そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

中山競馬場　その１６　～ウイナーズサークルとスタンド外観～

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中山競馬場のメインスタンド外観

＊中山競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は中山競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて、今回も中山競馬場レポートを続けていきたいと思います。

　ここまでパドックやらグランプリロードをご紹介してまいりましたので、今回はその流れで屋外を見ていこうかということで、中山競馬場のメインスタンドのまわりをぐるりと見ていければと思います。

　主には中山競馬場のメインスタンドのざっくりした外観と、実際にレースを見ることが多いであろうスタンド前のスペース、そしてレース後に賑やかになるウイナーズサークルの順でご紹介していければと思います。このところ淡々としたあまり面白くないレポートが続いておりますが、そのあたりはあしからずご了承ください...

　さて、っつーわけで中山競馬場のスタンドである。午前中、第一レース前の爽やかな空の下で撮影した写真だ。

　うーむ。こうしてみると中山とは思えないくらい美しい競馬場である（失礼）。朝日に実に映えている。もっとも、朝イチのこの時間帯は「競馬場ってキレイ！今日も楽しむぞ！」という爽やかな気分でいっぱいなのだが、だんだん時間が経ってくるにつれてアルコールが入った虚ろな目で、場外の京都や阪神の映像に向かって「差せ！ゴルァ！！」などとシャウトしてしまうんだよなあ。なんでだろうなあ・・・。

　中山競馬場のメインスタンドはこんな感じだ。小さいスタンドとは言わないが、あまり屋外席が充実しておらず、入場料だけで入っているお客にとってはお世辞にも快適なスタンドとは言いづらい。雨が降ったりしたらほとんどの席が雨ざらしである。そういう意味では京都競馬場のスタンドは非常にありがたいのだが、まあ中山にそれを求めるのも酷というものか。

　かような状態なので、雨が降っている日で大きいレースの日などはけっこう大変な観戦になってしまうので気を付けた方がよいだろう。　

　スタンド前のスペースはそれなりに広いので、晴れていればひとまず快適に観戦ができることは間違いない。少し傾斜もついているので、身長が極端に小さかったり、前にバカでかい人に立たれたりしない限りは、まあ問題なくレース観戦ができると思っていただければと思います。競馬場だから当たり前といえば当たり前なのですが・・・。

　こんな感じで、ダートも芝もまあ、問題なく眺めることができる。

　せっかく競馬場に来ているので、こちらのスタンド前の走路で楽しく観戦してくだされ。

　

　ちなみに、４コーナーの方には芝生のコーナーもある。のんびりシートでも敷いて眺めるという場合なんかはこちらもこちらでアリである。

　とは言ってみたものの、有馬記念のような大レースではこのようにスタンド前もパンパンになってしまうことも多々ある。ゴールドシップ引退レースにもなった２０１５年の有馬記念は混み過ぎて人がドミノ倒しになるような有様であった。荷桁のような２０代男性（当時）でさえ、人の下敷きになって左ひざを捻り、半月ほど痛めてしまったほど過酷な観戦環境だったため、小さなお子様や高齢者、体に不調がある方はこうしたレースの際にスタンド前で観戦するのはリスクがある。

　もちろんG1であっても問題ない年やレースもあるのだが、逆に年によって問題なかったり、問題があったりするので無責任に「俺の経験上は大丈夫」などと言う人もいるだろうから、なめてかかってしまい、かえって危険な可能性もある。まあ、自己責任なので荷桁からとやかく言うことではないが、充分に用心してください。

　ちなみに、グランプリロードのところでも少し述べたが、かつて中山競馬場には「クリスタルコーナー」というスタンドが第一コーナー寄りにあったが今はなくなっている。写真でいうとスタンドの奥の方に少しコースに向けて角度がついている一画があるが、そこがクリスタルコーナーだ。

　拡大をしたのがこちら。

　このようにそれなりの収容能力を誇っていたのだが、時代の流れか、現在は取り壊されて、その跡地はグランプリロードや検量室となっている。

　よく、中山競馬場は狭いからもっとスタンドを大きくした方がよいだとか、新しいスタンドを作った方がいいんじゃねえかと宣う人がいるが、これは叶わぬ願いで、事実関係だけをはっきり言ってしまうと「あったけどぶっ壊してしてまった」のである。ということでもし中山競馬場が狭いと感じている方がいれば、競馬ファンの足が遠のくのを期待するしかないのである。悲しいかな。

　さて、話題が暗くなってしまったので、テーマを変えよう。

　写真は中山競馬場のウイナーズサークルだ。そう、スタンドの前と言えば忘れてはならないスポットがウイナーズサークルである。中山競馬場のウイナーズサークルはゴール板よりやや１コーナー寄りにある。コースの脇にあるし、たどり着けない人はおらんだろう。

　当たり前すぎる解説で恐縮だが、中山競馬場でもレースに勝った馬はこちらのウイナーズサークルにやってきて、関係者そろっての記念撮影とあいなる訳である。