているビアレストランである。この「銀座ライオン」の屋号で全国的に出店しているので中山競馬場に限らず利用したことがある方もいることだろう。
この中山競馬場のお店も生ビールとおつまみ、そして食事が楽しめる、正統的なビアレストランになっている。
メニューもなかなか豊富である。ビールはもちろん、サッポロ系で出しているビール以外の飲み物もたくさん置いているので、ビールが苦手という方でも心配はご無用だ。ただし、のちほど詳しくやるが、ビールは品質がいいためか、ほかのお店よりやや高めの価格設定になっているのでご注意ください。
食事メニューについては指定席だからと特別お高い感じでもない。ここまでご紹介してきたレストランと同じく1000~1500円くらいの間でランチが楽しめると考えておけばよい。ものによっては一般席のレストランより割安だったりもするぜ。
お店の中はいかにもビアレストランという感じで、シックな雰囲気になっている。何となく個人的なイメージとして、ビアレストランというと窓がなくて薄暗い印象があるのだが、このお店は外光も取り入れた作りになっているので、開放感もある。ビールを飲みながらのんびりするには持って来いの空間であろう。
ライオンで提供されているフードメニューはこんな感じだ。
イチオシはハンバーグ、海老フライ、ウインナー、唐揚げのプレートにライスがついた、ライオンプレートである。お値段は1380円だが、まあ競馬場の相場を考えれば決して高くはないだろう。ほかはカツ丼やハンバーグランチが1000円強で供されているので、お好みで選んでいただければよさそうだ。
おつまみも枝豆やウインナーの盛り合わせなど比較的スタンダードなものが並んでいる。おでん盛り合わせ620円というのがわりと高く感じるのだが、いったいどんな内容なんだろうか・・・?
一方飲み物のメニューはこんな感じ。
看板メニューとも言えるサッポロの生ビールは、グラスで610円、中ジョッキで860円、大ジョッキで1050円となっている。エビスは黒やハーフ&ハーフも含めてグラス590円、ジョッキ1020円だ。周辺のお店のビールよりは割高な価格設定だがまあ中身を考えれば致し方ない部分なのかもしれない。たくさん飲める方は大ジョッキを頼むのが何となくお得な気がするのう。
荷桁はここではエビスのハーフ&ハーフをジョッキでいただいた。
まあ、これがマズイ訳はなかろう。五臓六腑に染みわたる美味さであったぜ。
ってなわけでちょっといいビールが飲みたくなったら銀座ライオンがおススメだ。席数も多いしゆったりできることだろう。ビアレストランというと男性のイメージがあるが、荷桁の訪問時は女性二人連れもビールを楽しんでいた。女性の方も臆することなく利用してみてくれたまへ。
さて、お次は4階のマツヤサロンを見ていこう。
見よ、この外観。いかにも指定席フロアのレストランといった感じではないか。テンションが上がるぜ。
マツヤサロンは百貨店でおなじみの松屋のグループ企業である「株式会社アターブル松屋」が運営しているレストランだ。牛丼の松屋とは関係がないのでくれぐれも気をつけてくれたまへ。
もともと同社は百貨店の松屋でレストランを運営していた会社で、現在は都内に複数の結婚式場をやっているなどしており高級レストランの運営には強みがある。同社の沿革によると中山競馬場にこちらのマツヤサロンをオープンしたのは1989年のこと。それ以来30年近く中山競馬場に存在しているお店である。
くどくどと申し上げたが、要するにかなりしっかりしたレストランが入っているということを認識していただければOKだ。
そんなマツヤサロンのメニューは洋食系が主体だ。
ビーフシチューセット2050円、ハンバーグステーキセット1950円、蟹クリームコロッケセット1950円、うどん御膳1900円など主要メニューは2000円前後のものが多い。カツカレー1580円、パスタセット(1580円と1630円の2種類)、本日のライスボール1580円など1500円前後のメニューもあることはあるが、それでもなかなかのお値段だ。
まあ、松屋銀座のレストランで同じようなものを食べたとしても同じくらいはするだろうから、不当に高いというわけではまったくないのだが。
一応、日替わりのランチもあるようで1890円で供されていた。
「ビーフ ア ラ クレーム ベジタブルブイヨンと卵スープ」と札があるが、びーふあらくれーむとは一体全体何ぞや?という感じである。あらくれーむは語感的にフランス語っぽいが、頭には英語のビーフとついていておかしくはないんだろうか?などといろいろな疑問が渦巻いてくる。まあ、その辺は深くツッコまないほうがよさそうなので、身なりは悪いがひとまず店内に入ってみることにした。
マツヤサロンの内観はこんな感じだ。見てのとおり豪華な雰囲気を漂わせている。間違っても焼酎片手に他場の中継に向かって叫ぶような雰囲気ではないから注意してくだされ。そういうのは下辰とか和可奈でやるんだぞ(おい)。
店内には一般のお客に加えてきちんとした身なりの馬主さんもけっこういて、競馬関係者筋の噂話などに花を咲かせている。ここで食事をすると思わぬ裏情報がゲットできるかもしれないぜ(ちなみに荷桁訪問時は某有名ダート短距離牝馬の預託時の裏エピソードなどが耳に入ってきた)。
ちなみにマツヤサロンの一部のテーブルからはこのようにパドックを見下ろすことができる。
入店時にどこに座ろうかと迷っていたら「ここならパドックも見えますよ!」と店員さんにオススメされてここに座ってみたのだが、まあこの程度なのでそこまで期待はしないでくだされ。もちろん、何も見えないよりは楽しいのは間違いありませんが。
どれにしようか迷った挙句、荷桁はシェフおすすめランチをいただいた。ビーフ ア ラ クレームなんつー洒落たもんを食すのはもちろん人生史上初である。
ググってみると牛肉のクリーム煮という意味のようである。エビフライもついて、何ともうまそうだ。
一口食べてみるとびっくりするほどウマイ。煮込み部分(貧乏くさい表現で申し訳ない)はかなりコクがあり濃厚な味わい。タルタルソースのついたエビフライもいいアクセントとなり、えげつないくらいメシが進む。
さすがはシェフのオススメだけある。日替りメニューなので常にあるとは限らないが当たりメニューを引くことができた。うまかったです。ごちそうさまでした。
最後にアターブルマツヤを紹介しておこう。4階のもっとも4コーナー寄りのスカイルーム内にあるお店だ。スカイルームについては中山競馬場レポートその26にて詳しくやっているのでそちらをご参照いただきたい。
先ほどのマツヤサロンの部分をお読み頂いた方はピンときていると思うが、これも名前のとおりアターブル松屋株式会社の系列である。こちらは1990年からやっているそうな。
キリンズバーを名乗っているだけあってビールやウイスキーなどドリンク類が充実しているが、一部カレーや焼きそばなどの食事メニューも置いているようだ。カレーは600円。ここまでご紹介してきた指定席のお店に比べればかなりお安いので、食事にはさほどこだわらないという方はさくっとここで済ませてしまうのも手である。
お店の外観はいかにもバーという感じでよい雰囲気だ。スカイルーム利用者はもちろん、それ以外のお客さんもお気軽に利用くだされ。
さて、いかがでしたでしょうか?指定席内のレストラン。それっぽい雰囲気のお店もありましたが、そういう部分を楽しむのも指定席の醍醐味(?)かもしれませんので、是非興味がある方は足を運んでみてくだされ。
さて、次回は指定席の中でもさらに上の階であるゴンドラ階のグルメについてご紹介してまいります。
>>中山競馬場レポートその41へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
札幌競馬場 その1 ~北のシティ競馬~
福島競馬場 その1 ~福島上陸~
新潟競馬場 その1 ~夏の新潟は競馬と冷酒で~
帯広競馬場 その1 ~富良野をぬけて帯広へ~
浦和競馬場 その1 〜南浦和からバスでアクセス〜
川崎競馬場 その1 ~鉄火場シティ川崎~
大井競馬場 その1 ~大井町競馬場ではありません~
福山競馬場 その1 ~私的福山競馬史~
ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜
ペナン競馬場 その1 ~再びマレーシア競馬へ~
*中山競馬場に関する記事は以下にもあります。
中山競馬場 その1 ~アクセスに難あり~
中山競馬場 その2 ~思えば徹夜もしたもんだ~
中山競馬場 その3 ~これぞナカヤマパラダイス~
中山競馬場 その4 ~それでも人は中山へ~
中山競馬場 その5 ~中山競馬場をあらためて~
中山競馬場 その6 ~中山競馬場 アクセス 西船橋からバスで行く~
中山競馬場 その7 ~中山競馬場 アクセス 船橋法典駅を利用する~
中山競馬場 その8 ~中山競馬場 アクセス 東中山駅から歩く~
中山競馬場 その9 ~中山競馬場 アクセス 東中山駅から歩く(上級者編)~
中山競馬場 その10 ~中山競馬場 駐車場~
中山競馬場 その11 ~中山競馬場の正門・南門・中央門~
中山競馬場 その12 ~けやき公苑~
中山競馬場 その13 ~中山競馬場の正門付近にあるモノたち~
中山競馬場 その14 ~中山競馬場 パドック~
中山競馬場 その15 ~中山競馬場のグランプリロード(はなみち)~
中山競馬場 その16 ~ウイナーズサークルとスタンド外観~
中山競馬場 その17 ~芝スタンドと南門周辺~
中山競馬場 その18 ~ベンジャミンプラザとターフィーショップ~
中山競馬場 その19 ~スタンド地下1階の様子とシニアサロン~
中山競馬場 その20 ~スタンド1階の鉄火場感~
中山競馬場 その21 ~スタンド1階 ATM・手荷物預かり・メディアホールほか~
中山競馬場 その22 ~スタンド2階とUMAJO SPOT~
中山競馬場 その23 ~スタンド屋外 一般席~
中山競馬場 その24 ~中山競馬場の指定席~
中山競馬場 その25 ~中山競馬場 3階A指定席、B指定席、キングシート~
中山競馬場 その26 ~中山競馬場 4階A指定席、ナッキーボックス~
中山競馬場 その27 ~中山競馬場 ゴンドラ指定席~
中山競馬場 その28 ~中山競馬場 内馬場投票所~
中山競馬場 その29 ~中山競馬場の公園 緑の広場~
中山競馬場 その30 ~中山競馬場 もうひとつの内馬場 旧・こどもの広場~
中山競馬場 その31 ~中山競馬場 グルメ~
中山競馬場 その32 ~中山競馬場 グルメ 梅屋とメトロ~
中山競馬場 その33 ~中山競馬場 グルメ 下辰と和可奈~
中山競馬場 その34 ~中山競馬場 グルメ ピザーラ・ドマーニ・はなまる屋~
中山競馬場 その35 ~中山競馬場 グルメ 三幸・スリーエイト~
中山競馬場 その36 ~中山競馬場 グルメ 鳥千のチキン・吉野家・モスバーガーほか~
中山競馬場 その37 ~中山競馬場 グルメ どみそ・ちりめん亭・パドックV~
中山競馬場 その38 ~中山競馬場 グルメ 寿美家・コックドール・京樽ガーデン~
中山競馬場 その39 ~中山競馬場 グルメ ぎんざ神田川・いなば和幸・スターアイル~
中山競馬場 その40 ~中山競馬場 グルメ 銀座ライオン・マツヤサロン・アターブルマツヤ~
中山競馬場 その41 ~中山競馬場 グルメ ゴンドラ指定席の京樽たち~
中山競馬場 その42 ~中山競馬場 グルメ 耕一路のモカソフト・その他売店たち~
中山競馬場 その43 ~中山競馬場 グルメ 内馬場のG1焼き・銀だこ・丼やらぐぅ他~
中山競馬場 その44 ~それでも俺は中山へ~
中山競馬場 その45 ~オケラ街道をゆく 西船橋まで徒歩で帰る~
中山競馬場 その46 ~オケラ街道をゆく 下総中山駅まで徒歩で帰る~
中山競馬場 その47 ~中山競馬場 アクセス 船橋法典駅から正門まで徒歩で行く~
中山競馬場 その48 ~中山競馬場 リニューアル 2018~
中山競馬場 その49 ~中山競馬場 指定席 リニューアル~
中山競馬場 その50 ~中山競馬場のセブンイレブン~
中山競馬場 その51 ~中山競馬場 グルメ 築地銀だこ・ファーストキッチン~
中山競馬場 その52 ~中山競馬場 グルメ 福麺~
中山競馬場 その53 ~中山競馬場 グルメ コックドール~
中山競馬場 その54 ~中山競馬場 グルメ 京樽ガーデン~
中山競馬場 その55 ~中山大障害の内馬場観戦スポット~
PR
ブログ内検索
カテゴリー
最新記事
(10/22)
(08/15)
(08/14)
(10/23)
(10/22)
プロフィール
HN:
荷桁勇矢
性別:
男性
職業:
若隠居
趣味:
逃げ
このブログについて
このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
連絡先:
nigetayuyaあっとgmail.com
ツイッター:
https://twitter.com/YuyaNigeta
note:
https://note.mu/nigetayuya/
Flickr:
http://www.flickr.com/photos/nigeta/
競馬本紹介ブログ始めました。
荷桁勇矢の競馬本ガイド
競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
連絡先:
nigetayuyaあっとgmail.com
ツイッター:
https://twitter.com/YuyaNigeta
note:
https://note.mu/nigetayuya/
Flickr:
http://www.flickr.com/photos/nigeta/
競馬本紹介ブログ始めました。
荷桁勇矢の競馬本ガイド