そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

佐賀競馬場　その９　～佐賀競馬スタンド２階へ続く空間～

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佐賀競馬場スタンド

＊佐賀競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は佐賀競馬場レポートその１からどうぞ。

　どうも荷桁です。

　さて、ややマニアックな視点で佐賀競馬場のスタンドをお送りしております。これからもマニアックの度合いを強めて佐賀競馬場のスタンドを丸裸にしていければと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

　前回は１階スタンドを中心にご紹介をしてまいりました。今回も１階スタンドを少しまわったのちに、２階スタンドへと向かいたいと思います...

　前回、ご紹介しきれなかったが、佐賀競馬場の１階スタンドで荷桁が萌えたのは、こちらの配管の妙。

　大井競馬場でも触れたが、競馬場建築はときどきこうしたファンキーな配管が拝めたりするので非常にマニアックなエクスタシーを感じることができる。

　何やら、冷媒管とドレン管というものがメインのようで、ところどころ、その表記がある。

　冷媒管　＝空調（空気調和）器の室内機と室外機をつなぐパイプ。
　ドレン管＝冷暖房機器（エアコン）の結露水などの排液を排水するパイプ

　のことである。

　こういうのが好きな人は、佐賀競馬場の天井を見ながら歩いてみるといいかもしれないぞ。それをしていて恐いおじさんにぶつかってしまって、ギッタンギッタンにされてしまっても、それは自己責任でお願いしたいところだが。（っつーかギッタンギッタンっていう表現が懐かしいな。自分で使ってて言うのもなんだけど。）

　さて、１階を堪能したら、２階へ上がろう。佐賀競馬場はなかなか複雑な構造なので、２階へはいろいろな行き方があるのだが、そこそこ人通りがあるパドック裏の階段を利用することにしよう。

　ここには妙にだだっぴろい空間が広がっている。

　この空間から上の階にいく手段もいくつかあるので、ちょっとややこしい踊場だ。

　ここはパドックが見やすい場所になるので、レースが始まるとこのようにやや賑わいを見せる空間である。

　競馬オヤジにまじって窓辺にたたずめば、あなたも立派な佐賀競馬の常連である（見た目だけは）。

　おお、これは。以前のレポートでもご紹介した観音様である。

　
　何も知らない方はぎょっとするかもしれないが、佐賀競馬場には突如としてスタンドにこのような観音様が現れるのである。

　
　民間信仰くさいお供え物や備品が並ぶ。設置されたいきさつなど詳細は一切不明だが、妙に大事にされている感がある観音様だ。

　ちょうど、２階へと続く階段の脇にあるため、通りかかったら拝んでいくといいだろう。

　前回そのままのお姿で、相変わらず馬券オヤジたちの破滅へのカウントダウンを優しく見守っておられる。実に神々しいお姿だ。軽く一礼して、馬券がうまくいくよう祈願する。

　ふつう競馬場内にある宗教的な施設というと、馬頭観音あたりが関の山だが、このような名前もよく分からない信仰の対象があるのは非常に興味深いところである。ちょっとしたミステリーだ。

　二階に行く道中だけでえらく時間がかかってしまったな。

　以降は次回にまわすことにしよう。