そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

園田競馬場　その１８　～園田競馬場グルメその２　西宮　つるまるほか～

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園田競馬場　西宮

＊園田競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は園田競馬場レポートその１からどうぞ。

　さて、園田競馬場グルメの続きとまいりましょう。

　前回は、明石屋、西ホルモン、園田屋など競馬場の中でも最も西にある食堂たちをご紹介しましたが、２回目の今回は一転して、競馬場の中で最も東にあるお店たちをご紹介してまいります...

　競馬場の食べ物のお店というと、腰を据えて食べる食堂、注文してから近くにある立席で食べるフードコート系、適当に買って適当に食べる売店とがあるが、園田競馬場ではいわゆる食堂タイプのお店が多い。

　中高年の常連たちには、食堂を本拠地にして、外の売り場で馬券を買ってきては、店内のテレビでそれを観戦して、ワイワイ言いながらダラダラ酒を飲むという楽しみ方をしている方もそれなりにいる。荷桁も競馬場に行くと１～２時間ほどは、そういう楽しみ方をすることが多い。これは園田競馬場の酒の価格が比較的安いというのもあると思うが、まあ酒飲みの競馬の楽しみ方としてはよくあるパターンである。

　そうなってくると、腰を据えて酒を飲むわけでもないからさくっとメシが食いたいんだという方々や、酒は飲みたいけどパドックやレースを見ながら紙コップで飲めればいいんだよ、という方々の受け皿が必要となるのは、これ至極当然のことである。

　これからウロウロする競馬場の東側、東入場門近くには、そんな方々の期待に応える、テイクアウト・フードコート系のお店が充実しているのだ。

　まずご紹介するのが、こちらの西宮である。

　いかにも園田らしいというか関西の下町にありそうな雰囲気のお店で、テイクアウト系のお店の中では最も存在感があるお店だ。

　扱っている品目は多岐に渡っている。ホルモン焼き、焼きイカなどの焼きもの、お好み焼き、チジミなどの粉もの、そのほか、ゴボ天、厚揚げ、焼きもちなどもあり、イマイチ統一感がないのもまたご愛嬌だ。

　店員さんがけっこういるが、総じて愛想がよくないのがこの店の特徴。また、担当メニューによりきっちり分業制が取られており、それぞれの担当者に対して注文をする必要があるので注意。

　もっとも名物的な存在が、こちらのホルモン焼き。これで１００円なり。

　ホルモンの中でもいわゆるよく食される胃腸系の部位ではなく、その他の臓器の肉と思われる。何となくマメ（腎臓）か何かだと想像するが、どうなんだろうか。普段より臓物を常食している荷桁でさえどこの部位だか確証が持てないという謎ホルモンである。

　味はタレの味付けが効いているのでビールには非常に合う感じ。わりとネットでは評価されているし個人的にも嫌いではない味なのだが、冷静に分析すると部位が部位なので、賛否は分かれる食べ物だろうなとは思っている。まあ、１００円という値付けだし腹が膨れるような量でもないので、気になったらとりあえず食べてみて、もし気に入ればまた買えばいいし、イマイチだと思うのであればそれはそれで好み、くらいのスタンスで望むのがいいだろう。

　一方、比較的万人受けしそうな味なのが、焼きもちである。これまた１００円。

　ご覧の通り、丸餅を焼いてタレをつけたシンプルな食べ物だがこれがなかなかどうして美味い。

　過去に実家で食べたような醤油と砂糖の甘辛い味付けになっており、ほっとする感じである。間食におススメの逸品だ。

　
　西宮から少し西に行くと、３軒のお店が連なっている一角がある。

　３軒とも、いわゆるフードコートのように店の前に置かれた立食用のテーブルで食べることができ、さくっとメシを食べたい方には重宝する一画だ。

　

　ＪＢＣ開催時の０８年にえいやと整備された一画で、お店の雰囲気や、立食用のテーブルも小奇麗なので、若い女性や学生風の利用が多い印象だ。もちろん、競馬オヤジもたくさんいることはいるが・・・。

　この一画は園田独自のお店というよりは、外部で実績のあるチェーン系のお店が入っているのも特徴だ。

　代表的なのはこちらの「つるまる饂飩」。大阪の大手外食企業であるフジオフードシステムが関西を中心に展開しているうどんのチェーン店だ。

　つるまるは関西以外の方にはあまりなじみがないかもしれないが、大阪市周辺ではかなり店舗数も多くポピュラーなお店で、荷桁も行動範囲内にお店があるため多い時はほぼ毎日通っていたほどのヘビーユーザーである。東京でいうと富士そば的なポジションとでも言おうか。ちなみに、フジオフードシステム自体は、串家物語、かっぽうぎ、○○食堂（○○には地名が入る）などを展開しているので、利用したり、見たことがあるという方は全国にもそこそこいると思われる。

　好きなうどんを注文して、おにぎりや天ぷらを頼むと言う、香川的なシステムのお店。まあ、現代人であれば戸惑わずに注文することができるであろう。

　先述のように、荷桁は普段よりつるまるのヘビーユーザーなので、わざわざ園田競馬場まで来て食べんでもよかろうという心理が働き、当地ではつるまるを食したことはない・・・。

　ただ、つるまるのうどんは立ち食いにしては非常に美味い（特にダシ！）ので、もし他地区からお越しの方がいらっしゃったら、食べてみるもの一興でっせ。

　つるまるのお隣は「さかえ」。いか焼きや焼きそばなど、いわゆる粉もんのお店である。お酒が充実しているので、それを目当てに利用することが多い。というより、ここでは食事をしたことがありません・・・。

　ちなみにこのお店はここ数年でわりと屋号が変わっているのも謎。豊房は大阪市内にあるお好み焼き屋なので、豊房から咲やに変わった時に経営母体が変わったのかもしれない。咲やからさかえへの変化は正直よく分からない。メニューの写真も同じものを使っているし・・・。

　最後にご紹介するのは、そのだカレー。

　ここも昔はＴＦカレーと言う屋号であったが、いつの間にやらそのだカレーに変わっていた。（ＴＦというのはもしかして豊房だったりするのかな？）

　ＴＦカレー時代に一度利用したことがあるが、無難に美味かった印象がある。また今度行ってみた時には利用してみようかしら・・・。

　ってなわけで、今回は競馬場東寄りのお店たちを紹介してまいりました。いわゆる食堂系には入りづらい・・・というタイプの方には重宝するお店たちかと思いますのでお越しの際には是非ご活用を。

　さて、まだまだしばらくはグルメの話を続けてまいります...